2009-12-31

ご挨拶

8月4日にGMailをいじっていて始まってしまった本ブログも投稿が160回目となりました。少しづつ慣れてきて、なんとかほぼ毎日できました。ひとえに読者の皆様のお蔭であると感謝しております。皆様も良いお年をお迎えください。また、来年も精進して参りますので、引き続きよろしくお願い申し上げます。このお正月には、おせちや、カレーや、テレビに厭きた時、あるいは初詣の電車の時間待ちの時などにアクセスいただけると嬉しく思います。

なお、以下使用上の注意をご一読いただけますと幸いです。
  • お疲れの時は特に「なごむ」ラベルでさらに脱力してください 
  • 平静時には「暮らす」ラベルがお勧めですが、多分どのラベルでも良いでしょう
  • 元気な時に「統べる」ラベルを読まれるとさらにハイになって大変危険です

2009-12-30

つきたての餅

昨日行きました、水圧で汚れを落とす洗車の後、近くにある行きつけの生鮮激安店に。

最近の年末は息子から梅干婆と呼ばれている世帯主の元に帰って、その息子が頼んだお取り寄せおせち(今年も鮭のルイベとか有るのでしょうか)を食べに帰るので、別に食材を揃えておく必要は無いのですが、足が向いてしまいました。

全長40cmで太った白菜、豪産牛バラブロック520g、坦々ごまみそ鍋スープ4人前x2、春雨5束、切り餅1kg、イカの甘口塩辛、バナナ8本、やきそば麺x4、ちくわ10本、木綿とうふx2、乾燥ゆば、で、〆て2,000円強でした。

年末なので、というのは牛バラブロックと切り餅の2アイテムです。帰ってから早速この前「ためしてガッテン」で観たパック餅をつきたてに変身させる方法を試しました。2片の切り餅は溶け出し、2つ落とした純白の目玉焼きの様相を呈しましたが、番組で見たとおり美味しくつきたてに変身しましたので、きな粉と黒糖でまぶしました。でもきな粉も黒糖も長期間使っておらず変質してたようです。これはいかん!と直ぐに水で洗って、醤油と海苔に巻き変え事無きを得ました。

調味料を含めた食材のチェックはちゃんとしましょうね。

2009-12-29

6億円

首相が6億円税金を払ったようですね。いくつか疑問が沸きましたので書き留めておきます。
  1. どうやって払ったのか?
    筆者は庶民なので、払込伝票を発行してもらって税務署あるいは金融機関で払い込むんだと考えるのですが、”一箇所”の金融機関に6億の預金残高ないしは、長さ6mの諭吉のべ棒(札束とは呼べません)が箪笥に預けられているかのいずれかになります。現実的には、セレブ系首相ですから、予め金額の提示を受け、小切手にしておいたりしたのでしょうね。

  2. 延滞金利はどうなったのか?

  3. 捜査の費用は誰が負担するのか?

  4. 来年の納税時期に納税者が本件をどう思い出すのか?
2.と3.は合計して6億円に対する比率を表示してもらいたいものです。

2009-12-28

パトロネージュ

昨日は午後から友人と喫茶店で馬鹿話をしてきました。友人紹介の1年前にできたその店は、ブレンド(コーヒー)がおいしく、帰り道にこんなやり取りになりました。

  • 筆者 「いやあ、美味しかったね」
  • 友人 「そうそう、この前初めて行ってそう思った」
  • 筆者 「店の造りも良いんだけど、俺が知っているそういう店ってみんな潰れちゃうんだよな」
  • 友人 「俺は脱サラって見てるけど、ああいう店は客が回転しないから儲からないんだよな」
  • 筆者 「そうだろうな」
  • 友人 「ああいう店は趣味でないとやってられないよな」
  • 筆者 「じゃ、脱サラだとしたら大変じゃん」
てことで、コーヒーが美味しくて居心地の良い喫茶店は、もうちょっと高くても良いですよ。と言うか長くいる時は追加で注文しましょうね。無くなっちゃったら困りますからね。って、夜のお店と同じ論理になってしまいました。皆さん、パトロネージュ はやっぱり大切ですよ。

2009-12-27

豚肉の生姜焼き

以前テレビの時短なんとかという番組で見たレシピで作ってみました。

フライパンに油を敷いて豚肉を炒め、ジンジャーエールと醤油を目分量で入れてちょっと煮詰めて、全工程 2分ぐらいでできました。胡椒とか何も入れてませんが、はっきり言って美味しいです。初体験でジンジャーエールの量が多く、糖分有り過ぎでちょっと甘口でした。清涼飲料水って冷やしているから感じないのか、その糖分はかなりのものだということも判りました。

読者の皆さんも一度騙されたと思って作ってみてください。

2009-12-26

報酬制限

金融庁が欧米の真似をして金融機関の役員報酬を制限する監督指針を策定しました。G20合意の指針に沿ったとのことですが、やっぱりこんなことまで指図されるというのは、銀行を始めとする金融機関が官公と同類であるということの証なのでしょう。報酬自体の平均値からの偏差は、特に日本は米国などと較べると大したことはないのですが、社会主義的なこの国に見られる悪平等の精神に沿った対応になるのでしょうね。

デリバティブで解りにくくした上に不正(スレスレの)業務遂行を続けて大金を手にする欧米の金融トップや、個人や中小企業を小馬鹿にした接客で調達コストゼロの金を勿体つけて貸し渋る日本の銀行小役人のいずれも報酬制限されて喜ばない人はいないと思います。

それにしても、メガバンクの親であるファイナンシャルグループとやらの1兆円を超える増資(しかもDilutionで株主に大迷惑)の大半は、「狭義の中核的自己資本(コア資本)」を高めるとの建前で、国債に回り、貸し渋りは相変わらずということなのでしょうね。予算が決まった今、当然政府はここを狙っているに違いありません。

2009-12-25

大きいお婆ちゃん

101歳のお婆ちゃんは決して大柄なのではなく、大きな家族の長なのでしょう。

NHKで山形の5世代家族を見ました。このお婆ちゃん「只者でない」とナレーションが入ったように、玄孫の危機に走るは、泣けばおんぶするは、で、いつも笑っています。梅干はご飯にのせて、すりおろしニンニクは味噌汁に入れて、飲酒と昼寝とともに毎日欠かさないそうです。

全員明るい素晴らしい一家ですが、それはこんなに良い所に住んで、さらには農業に従事しているからなのでしょう。邪悪な心など一切持ちようが無い環境で、そこにずっと住んできた家族が自分以外4世代というのには本当に敵いません。

わが身を振り返りますと、郊外の実家に母親を一人で住まわせて、自らは街に住み… と思い出して電話したら、余りテレビを観ないはずなのですが観ていました。そう言えば山形の一家ではペットは飼っていませんでしたね。

2009-12-24

韮澤さん

やっぱりまた見ちゃいました、ゆうべのたけし司会の例の超常現象番組を。

韮澤さん、もう既にそこらへんのタレントより人気が有りますよね。大槻教授も韮澤さんの良さを引き出すように発言してくれています。やはり、何年も見続けるとみんな情が移るんでしょうね。取りあえずは人畜無害だし、笑いのツボも心得ているし。今回仲良くなれた石波さんを始め、沢山の著名人にも会っていますし、なかなかの行動力も持ち合わせた実力者だと筆者は見ています。しかし、かような抜け抜けのおじさんがかくも人気者となっていること自体が超常現象だと筆者は見てもいます。

2009-12-23

数字

1 は 0 の対比として有るかないかを表す以外に乗法の単位元として例外的な存在だし、0 はそもそも数字なのかどうかも疑わしいほど無意識に意識される数字です。2 以上で人気が有るのが 3 と 7 ではないでしょうか。その人気の理由は素数であることと多分非中国系の奇数偏愛だと思われます。筆者が良く通った賭博系のお店でも 3 と 7 はラッキーナンバーとして扱われることが殆どで、中にはこの二つの数字が三つ並ぶことに異常な興奮を示す人がいます。筆者はちょっとだけ脳汁が出ます。 でも、一般的には特に好みが無く、何か良いことが有った時に 3 とか 7 が関係しているとやっぱりラッキーなんだとか、ラックを期待する時には偶数だろうが何だろうが無理やりコジつけます。ロジックでなくコジです。ただ一つだけ意識しているのが3(年)という数字で、以前同棲期間の目安として述べましたように、人との関係や自らのアクティビティの区切りとして活用しています。3(年)≒1,000(日)というのが欧米のカンマ区切りに使われていることも何か影響しているのかも知れません。

2009-12-22

子ども手当

所得制限無しで決まりましたね。少子化に少しでも歯止めがかかれば良いですね。

でも、増えるだけで良いのでしょうか? こんな世の中にした責任を感じてか、どうも子どもに甘い親が多いようです。社会人になる若者を見ていても、いつまで経っても学生のままのです。一言で言うと、「ひ弱」以外の表現を思い付かず、明らかに逞しい途上国の若者に太刀打ちできるようには思えません。

以下のような2つの側面が見受けられます。
  1. とにかく自分では何もできません
    ・自ら学習する力が無く
    ・真似をしたらよい見本の大人すら見つけられず
    ・環境に働きかける勇気も無く
    ・言われてもテレが有るのかできません

  2. 言い訳が多い
    ・そういう親に育てられ
    ・自分の足りなさを棚に上げ
    ・すぐに人のせいにする
こんな特徴(パラサイトに通じる部分が多い)を助長するために26,000円/人・月が使われるのでしょうか?

2009-12-21

名古屋市民税 (2) 再議

再議となった名古屋市民税は22日にも河村市長原案どおりに可決の見通しだそうです。

書き忘れましたが、18日には同じ愛知県の半田市に先を越されました。実額ベースで見ると、へー、そんなもんか、という程度の金額ですが、これを県税に広げ、国税の所得税にも広げてもらいたいものです。以前書いたかも知れませんが、県税・市税は実は所得税であり、一本化するのが当然なのですが、一本化できないのは、パラサイトの雇用(or飼育)対策以外の何物でもありません。一本化できないなら、市レベルで減税率でもっと競争して、住民を引き寄せましょう。また、企業所得税も、全国一本ではなく、県か(未実現の道州)単位ぐらいで差を付けたらどうでしょうか。リーマンショックの後、税収が激減した自治体はいったいどうやりくりしているのでしょう。市のCDSとかが有れば面白いと思うのは筆者だけでしょうか?

2009-12-20

ユッキーナ

ゆうべマージャンしちゃいました。で、いつものとおりギャグ合戦となりました。

一人が、「大きな栗の木の下で~」と歌いだしたところで、もう一人が「ユッキーナ」と軽快に応じ、筆者が「え~? 優樹菜ちゃんってそうなの、見たの?」と続けました。この2人目は以前宇宙戦艦ヤマトの主題歌が発端でツボにはまった人で、今回も一番ウケがよく、手を叩いて喜んでくれました。

最近堅い話題が多いので、ちょっと息抜きで、という筆者の心遣いは読者の皆様に伝わりましたでしょうか?

2009-12-19

国債(3)

おとといの続きです。例えばこんな感じです。

日本(ひのもと)一族は、日本(ひのもと)国家(くにいえ)さん(故人)の長男の日本官(つかさ)さん一家と次男の日本民間(たみま)さん一家で構成されています。二家族だけで離れ小島に住んでいます。それぞれの家族構成は、官さん(55歳)一家が、75歳のおばあちゃん、50歳の奥さん、25歳の息子さんと20歳の娘さんの5人、民間さん(50歳)一家が70歳のおばあちゃん、45歳の奥さん、25歳の息子さんと15歳の娘さんの5人です。

官さんは国家さんから土地を相続したお蔭で民間一家から土地利用の手数料を受け取っています。一方民間さん一家はおばあちゃんと娘さんが働いておらず、残りの3人が衣食住を担当しています。家の普請をしたり、衣類を作ったり、食材の調達をしたり、島の暮らしを支えているのですが、恩恵に浴するのは民間さん一家のみならず、官さん一家の分までしてあげているのです。
(続く)

2009-12-18

文明の利器

先週の金曜日に高校の友人2人と一緒に定例の食事会を開催しました。この時期ですから忘年会という位置付けになりますね。

今回は今までと違ったことが有りました。通常は今回欠席だった一人を加え4人で集まるのですが、それぞれ勤め人で、職場でもそこそこの責任とかいうものが有って、なかなかすぐには集まれません。従って、通常金曜日開催の食事会は、そろそろどうかと持ちかけても1ヶ月先という何とも悠長なスケジュールで開催されていました。ところが、今回は、スケジュール取り開始が遅かったにも拘わらず、開催まで1週間で済みました。しかも全く音声によるコミュニケーション抜きで。その分けは、Mac使いでケータイ嫌いの一人がiPhoneを購入したことに尽きます。

食事中は、例によって昔のバカ話のビデオ再生の様相を呈しましたが、高校時代のお姐ちゃんとの待ち合わせが大変だったとか、やっぱりケータイを始めとする現代の利便性の話にも及びました。遅々としてはいますが、それでも暮らし易い世の中になって来るものなのですね。

2009-12-17

国債(2)

09年度の国債依存度が50%を超えた(?る)ようですね。

誰か年金を加えた国家予算の歳入別内訳と使途を図示して、日本(ひもと)国家(くにいえ)さん一家の家計の収支がどうなっているかを、他の先進国と較べてくれないかな、なんて思ってしまいます。

で、国債に戻りますと、現在の状況は、やっぱり危機的と言わざるを得ないでしょう。うまく行く自信は無いのですが、明日以降ちょっと例えて表わしてみたいと思います。
(続く)

2009-12-16

モバイラー(5)

話が逸れましたが、モバイラー適格者とはいえ、ジプシーのように一生移動し続けるのもやはりいろいろな力が要りますし、無駄撃ちするのも時間の空費になりますので、既にかなり非常識な展開ですが、常識的にはある程度の定住場所を一桁に限定し(それでも平均1ヶ月強/箇所・年の滞在)、旅行に同程度の回数出かけるというのがMax.になると思います。恐らくこの数は、自然に収斂して行くものでしょう。そしてその収斂はある程度長いスパンの余生の見通しと、各地の魅力に相関するstayする期間の意思決定によって、言い換えると時間のポートフォリオとして決まってきます。魅力と言えば、自然や、名産の食品、街並みやイベントに惹かれるのが自然です。でも、筆者は、やっぱり、各居住・滞在場所において、おともだち がいるかいないかが最大のポイントなのではないかと思っています。

こんなモバイラーになってみたいものです。
(完)

2009-12-15

モバイラー(4)

では、複数箇所の居住地はどこに求めたら良いのでしょうか? これは人から聞いたり見たり(ビデオ等)しておいて、自分で行ってお試しで滞在・居住してみるしかないと思います。1.の条件満足の方は、納税場所以外の滞在は既にお試し滞在となりますね。条件を満たしていない場合は、お試し滞在は勤め先等からのオーダーのケースが多いでしょう。また、日本を軸とすると帰国子女が子供の頃に自分の意思でなくお試し居住するというケースも有りますね。

いずれにしても、生涯を通してstayしたい場所(筆者風に言えばひまつぶしの場所)を探すというのがモバイラーたるものの資質の一つだと思います。生涯1箇所居住でも、旅好きなら軽度のモバイラー、筆者のように極端に引越し回数が多いのが重度モバイラーと解釈できます。養老孟司さんが、日本人は、(ルーシーさん?の子孫である人類の内で)アフリカから極東まで歩いてきた訳ですから、世界で最も旅好きな人類だと発言されたのを何かの本で読んだ覚えが有りますので、素質は充分なのではないでしょうか。また、最近読んだ日本辺境論によれば、日本人はキョロキョロする国民であり、東夷として、日が沈む国を始め、さらに西の国々がどうなっているのかに興味を示すのは当然だと思います。もちろん宇宙人が現れてもその態度は変わらないでしょう。
(続く)

2009-12-14

モバイラー(3)

12/912/11 には過去2回(↑)で、自分をネタにモバイラーの条件とかを書きましたが、今回は、思い描いている Sophisiticated なモバイラー像を提示したいと思います。
  1. 場所に囚われず稼ぐ(既に恒産のある人はおめでとうございます)
  2. 複数軒の居住スペースを確保する(保有・レンタルを問いません)
  3. 好きな時間単位で住み移ろう
上のリストは、3.の目標に向けて1.および 2.を実現するということを示しているのですが、2.はレンタルなら1.の条件を充分に満たしていれば大丈夫ということになります。

また、大きいフォントで書きましたように、モバイラー像としては3.に尽きます。国内3箇所なら2・2・3日/週というパターンも有るし、南北2箇所で、暑さ寒さをしのぐ、即ち半年ずつ住み分けるというパターンも有ります。海外が加わると後者の方がしっくりきます。
(続く)

2009-12-13

国債

国債発行額が限度に近づいているようです。

誰が買うのでしょうか? なんとかフィナンシャルグループとかが1兆円単位の増資を行い、貸し渋って国債を買うんでしょうね。これって長期的に見て利率が上がる、即ちどうせ円高になるなら買っておいてもリスクが少ないと意思表示することによって、本当の円高を招来することになりそうで恐いことです。郵便貯金も買うんでしょうが、いずれ外国人に頼る比率も上がり、価格も下落して利払いも大変なことにならなければ良いのですが…

東京で放映されていない「そこまで言って委員会」で12/に三宅さんが、政府発行紙幣 50兆円or無利子非課税国債 30兆円と具体的な案を出しておられましたが、こういった案もよく検討して欲しいものです。

2009-12-12

仕事人・仕掛人・仕置人

筆者は必殺シリーズを全部見ている訳ではありませんが、結果的に中村主水的なフレーバーも持ち合わせるに至っています。

まず、「仕事人」としての一面ですが、昼間は昼行灯のように振舞うために、とりあえず貰っているお金の3倍ぐらいの仕事を短時間で片付けるよう心掛けています。そして、忙しそうにしている人を見ると話し掛けたくなる、と話し掛けてから前置きならぬ後置き宣言をして3倍の仕事量を維持するよう努めています。

また、「仕掛け人」として、2回/月のペースでイベントを企画します。週末にどこかへ旅行に行ったり、12月などは非公式の忘年会をいくつか企画したり、これが無いと生きて行けないような体質になっています。それを、許される範囲の予算で実行するのですが、許されないこともあっさり許容します。

こう考えると、じゃあ「仕置人」はどうなんだと聞かれそうですが、もちろん周囲からお仕置きされることも忘れてはいません。

総合的に見て、意外にバランスの取れた人間なのかも知れませんね。

2009-12-11

モバイラー(2)

で、いつも思うのですが、どこに住むかというのは、一般的に職場との関係で決まりますよね。目安としては、皆さん片道1時間前後を意識しているんじゃないでしょうか。長くて1時間半で、2時間となると、睡眠時間が7時間、日常生活の用足しが2時間、昼食を含め執務に9時間とかを引いた6時間のうちの4時間が取られてしまう訳ですから、自由時間が2時間ということになります。勤務している日は何もできないことになりますね。

従って、筆者は、本能的に無益だと感じる通勤時間を最短化しようと心掛けてはいます。片道2時間でも、空調が効いてゆったり座れれば良いのですが、好き好んで寿司詰めの刑に服するマゾはあまりいないと思います。今はインフルエンザも恐いですしね。

転勤は筆者も今までに何回か経験しています。転勤の悲劇の一番目は、新しい通勤ルートがより難渋なものに変化することです。そんな中でも、筆者がずっと守ってきたのは、30分を目安にして住居を手配してきたことです。当然それなりの苦労や出費は伴います。

こうやって考えると、ネックは小学生が勉強するために小学校へ通うように大の大人が通うという行為そのものにあります。おととい書きましたように、在宅勤務ができるような体制を整えておくことで、この通勤という無駄が省けるのではないでしょうか。そうすれば以下のようなメリットを享受できます(韻を踏んでみました)。

  1. 地価の変動が起こる
  2. 痴漢が減って新手の風俗が誕生する
  3. 地下に埋めずともCO2削減ができる
でも、デメリットである輸送・交通関係の売上減少→景気後退を理由に、実現しないんだろうなぁなどと呟きながら…
(続く)

2009-12-10

名古屋市民税

おととい書きました解散? リコール? の続編です。

昨日河村市長が自公の修正案可決を再議(拒否)としました。7時のニュースで取り上げられた市民の声は以下の通りでした。
  1. 私たちが選んだ市長だから…
  2. 議会が歩み寄るべき
  3. あんば(い)ようやって
  4. 時間を掛けてやれば
  5. 市長が走り過ぎ
市長(=市民)の思う壷 の展開です。この修正案を通すためには2/3以上の賛成が必要となり、事実上廃案となり、市長オリジナル案の審議となる訳です。これが、3.あんば(い)よう、4.時間をかけて、5.走り過ぎの印象を薄める最善の方法です。6月、9月と再議としなかった訳ですから…。

自公案は、低所得者優遇という、例によって複雑な脱法行為すら誘発しそうなものです。既に国税である所得税で優遇していますので、必要有りません。確か名古屋市職員の給与は東京に次いで2位、リーマンショックもどこへやらです。次は県税の10%減税、そして他自治体への拡大でしょうね。

2009-12-09

モバイラー(1)

筆者の趣味はスケジューリングなのですが、外出した後でも、家の中にいる時のように、行動をコロコロ変えます。

8/6の スケジューリング でも書きましたように、朝一の「ぼけー」で自然に1日の計画が建ちます。で、例えば休日の外出後は、2.3の目的地へ向かうのですが、行く先々で寄り道をしてしまうのです。新規開店のお店、セール、知人との遭遇と、せっかく外出したのだから、その日のTodoを完遂できることを譲らないという線を守って自由に行動します。途中で喫茶店に入ってまた「ぼけー」としながら、あるいは歩行/乗車/運転しながら瞬時に方向を変えます。

この変わり身を達成するために一番ありがたいのは9/15の ハンズフリー(3/3) で書いたスマートフォンなのです。行き先の情報をインターネットで探してメールや電話をしたり、乗車時に雑誌の代わりにブログ読んだり書いたり、モバイル環境でも在宅と変わらない気分でいられます。筆者はたまたま現宅が心地良いのですが、この地球上で一番快適とは限りませんし、気分を変えるのも有意義ですので、一旦外出するとたまにずーっと出っ放しで何日も外泊したくなる時も有ります。今までは休日の話なのですが、モバイル環境でもできる仕事は有ります、と言うか事務系の仕事ならほとんど可能ですので、ずーっと旅行しながら生きて行きたいなどと思ったりもします。これでお金が余っていたら、間違いなく大きめのクルーザーに住んじゃってますね。
(続く)

2009-12-08

解散? リコール?

名古屋市議会は解散するのでしょうか? それより、筆者は議会そのもの(個別の議員ではなく)のリコールが適当だと思います。

河村たかし市長の主導で始まっている本件の市議会審議は、6月、9月の議会会期でこの問題を先送りにし、シビレを切らしたたかし市長が、審議しなければ議会を解散し、自らも辞職すると言っています。10%の市税減税とともに、議員数・報酬の半減を主張している市民にとって大変ありがたい公約(?)なのです。

市議の反応をケシカラン順に挙げてみます。
  1. 解散して選挙をすれば数億円かかる → 上記のように半減半減なら1億円でしょう

  2. 市長は、自分の考えがパーフェクトだと思っている → じゃお前がパーフェクトな対案出せよ

  3. 所得の低い人はオマケするようにしたらどうか → 所得税でやってるからそんな面倒なことはせんで良い 
こんなレベルの市議連中を選んだのはあなたたち名古屋市民なんだから、たかし市長をもっと応援してあげなさいよ。そりゃ解散より議会そのもののリコールと言いたくもなる訳です。で、議会なんてやめたらいいんですよ、ネットで民意を集計して。

解散じゃなくて解体(廃止)が適当ですね。

2009-12-07

濡れ衣(アップデイト)

8/9に一旦完結しました 濡れ衣(4/4) シリーズの主人公#1である「Y当代社長」と一緒に遊びにも行っていたお店に、土曜日に独りで行ってきました。拘束欲の強い奥方に、孫悟空で言うところの)緊箍呪(きんこじゅ)をアソコに嵌められたY当代社長は、やっぱり事件以来ぷっつりと来店していないそうです。それを聞きながら当時の様子を話したところ、お店の皆は同情してくれました。あっ、そのお店は別に緊箍呪(きんこじゅ)を取る取らないは関係しない穏やかなお店ですので誤解されませんようお願いします。そこの姉妹店、ボクはそっちは行きませんが、でも状況は同じだそうです。不況の中、お店を支えるためにもなどとは言いませんが、時間と居場所を逐一報告しながら社長業に専念しているお姿を想像すると、何か 可哀想 な気がしてきます。だって、その奥方は結婚前はそっち系統のお店をやっていたんですから…

2009-12-06

コーリン

クルマ好きの筆者がキライなT社が中断していた工場を再開するようですね。米国M州の工場は建物が出来上がったところでリーマンショックが起こって、大型車を造っても意味が無くなって停めていたのですが、いずれは今まで売られた車の買い替え需要が発生するだろうし、政府補助で売れてきたし、という皮算用なのでしょう。それって、ちょっと甘くないですか? ただの小型車を作っていて良いのでしょうか? ここは得意のハイブリッドで行って欲しかったですね。

それより、そもそも生産能力が過剰なのですから、このまま返しちゃった方が良いと思うのですが… 事業仕分けでもして、そろそろハコモノ行政経営から脱却すべきなのではないでしょうか? プロダクションプッシュの販売は悲惨ですよ。コーリンなんとかさんとのコラボで車を造った会社にしてはホントに「懲ーりん」のですね、これが。

ラベルは「統べる」ですが、今回の判断は「スベる」んじゃないかと心配しています。これ以上景気が悪くなると迷惑ですし、10/10の 警鐘(2/2) で書いてあることも起こらないとは言えないし…

カレー

筆者は料理好きなのです。

カレーは以下の3種類を揃えています。当然スパイスも揃えています。

  1. グリーンカレー
    これが一番評判が良いようです。たんぱく質は魚介にして、ナンプラーとココナッツミルクで、ご飯食べすぎに注意です。

  2. ビーフカレー
    ブロックを買ってきて圧力鍋で煮ると、スプーンで肉が繊維に沿って分かれたりしてホテルで食べているようです。

  3. 即席カレー
    ①玉葱をフードプロセッサにかけてオリーブオイルで炒めながらチャツネ寸前状態でたんぱく質を投入し、並行して、②市販のカレー用冷凍野菜をチンして、同時に、③お湯を沸かしておいてコンソメスープを作ったところに市販のルーを溶かし、①~③を合体してちょっと煮込んで完成です。所要時間は10分といったところでしょうか。余裕が有れば、鍋ごと急冷してまた火にかけ、具材に味を染み込ませた翌日カレーに持って行くことも可能です。
でも、最近トマトや中華の調味料や色々入れて、単なるカレー風煮込みになることが多く、本格からの離脱を反省しています。

2009-12-05

オタク

おととい、喫煙コーナーで聞いた話です。その元オタク喫煙リーマンは、学生時代にザ・ベーシックという雑誌を購読していたのですが、ある時あるべきコーナーでは見つからないという事態に陥ったそうです。その原因は、表紙の名前がザ・ベーッシックというバランスで印刷されていたために、書店の店員が、「サブ」とかなんとかの類のコーナーに陳列してしまったということだったのです。彼は顔を赤らめながらザベを購入したのですが、その後出版社宛に悲しい事態を訴える手紙を書きました。結果として、出版社からは、お礼の言葉とともに贈り物が送られてきたとのことです。なかなか気の利いたカスタマー・リテンションなのではないでしょうか。

その後、本屋さんつながりで思い出して、筆者が昔会社の寮でよくしてもらった1年先輩のエピソードを話題にあげました。この先輩は可愛い若い女性店員がレジにいる時を狙って、「このS■マガジンください」と元気よく購入していたのですが、別の喫煙者から、やっぱりそれはマックのように復唱してもらってこそさらに効果が上がるとのコメントが出、一同納得して喫煙コーナーを出た次第です。

2009-12-04

フリッツ・ヘンダーソン

クビになっちゃいましたね、可哀想に。彼はわりとまともだったという噂を早くから聞いていましたが、社長になった時期が悪すぎました。政府からなれと言われたのは前の会長・社長リック・ワゴナーが、したい放題の放漫経営(超々放漫)をした後だからです。彼は酷かった。UAWの言いなりになって従業員によい顔をして、他のBig2にも産別労組であることを通じて被害を及ぼし、ルネッサンス何とかというビルの上の方に引き篭もり販売の現場にも行かず、いつまでも大きなSUVだけ売っていれば皆ハッピーだと自らを思い込ませ、公の場ではそんな商品が最高だと宣伝し、自分やビルの上層階の仲間だけ高給を貰って… もちろんフリッツもそのうちの一人なのでしょうが、それって、一部の不良労働者とトップが結託して売り上げの着服を図ったというのが実情でしょう。別の表現をすると会社を食い散らかしたと言えるのです。

この構図、どこかで見たことは有りませんか? 会社を食い散らかすという点で、この国の公務員に共通するところはあるのですが、海の向こうの彼らがまだマシなのは、売り上げが曲がりなりにも車を買った人からの支払いに拠っている点です。嫌なら買わなくてもよい(今は売れていませんので嫌だという人が多い)車を、曲がりなりにも売って食い散らかしの原資にしているのですが、我が国のパラサイトは、「懲」税をその売上と称して食い散らかしの原資に充てているのです。こんな状況ですから事業仕分けが必要になるのですが、公務員法に守られて、クビになったり減給になったりする人たちは全くいません。

2009-12-03

日出ずる処の天子

PCか回線の不調で、モバイル環境で打っています。 

筆者はほとんど本を買いません。新聞や雑誌もWebか喫茶店で読んでお終いです。買う本といったら小説ぐらいです。ところがこの前同窓会の景品として図書券(正確にはカード)をもらっちゃったので、「日本辺境論」という本と引き換えました。 

まだ全部読んでませんが、ゲラゲラ笑って読んだ部分は、聖徳太子が随のよう煬帝に送った親書を「先方が採用している外交プロトコルを知らないふりをした」「高度な外交術」と分析している件です。なんで笑ったのかと言いますと、これはまさに筆者が実践してきたことにかなり合致するからです。さらに「知らないふりをして「実だけ取る」というのは、日本人がその後も採用し続け…」とあります。 その親(?)書の書き出しが今日の標題から始まる「~、書を、日没するところの天子に致す」という一文なのです。ちょっと読むとこれは相当にフトい(orフテぇ)!

2009-12-02

デカい車

筆者は生き物から機械まで乗り物好きで、従ってクルマ大好きなのですが、当然嫌いな車もあります。以前10/23の 巨人軍(2) で書きましたように、坊主憎けりゃ袈裟まで憎い式なのですが、態度のデカい運転をする輩の乗ったデカい車は嫌いですね。例えば、コンチネンタルGTとか、W219のCLSとか、E65/66の7シリーズ黒とか、LS/セルシオとか、クラウンとか、シーマとか… 中でもCLSやシーマはデザインまで嫌いです。

これらの車のドライバーとは目を合わせたくないですね。共通するのは、「チンピラ」と言う言葉が良く似合うか、服装の趣味が悪いか、恥ずかしく威張るかです。まぁ、それは好き好きなのでしょうが、この辺りに乗ると確実にメトロセクシュアルとは呼んでもらえなくなりそうで、避けております。

2009-12-01

事業仕分け(6)

よく見ると、1.7兆円のうち、1兆円は埋蔵金の返納なのですよね。取り止めや縮減より多いのですよね。今回テーブルに上がらなかった事業の埋蔵金を出せば軽く8兆円行くのではないでしょうか? 独立行政法人とか、公益法人とか、雇用や天下り確保の温床になっている法人とは言えないような単なる受け皿がいったいいくつ有るのでしょうか?こんなパラサイトの互助会のような組織を作るために税金を遣っておいて、その意思決定の過程や実態を隠匿するなどというのは、国をあげてのモラルハザードです。だいたい天下り先を作る前に、天下りしなくても良いしくみを作る、即ち新卒の採用を控えるとかをすれば良いのです。今の在り方は逆であり、頭数がいるから何かやらなくてはいけないという脅迫観念を以って税金で無駄を生み出すことの理由とすることは許される話では無いと思いますね。9/25の パラサイト(9/9) で述べましたように、自分で稼げないような、言い換えますと、客がお金を払いたくないような組織は全部やめにするに決まっています。

こうして見ると、実は広義の 公務員は事実上失業者 で、彼らに言わせると仕事らしいのですが、愚にもつかないことで体裁を整えて、ハローワークにも行かず、高額な失業保険金(なぜか何回も退職金???まで)を受給していると言えるのです。やっぱり21世紀は5時間働けば良い社会になっていることを実感すると同時に、来年以降の事業仕分けは、本日書きました点を中心に、もっと踏み込んでいただけるものと期待しております。こんな状態を黙認してきた自民党よりは、少なくともこの点においては マシ なのですから…

2009-11-30

アフター

どうはんが有ってなんでアフターが無いんだ、と言われたら困りますので白状しますと、土曜日はアフターの予定だったのです。 繁華街のある街に昼間2回行ってはいたのですが、マージャンが有る訳でもないし、まぁいいか気分で8時辺りに家を出てその街に向かいました。で、時間調整と、読んでなかった日経でも読もうと喫茶店に入りました。で、アフター行こうねって3日前から約束していたにも拘らず、「明日ゴルフだから遅くなれない」ってメールが入りました。読者の皆さんご想像のとおり筆者は別の店へ行ったのです。で、その後客引にき会ったりで大変な一晩だったのですが、皆さんどう思われますか? 「で」が4回も出てスミマセン。

2009-11-29

事業仕分け(5)

後半戦が終わって全部で1兆7,000億円とのニュースを見ました。

11/19の 事業仕分け(2) で書きましたように、8兆円の残りは国債でしょうか?  あんまり発行すると、日本のCDSのレートが上がりますよね。独法の剰余金なんか返納ですよ。天下った奴らの給料なんか半分以下にしたらどうでしょうか?

公務員タタキの風潮を憂う新書も出ているようですが、その作者は、筆者のような穏健派まで非難しているようではないようですので、もう少し続けてみます。

2009-11-28

非受益者負担の法則

ドバイバブルが小破裂しました。建設を請け負ったT社やS社への支払いは大丈夫なのでしょうか? こっちは支払い猶予に応じることになりながら、国内のメガバンクは亀井さんの提案に難癖をつけています。何となく割り切れなさを感じながら気が付いたのは、確かいずれかが、N県のわがままでストップしているリニア新幹線敷設のN県側のトンネル工事を既に降りているという情報です。で、確か、降りた会社は途中までの工事代金を(税金から)既に受け取っていると記憶しています。このゼネコンからしてみたら、それは当然のことです。ただし、2025年と言われている完成が、このストップがなければ(例えば)2020年に早まるということであれば、現在余命10年余の人が乗れる訳で、相変わらず2025年ならこの人はお金だけ払わせられることになるのです。当初の約束が迂回ルートだったからと言って、東京‐名古屋40分が47分になるその案をあきらめないN県の姿勢は?と思うのと同時に、政府系とは言えリスクの高い金をあてにしなければならないゼネコンを可哀想に思い、いずれも長期プロジェクトの受益者不在状態を嘆かわしく思う次第です。

結局負担者は受益できないという法則(筆者が勝手に作りました)の一つのパターン(長期プロジェクトバージョン)ということなのだと独り得心しておりますです。
(続く)

2009-11-27

事業仕分け(4)

野依良治さんが、構想日本の加藤秀樹さんに非科学的な人と呼ばれたそうです。

野依さん、今回も、私は理科系なので…」と言っておられるようなので、またぞろ 文科系嫌い の虫が湧いてきたのではと思っています。以前お会いしたときも同様のことをおっしゃっていましたので、受験時に土壇場で「文転」した筆者は、文系には悪い人が多いかも知れないが、良い人もいるんだとアピール(自分は自信が有りませんが)し、そもそも理系・文系の区別など意味が無いということをお伝えしました。全分野 Interdisciplinary でありたい筆者の持論です。

どうやら野依さんは、お金絡みで昔から相当嫌な目に会って来られたようです。

2009-11-26

ツボ

翌日仕事だというのに、勤労感謝の日の夕方からマージャンになりました。筆者はいつものように義務感にかられ、報酬の源泉(*)であるギャグを連発していたのですが、その日はメンバーの一人がツボにはまりました。文字通り腹を抱えて笑い出し、若干進行の妨げになりました。

何かのきっかけで宇宙戦艦ヤマトの主題歌を誰かが歌ったことに、筆者が「ちょっと椅子持って来いよ、俺がいっぺん噛んだる」とベタに応じたのです。他の2人は特に大した反応もなく、筆者自身も、馬鹿馬鹿しくはあるが然程面白いギャグではないと認識し、言わば進行のツナギのような位置づけで発しましたので、彼の反応にびっくりした次第です。今度じっくり聞いてみますが、いったいどこがツボにはまったのでしょうか?

(*) 「報酬の源泉」の意味はこちら(10/18 マージャン)をどうぞ

2009-11-25

デフレ

1週間ほど前に菅副総理のデフレ宣言が出ました。

「フィナンシャルグループ」とかの子会社であるメガバンクに勤めるゼミ同期の K君 から、”多重債務者”の烙印を押された筆者は、実はハイパーインフレ待望者なのですが、金利がこの水準なら当面デフレ歓迎です。デフレスパイラルも歓迎ですよ。

結局グローバル化の結果なのでしょう。離島の物価は高いのですが、いろいろ工夫すれば下げられます。消費財価格バブル部分が剥落しているだけで、正しい価格に収斂して行く過程にあるのです。

で、その 消費財価格バブル部分の元凶の一つ が余計な仕事や事業をクリエイトする パラサイト群の振る舞い だということに読者の皆様はもうお気付きですよね。だって消費者に殆どありがたがられない事業案を賢明ではなく懸命にひねり出し、それを行うための資金を税金や借金(国債)に求めますからね。そりゃ税率も下がりませんわ。同じく、許認可とかで民間の事業コストを増大させてもいますからね。

地方自治体も含め債務超過にある訳ですから、パラサイト全員一度フリーターにでもなってはどうでしょうか?また、 国債なんか買ってる人たちは解っているのでしょうか?

事業仕分け(3)

後半戦が始まりましたね。中継を二ユースとかで見て思うのですが、こうしたらどうでしょうか?
  1. 対象を10%じゃなく「ぜーんぶ」にする
    ・だって対象は財務省が選んだだけ

  2. 金額の大きいものからやる
    ・でないと8兆円に当然届かないし、こんな一部で声を枯らしていたら体が持たない

  3. まず、「ぜーんぶ」止める、を基本に据える - パラサイトは全員クビということです
    ・ちゃんと説明できたものだけ残してやるという姿勢に転換
    ・事業を始めた時の企画書・目論見書と実態を並べ、費用対効果を査定 する
    ・8兆円に達した時点で査定のプロセスをパターン化し、小額雑魚事業に機械的に当てはめて落選させる

  4. 最後に一番無駄な「議会制民主主義と決別し、民意ダイレクトのネットに移行する
    ・議会・議員を地方まで廃止すると沢山のお金が浮きます
    ・でも、不正防止が大変ではあります
これで、しめて20兆円ぐらいは稼げるでしょう。デフレの世の中、縮み志向(古ーい!)で行きましょうぞ。


2009-11-24

JAL(7) 恩給の彼方に…

昨日ちょっと書きましたが、そもそも貰えるべき給料を貰える時に貰っておかないからこういうことになるのです。言い方を変えますと、会社側は、払える時に払って将来の禍根を切除しておくべきなのです。日本の会社でも退職金引当分を給与に振り替えているところがあります。老後の蓄えは自分でするものなのです。多くの日本の会社においてこれを会社が代行して「あげて」いるのは、その模範となった公務員の恩給なのです。

ここで容易に推察できるのは、社員に対する以下のような会社側のコメントです。
  1. そこそこ老後は保証してやるから、我慢してそこそこ働け
  2. 老後資金を先に渡したらお前らどうせ遣っちゃうんだろ?
  3. 雇ってやっているんだからそれだけでもありがたいと思え
一般に寿命は30年と言われている会社にこんな事を言う権利は有りません。しかもオーナー会社ならともかく雇われ風情の人事関係副社長とか人事所属の茶坊主までが実際に吐くか、そうでなくとも吐かんばかりの態度を示すのです。
(馬鹿馬鹿しくてどうもスミマセン状態で)続く(でしょう)

2009-11-23

JAL(6) 年金の取り合い

年金は、OB3割減/現役5割減の提示がなされるようです。不調に終わらせることはできませんが、いつまで長引くかは世論によります。マスコミが今回ぐらいは国益を考えて誘導し、前原さんを早く楽にしてあげて、できれば事業仕分けを手伝ってあげられるようにして欲しいものです。あ、JALへの大ナタも事業仕分けの一つと取れないこともないですね。

今回の減額時に決めなくてはらないのが、以下の選択です(が、多分、できないと思います。それがこの世の中です)。
  1. 今後の新入社員から企業年金を廃止する
  2. 廃止しないなら、全額確定拠出に変更する
OBの皆さんは、「約束」して入ったつもりでしょうが、超低金利時代にまで4.5%の利回りで給付を複利計算していたら、従業員の年齢ピラミッドがいかに理想的でも積み立て不足が発生するのはちょっと頭の良い 小学生にも解る 話です。会社をそういう状態にしてきたOBが3割減と優遇されるのは、自分の身がかわいい」雇われ風情のなせる業なのでしょう。かくしてグダグダに突入するのでしょうね。グダグダやればやるほど減額幅が増えるというものです。2年やろうが3年やろうが、足りない分は米国の航空会社や国が補償して貸してくれるという「約束」を基に…

2009-11-22

表し間違い

英語のカタカナ表現で違和感を感じるものを挙げてみます。今回は、10/28「書き間違い」の姉妹編です。

一番目に付くのが「アワード」です。これって アウォード の方が近いですよね。エネルギーとかヒエラルキーとか恥ずかしいことにならないうちに、情報発信者は訂正してもらいたいものです。

だいたい英語をカタカナで表現すること自体に無理が有るのです。そして発音記号以外の文字をあてている国の英語の発音は大半の人がボロボロです。また、カタカナにはLとRの区別も無いので、パラレルとか発音と同時に綴りも間違えます。アメリカで米人が日本語のうまい米語ネイティヴの米人から日本語を学ぶと、多分下手糞な発音の悪い米人ができあがるのでしょうね。でも、米人が嫌われているように、米語は英国では嫌われている(発音やイントネーションでしょうが)ようですのでご用心を。いっそ発音記号どおりの発音をする英語を作り上げて、ついでに発音や文法上の例外を排除して、エスペラント語のかわりにしてはどうでしょうか? 使用人口の多さから言うとスペイン語なども良いのかも知れませんね。まぁ世界共通語となるといろいろ問題が有るのでしょうね。

因みに、筆者は中国語で Whitney Houston を中国のカタカナ(?、=漢字)で書くことができるのですが、それを中国人の前で発音してからかうのが好きです。また、米人にはアントニオ猪木を「~アイノーキ」と発音する人がそこそこいます。日本人が iPhone を「イフォーン」とか言わないのは奇跡的です。これは、カタカナを介在させずに常に音から入っているからでしょうね。

2009-11-21

何なの

筆者が加入しているSNSで知り合った女性に1.5ヶ月前に会いました。お茶してご飯食べてお茶して。

で、3日ぐらい後に、以下のやりとりが有りました。
「以前知り合った人から電話が有って会うことになった。その人のことを大切にしたいので」
「お幸せに(でもまだ会ってもいないのに…)」

で、1ヶ月前に何の脈絡も無く「話を聞いて欲しいので…」とのメールでしたが当然無視。

で、おとといSNS経由で、聞いてもいない のに、知りたいでしょうと、上記の以前知り合った人との再開後の経緯を説明するメールが届き、5,6回往復させていたら、「何なの」というタイトルのメールを受信しました。最後のこちらの発信は「何が「何なの」か理解できませんが…」で始めておきました。

世の中にはいろんな人がいるなーと思いながら、そこそこの暇つぶしぐらいにはなりました。

2009-11-20

返済猶予法案

返すあてもないのに借金を重ねるわが国の国債より100倍まともな法案だと思うのですが、皆さんはいかが思われますか?

仕分けとかで目を逸らしておいて、でも2ヶ月もpublicにして民意を量り、強行採決。まあまあですね。中身の議論を忘れていた自民党がグダグダ言っていますが、後の祭です。10/1の拙稿「パラサイト(10/9)」で少し書きましたが、亀井さん、銀行(=パラサイト)のことがよっぽど、いやひょっとしたら筆者より嫌いなんでしょうね。いいですね。査定能力の無い金貸し風情は、事務手続きだけ効率的にできるように法律を変えたらどうでしょうか。スマートな民に騙されて失礼な振る舞いをしでかすことがないように行政指導だけはしっかりやっといて欲しいんですけどね。また、なんとかフィナンシャルグループとか自称して格好つけてこぞって莫大な増資をするそうですが、どうせ失敗する外資系買収後の資金になどせず、返済猶予に備えて欲しいものです、もちろんTier1をしっかりして。

10/1 パラサイト(10/9) もご参照ください

じぶんのみがかわいい

おととい職場で人間ウォッチングの話になりました。常に自分を安全な立場に置き、他者をcriticizeする筆者の言動に対し、詰まるところ「自分の身がかわいい」という結論に至りました。筆者は「自分"のみ"がかわいい」と即答し、場が和みました。昨日3件も投稿しましたので、たまには短文を大目に見てくださいね。

2009-11-19

事業仕分け(2)

前半で4,000億円(0.4兆円)だとの記事を見ました。

09年度税収下振れが8兆円で、今週の週間ダイヤモンドで野口悠紀雄さんが1940年代体制の崩壊として書いているように、企業からの税金はもう期待できず、今後は民衆から取るのでしょうか? かつては「地租」と言われ農業から収奪していましたが、農業は野口さんご言うように寄生産業化し、その後の工業はこの鬼畜米英のお金遊びの影響でこのザマです。士農工商から言えば、残されたのは「商」即ち個人消費への課税=消費税増税しかないのです。「士」はどうしたんだと言われますが、これは近代においては「官」と置き換えられ、パラサイトに帰着しますので、課税できるものなら課税してもらいたいものです。パラサイト種族のみ離島で自給自足 していただきたいものです。

現実問題に戻りますと、「入るを量りて出ずるを制す」セオリーから、0.4兆円では足りません。仕分け対象の事業や組織は、読者のみなさんもお判りのようにパラサイト群そのものです。だからと言って、「円安にもって行くんだ」と国債を乱発すれば良い問題でも有りません。やっぱり 民族分離運動 が必要ですね。

東海道555.6km

電気自動車が東京-大阪555.6kmを一回の充電で走破し、世界記録を樹立したニュースを見ました。

テスラもノートPCのリチウムイオンバッテリーを繋ぎ400km以上の航続距離を確保しており、今回も日本の家電メーカーが活躍したのですが、その後に続く自作、ガソリン→EVコンバージョン会社の映像を見るにつけ、10/9・10の「警鐘」で書いたことの現実化を見て取ることができました。日本の自動車メーカー、特にハイブリッドに注力しているメーカーは 本当にアブナイ のです。

老板

テレビで中国寧波の工業生産者が国内向けの製品を開発したり、寧波製品Onlyの即売所を上海かどこかに設置したりしている様子を見ました、1棟のデパートのような即売所では、初老の女性が、「冷蔵庫を買いに来たが知らないブランドばかりで止めた」と言っている様子も。

非常に面白いニュースでした。筆者が感じたのは以下のとおりです。
  1. 内需拡大は隣国として望ましいし、金印や漢字を始め過去にいろいろ貰った身として民衆には恩返しがしたい

  2. マーケターとしての観点から参考になる点が多い
    → 内需対応は海外メーカーもやってきているが、
        既に高コスト体質の一流ブランドに、彼らの顧客化は不可能(と断定)

  3. (製造者として膨大な)群雄割拠の様子はスキだらけで微笑ましい、が2.は覆らない
2.の例として、かばんメーカーの(最近ちょっと垢抜けしてきたと思われるタイプの)社長が手に取って説明したハンドバッグは、いかにも中国のおばちゃんが好みそうなデザインで、合成皮革製でした。筆者は、この社長のような経営者が、苦しい中でも明るくインタビューに応じるのを見るのが 大好き で、グラミン銀行の債務者も同じように振舞えばよいのにと思ったのですが、ムスリムや仏教徒であろう彼女たちはもっと慎ましやかです。人種はいろいろで本当に面白いと感じました。因みにハンドバッグ屋のおじさんは、無宗教だと筆者は見ました。

2009-11-18

ウォームビズ

オフィスが寒いので、今日からパンツ(いわゆる猿股でない方)の下にタイツ着用です。お蔭で厚手のチノパンはほぼオールシーズンになりました。

クールビスとかウォームビスとかアパレル支援のキャンペーンが有りますが、それよりオフィスの冷暖房はもっと機動的にできないものでしょうか? 階段状に気温が変化すると、必ずと言っていいほど空調が問題になります。やっぱり、環境問題は役人仕事になって対応が遅いんですよね。役人は痛みや暑さ寒さを感じないか、自らのグズさを隠すために敏感に感じないようセットされているのでしょうね。こっちは Flu とかが恐いだけです。なお、筆者は民間企業に勤めておりますが、こういった総務関係は 役人仕事 になると言いたいだけでありますこと、念のため書き添えてておきますね。

子育て

筆者が子供を授かった時の教育方針は簡単です。それは以下のとおりです。
  • 義務教育開始時に、「義務教育終了時に捨てるぞ」と告げる
これで、馬鹿じゃなければ勉強すること必定です。子供は親が考えるほど馬鹿じゃないし、馬鹿だと思っているのは、子供の頃馬鹿だった親か、子供の頃馬鹿だった親に育てられた親の子供が歳をとってなった親のいずれかです。でも親になっても馬鹿なままな人たちを見ると悲しくなります。それが今の日本なんでしょうね。成人の年齢は30歳辺りがよいのではないでしょうか?

因みに、6歳までは対人的な無礼に限定して、虐待寸前まで体罰を与えます。まずはペットから「人間」にさせなければなりませんので。

禁煙ファシズム

筆者はオバマ大統領や、養老孟司さんと同様スモーカーです。

喫煙開始前には「タバコは百害有って一利無し」とか嘯いていたそうですが、三利ぐらいはあるように思われます。

  1. 税収に貢献
  2. 生活の節目として機能
    - 起床時の覚醒用
    - 興奮時の沈静用
  3. デート時の手持ち無沙汰解消
  4. 消費拡大および雇用への貢献
    - 灰皿メーカー
    - 歯磨きメーカーへの付加価値対価負担
    - 内装材メーカー・施工業者
    - JTパラサイト雇用
    - 発病による医師雇用確保および短命化による年金財政負担減
    - (この辺りにしておきます)
スモーカーは、当然マナーを守ります。遠慮してやってます。

民主党が変なマニフェストを出していなければ、必然的に消費税を上げるとかの結果になっていたでしょう。法律で禁止もしないで、国レベルで国民をシャブ漬けにしておいて、値上げするってちょっと酷いし、それに悪乗りする禁煙ファシストってマナーの良いスモーカーから見たらただのヒステリーですよね。

2009-11-15

どうはん(3) 現代の婚姻関係 (2)

昨日婚姻関係における経済的側面の負の部分にも言及しましたが、こんなことも言えると思います。
  1. 現代の婚姻関係は 寂しいものばかりではない
    - 「長期の■春契約」or「無限責任家政婦契約」をうまく現実生活へ落とし込んで離婚を回避するケースも有る
      (熟年になって余生を考えると離婚する元気も無いケースも有る)
    - 熟年離婚の統計を見ていないだけ?
    - 離婚する両親に育てられた子供はちょっと不幸?
      (両親が離婚する子供にはあまり責任は無いので、反面教師として自らの結婚に役立てて欲しい)

  2. 上記において 無難に添い遂げる夫婦像が理想だという 概念を日本において形成 してきたのは誰か?
    - 諸先輩の方々
    - 法律がそっちにインセンティヴを多く提供するよう整備され、遵法者たちがこのルールメーカー共々諸先輩を形成
    - 専業主婦が女の道という男尊女卑の考え方を江戸時代(あるいは古代)から継承

  3. 1., 2.に気が付くには 人間の一生は短すぎる
    - 結婚前に気が付く人は殆どいないのではないか
       (卒業後~適齢期までの間は、自らの生活のために精一杯)
    - それより適当に誰かと一緒に暮らすことを実践した方が幸せである
       → 実践によってうまく行くも行かないも八卦だし、そこは直感に頼れば良い
       → 「鎹(かすがい)」たる生産物の管理監督責任を協業することで離婚を回避できる
(人生どう生きるべきかとか小難しい話になりそうで、一旦まとめますと、筆者がメトロセクシュアルたる理由を書いただけ~ということのような気がしてきつつ…)
続く(かも)

2009-11-14

どうはん(2) 現代の婚姻関係 (1)

筆者は、昨日①として書きました「告白」をしたことが有りません(「だからお前はメトロセクシュアルなんだ」と言われても仕方がないのでしょうが…)。だって、同性同士がお付き合いを始める際に、「付き合ってください」なんて言いますか?  告白というのは、「結婚を前提にしてお付き合いしましょう」と宣言することだと理解されますよね。ここで筆者の逆襲ですが、そんなことだから異性の友人ができないんです。独身の男女にとって、異性とは年齢のある程度近い同じく独身の相手でなければならないのでしょうか?

ここからはどちらかと言うと女性にちょっと厳しい内容になるかも知れませんが、あえて書きます。詰まるところ、女性は男性を生殖行為の対象としか見ていないのではないでしょうか。その生殖行為が快感を伴うばかりに、女性は自らも楽しんでいるという事実を棚に上げて、相手の男性に対する 快感「独占」供給者 たりうる状況をセットし、そのサービスの対価としてフェイズ③に顕著に見られる男性が獲得した金品を管理することを目標とした関係を、時限的にではあれ構築しようとするのです。男性も、この金品獲得能力を振りかざし快感独占供給者を募集するのです。現代の婚姻関係とは、なんと寂しいものなのでしょう。
(ちょっとカッコいいかな、と自己陶酔しながら…)続く

どうはん

Cちゃんカワイイんです。

昼間は配達とかしてて、月曜と木曜だけ出勤のアルバイトなんですが、格安大衆食堂で定食で同伴出勤しました。先日同じお店のチーママとはカウンターに座ってオマール海老1匹丸茹でてもらったりでトータル倍だったので、定食後にコーヒーの美味しいおしゃれな喫茶店に行きました。そしたらスポンジ状のチョコw/アイスクリームとか欲しいって。食事の2.5倍かかりましたが、それでもトータルで倍にはならず、1.5倍に納まりました。

Cちゃんは、10台後半に殿方の顔の上にしゃがんだ時に、自らがSだと認識したようです。筆者はそうは見ていませんが… で、昨日は①告白後、②同棲、③婚姻 の3つのフェイズにおける、男性の浮気の捉え方を、8/9からの当ブログにおける連載「濡れ衣」を題材に議論してみました。

(と前フリして、)続く

2009-11-12

事業仕分け

やってますね、PDCAの欠落により生き延びたゾンビ事業(?)の切り落としを。そもそも「事業」ですらないし、NPOがやっているとも言えるような言えないような… JALも早く切り落とすべきですよね。

筆者はこう思います。
  1. 切り落とされる事業(?)は、ズバリ言ってパラサイト(+パラサイト群に操られる民間人)の シノギ である
  2. 従って、目的は事業(?)そのものの効果ではなく、どれだけ血税を注ぎ込んで、どれだけのパラサイトをぶらさげるかであり、そもそも誰の金で何をすべき・するかという視点・意識は5回の出がらしの日本茶より希薄
  3. 事業(?)開始前の意思決定プロセスは日本国としてのコンプライアンス上、またIFRSから見た税務コンプライアンス上も ”クロ”
  4. しかし、今回の仕分けは一部切り落としの強行だけに終わり、ゾンビ生成プロセスの 粛清には至らない
  5. 切り落とされず生き残った事業(?)に対しても、4.と同様、また、8/15に書いたとおり、会計検査院は見て見ぬフリ
Twitterでも何でも、マスコミでなく真の民間人がもっと実況して実態を可視化して欲しいものです。他の国にも有るのでしょうが、この辺り Unsophisticated なことに関しては日本は世界一ですよね。

2009-11-11

キム・ヨナ

何か嫌われているようです。フィギュアと言えば、の I 嬢に聞いたのですが、「日本人選手に妨害された」とテレビのインタビューで答えておきながら、この発言自体の悪評を聞いて、その発言の真偽を問われた際に、「日本人選手のことを言ったのではない」と言い逃れをしたらしいのです。具体的には最初の発言によって、浅田選手が精神的に動揺し、成績を落とす結果になったそうです。筆者はルールを良く知りませんが、I 嬢によりますと、最近彼女への採点が甘いそうです。そんな中初めてエッジングで原点された時も、日本人選手の方がミスが多いとも。筆者はI 嬢にこう言いました。

「もし言動が本当だとしたら、その後悔から、グランプリファイナルやトリノで金は取れない」

実際に彼女に会ったことはないので、断言すべきではないのですが、ここに書いたのは、最近他からも「彼女はね~」というネガティヴなコメントを聞いたためです。

2009-11-10

学問

学問って、学んで問うのですよね。

誰に問うのでしょうか? 学ばずに人に問う人たちが多すぎませんか? そんな に育てられた若者が社会に溢れています。まず、学ぶと聞いてすぐに学校へ入れれば済むと思う、そう済まされてきた親が、自分がそうしたようにまなびやに行くだけで学ばない子供を量産しているのです。たまには先生に問うのも良いでしょう。議論できるなら、友達に訊くのも良いでしょう。

でも筆者は問う先は自分だと思っています。読者の皆さんはどう思われますか?

2009-11-09

あのあの

筆者はカラオケもやります。

鼻歌とかで歌っていて気がついたのですが、邦楽の場合、好きな歌の歌詞が、ア行、特にアで始まる曲が多いのです。子音が無いことがどう影響しているのか判りませんが、以下のような曲頭および小節の始まりが挙げられます。
  • あの → 日、夜
  • あめに → 濡れてた、打たれ
  • あした → が重なりゃ
  • あなた → が
  • おさけ → を
  • おとこ → が
何か湿っぽい感じがしますが、いずれもそんな感じを超えた品のある曲調です。で、歌っていると気持ちよくなったり楽しくなったりするケースが多いようです。これをお酒を飲まずにやるので周りから呆れられるのです、先月の、「フライデーナイト」や「マンデーナイト」で書いた行きつけのお店のお友達のように。

2009-11-08

JAL(5) 民営のハズがない

内容が段々明らかになってきましたが、一言で言って、ボッタクリ集団のOB(+候補)が譲歩するかどうか ということです。 リストラ費用を税金に頼る厚顔無恥が許される(?)のは公務員だけのはず。従って JALなど民営化されていなかった のです。民間の会社で、「潰れている」(今月不渡り)のに年金減額に反対するバカなリーマンはいません。GMの再現です。8つの組合が国と一緒になって大株主になれば良いではないですか。それでも民間は最大限譲歩しているのですから、JAL立法でとっとと対象者同意無しの再国営化でもすれば良いのです。

昔から素人の低レベルのサービスでボッタクって来たのですから… で、またぞろ5年後辺りに民営化ですか。憤飯ものです。

その5年後には自動車会社が同じ道を歩んでいそうですね。

2009-11-07

就活

不況の中、学生さんが苦労している映像を目にします。でも、もう古いですよ、就職なんて。派遣法がどう変わるかにはあまり興味が有りませんが、正社員と大差無いことは、以下の正社員の優位性からも明らかです。
  1. 変なことをしない限り雇用は保証される
  2. 持ち株会・福利厚生施設等福利厚生の「フル」活用ができる
  3. その他

それぞれ補足します。あえて言えば1..に差が感じられるのでしょうが、3~40年も同じ会社に務めても、一方で会社の寿命は平均30年です。運良く創業直後に新卒入社できる確率は低く、それでも一般に晩年は会社が無くならないまでも、フリンジを含めた報酬・待遇は低下しています。所詮は雇われなのですから、いわゆるJob Hoppingが推奨されます。ただ、流動性の低い日本の社会において、条件が良くなる移籍も困難な状況にあることも事実だと思います。

結論を言いますと、これからは以下がお勧めなのです。
  1. 有名大学で適当に友人を作ったら中退して起業し、35歳辺りに引退する
  2. 新卒で適当なところに入ってタネ銭を作り、後は1.と同様(引退は40歳辺り)
いずれも恒産を作るのが前提です。就活中の皆さんは2.の方ばかりですよね。

2009-11-06

3年

昨日喫煙コーナーで話題になりました。

3年がプチMyブームなのです。1年ずつを序・破・急と見ても良いし、日数換算で1,000日か2の10乗、大学と短大の中間、赤字に転落する会社の意思決定の遅れ(ちょっとマニアック)、石の上にも… と、生活して行く上での一区切りとして面白い単位なのではないでしょうか。

中でも大事なのは、人とのつながりでしょうね。派遣会社からの派遣期間が3年を超えると正社員と看做すとか、入籍の無い同棲でも3年を超えると内縁関係が成立するとか。

後者はヤバいですよね。具体的には、主に男性側の年金まで相手に明け渡すことになるのですが、一般的な専業主婦には以下のようなイメージを持っています。恩知らずも甚だしいこの種族に放置プレイをされて文句も言わない旦那の何と哀れなことでしょう。
  1. 旦那の年金まで所有権を主張する
  2. 長期■春契約であるにも拘わらず、第1子誕生後は、子供という玩具に興味が移り、お勤めを忘れる
  3. 人が稼いだ金を管理して、お小遣いを「あげる」権限を取得しておきながら、別会計で自由になる金まで捻出する
  4. 責め苦に疲れた旦那の悪口を言う
  5. 1.-4.までの権利を20代に取得できない女性を(順ピーじゃなくて酒井順子の本も読まずに)負け犬と呼ぶ
何か序破急的なのでこの辺りにしておきます。

あ、因みに、筆者は同棲派です、3年未満の。

2009-11-05

負け犬(5/2) まだ理解不能

またしてもランチ時に I さん(以後I 嬢)と女子フィギュアの話になりました。筆者が大ファンのキーラ・コルピが中国で2位に入ったことがきっかけでした。ヴィジュアル的・性格的(こっちは想像)にはキーラに圧倒的に劣る安藤美姫のファンである彼女に聞いてみました。

筆者「彼女のどこが良いの?」
I 嬢 「くじけても頑張る姿勢です」
筆者「でもロシア人コーチとねんごろだし」
I 嬢 「職場にだって上司と結婚する女性社員もいますよー」
筆者「それはアカンのじゃない?」
I 嬢 「今だってそういう関係は有るんじゃないですか?」
筆者「まぁ、安藤美姫もキム・ヨナよりは純粋だわな」
I 嬢 「そうそう」

うーん、彼女のGさん、Fさんへの思いはいったい何なんでしょう?
→9/19、9/24の負け犬(1/22/2)をご参照ください

2009-11-04

92睡眠

筆者は短眠派です。メトロセクシュアルと自称してみても、歳のせいか5時間で目が醒めます(前にも書いたような…)。寝入った時間を点けっ放しのテレビ番組等で覚えている時などは、目が醒めた時に、今何時何分とか予想をするのですが、±15分で当たります。簡単です。入眠時に5時間を加えるだけです。どうも眠りが深いようで、殆ど夢を見ません。実は普段の人生にも夢は無く、欲が有るだけです。でも欲求不満状態には耐えられないので、殆どの欲望は満たしてきまし(て物欲は殆ど枯れまし)た。

話が逸れましたので元に戻しますと、11時に寝ると4時、9時に寝ると2時に起きますよね。前者はどうでも良いのですが、後者の呼び方には工夫を凝らしています。「キュウ・ニーすいみん」では間延びしており、「クニすいみん」はどうだと言われるとリズム感が無い。やはりここは日本語として心地よい5文字か7文字ということになるのでしょう。でも5文字は物理的に無理なので7文字に軍配が上がります。筆者の選んだこの読み方で話を進めると、いきつけのスナックのママから「バーカ」と言われます。


2009-11-03

マンデーナイト

ゆうべは20時半から23時半までスナックにいました。

そこのママとはこのブログのことを話したりするのですが、とっても良い読者です。で、最後には歌って感情を発散させます、ホッピー飲んで(ちょっと進歩)。昨日は歌い出した後に、そこで知り合ったお友達に会えました。このお友達は、筆者の存在が不思議に見えるらしく、興味深々にいろいろ質問をしてくれますが、依然として興味は筆者の歌声のようです。いつもリクエストをいただくので、そのまま歌いますが、まじめに歌っているのに昨日も笑い出しました。で、筆者に熱い視線を送りながら褒めるのです。上半身を仰け反らせるほど笑って褒めるって… いまだによく解りませんが、楽しい雰囲気なので、筆者は通ってしまうのです。でも、ある歌だけは、筆者自身も半ば本気でオリジナルより良いJames Versionと自負しております。そう言えばゆうべはVersionを平坦に"バージョン”と筆者が日本語発音した時に尋常でない反応を感じましたので、きっとこのブログを読まれたに違い有りません。

彼の他にも常連さんは良い人ばかりで、1年前にフラーッと入った時の事が思い起こされます。その時のママの第一印象は大山のぶ代でしたが、1年経っても全く変化が有りません。

読者の皆さんも行きつけのお店って有りますよね。

2009-11-02

日常

筆者にはある地方都市に行きつけのお店が有って、年に何回か一週間程度の休みを取って訪問することにしています。もう8年になります。当初から馴染みのYちゃんが今月お店を変わりました。多分オーナーが変わったことが原因だと思います。お店自体も居心地が良かったのでちょっと残念です。丁寧で綺麗な手書きの案内をもらった彼女の移籍先のお店は新規開店で、ボトル割引があったので是非行きたかったのですが、予定が合わず応援は叶いませんでした。 YちゃんはOLの経験もあり、約束を守るプロなのです。
  1. Punctualである
  2. 気が利く
  3. オタクでもある
  4. 長袖のドレッシーなシャツが似合う
書き出すと長くなるので、エピソードを一つ紹介しておきます。昨年、勤め先の関係で知り合った友人がこの町に単身赴任になりましたので、別々で食事をしてお店で合流しようということにしました。Yちゃんはテキパキと手配をしてくれました。友人の組はお互い初対面でしたので、当日出勤前に様子を見に行きましたところ、既にラブラブ状態で食後のコーヒーを飲んでいました。楽しい一日でした。筆者はこの プロジェクト管理能力 に信頼感を覚えるのです。

因みに筆者は遺伝的に下戸であります。

2009-11-01

人を憎んで罪を憎まず

筆者はこっち派です。卵・鶏ロジックを準用すると以下のように展開できます。

形の無いものを憎めと言っても意味は無い訳で、2次元キャラに萌えるオタクの所作の方がカワイイですよね。それならいっそ罪を作った張本人を憎んだほうがマシというものです。憎むと言っても、ネガティヴなこの感情はもともと無い方が良い訳で、淡々と指摘してあげる というのが筆者の持論です。「未必の故意」の場合は鼠のような下手人が狼狽して猫を噛むケースが有りますが、これはやり過ごせば良い訳で、「過失」の場合は逆に本人から感謝されるでしょう。ただ、前者は再犯の可能性が有りますので、誰かに委託して、二度とそんな気を起こさないようにキチンと思い知らせるのが社会のためではないでしょうか。ここで留意しておきたいのは、自分が下手人になるのは避けたほうが良いということです。

逆に、罪を憎んで人を憎まずなどという暢気なことを言っていると、罪は無くなりません。イノセントな筆者のような市民が、そういった悲劇に複数回遭遇することになるのです。この辺りがパラサイト発生の温床になっているような気もします。

2009-10-31

JAL(4) 待ったなしのハズなのに

筆者は3年前に大学の学部の同窓会で「あと3年でGMが潰れるので…」とホラを吹きました。その時に居合わせた50人ほどの参加者はほぼ一様に「何を言っているんだ」というような反応でした。でも、筆者が見た当時の財務内容と、一部簿外の医療保険・年金の積立状況と見通しから、破産法Chapter11申請は時間の問題だったのです。

同じことをJALでやってもよいのですが、以前述べたように面倒くさいのでそれは冨山さんに任せたつもりです。今後、ダラダラと労働組合や、多分子会社等いわゆるステイクホルダーとの交渉が続き、痛みの分かち合いの妥協点を探ることになるのでしょうが、恐らく米国の航空会社や自動車会社のコピービデオを見るような展開になると予想されます。

ポイントはリストラの費用が調達できるかどうかなのですが、JAL単体の本業では無理です。西松とかいう社長では面を見ただけでも到底無理だということは賢明な読者の皆様にもお解かりでしょう。コストを掛けて戦線を縮小してより一層のキャッシュを獲得することができるのは健全な 民間企業だけ です。パラサイト集団に自力再建は無理なのです。だからといって公的資金注入が許されるのでしょうか。今回の政府主導の再建は事実上の民事(?)再生なのです。

2009-10-30

JAL(3) 廃業が妥当

JAL再建策が出されたようですね。

内容を見ていないのでコメントできません。冨山さんがメンバーですからちゃんとしたものなのでしょうが、詳細の公表は差し控えさせられているとか。氏の「会社がなくなってしまうほどの危機的状況」という表現から、まともな再建策であることが推察されます。

マスコミも相変わらずです。3,300億円の年金積立不足は良いが、少なくともそれが全体に対して何割とか、9,900億円の有利子負債を過去10年程度の損益と比較するとか、もう少しましな表現は無いものなのでしょうか。あっ、これも国有企業のニュースだからしょうがないですね。

家計に例えると、9,900万円の家のローンが残っているのに、毎年500万円ぐらい(06年度の再建計画より)しか返すことができず、老人介護のための貯金が3,300万円も足らないという火の車状態だということです。で、挙句の果てに破産申請というものです。

結局GMの破産法申請と変わり無い(JALの場合は再)国有化 ということです。また税金使うのですね。一思いに潰した方が良いと思いますよ、普通…

2009-10-29

最近来たくせに

筆者は今年職場を変わって(社内異動)います。最初の3ヶ月は様子見をしていましたが、ご他聞に漏れず無駄の宝庫でしたので、ちょこちょことアドヴァイスをしてきたのですが、先日酷い言葉を浴びせられました。それは、「最近来たくせに偉そうに言ってんじゃねえ!」(逐語表現)というもので、読者の皆さんご想像どおり、痛いところを突かれた古参社員の捨て台詞でした。筆者は悲しくなり、「職場でそういう言葉遣いは控えられた方が良いですよ」と発言するだけに留めました。こんな乱暴な人にも年功でそこそこの給料を払う訳ですから、そりゃ業績も傾きますわな。まぁ、このまま挽回策も講じずに1,2年で会社を去る訳ですから、そっと問題の先送りを看過して差し上げても良かったのですが、余りにも冷静に指摘をしたための結果だと珍しく少し反省してはいます。ここは友好的に職場の仲間として 赦してやる というのが勤め人としてのマナーなのでしょうか。

2009-10-28

書き間違い

マスコミや若い人の使う言葉で気になるものを2,3挙げてみます。
  1. 「間違え」
    もう10年近く前に入社3年目辺りの男の子から聞いたのが最初です。「間違え探し」なんて聞いたことがないし、これは何かの間違いですよね。

  2. 「大(おお)地震」
    チャールトン・ヘストンの映画はだい地震だったような気がしますが、某国有放送は「おお」と発音することに決めたようです。新しい(原則は誤りとされる)湯桶読みですね。3文字湯桶読みは大騒動ぐらいで、大(おお)惨事とか、大(おお)爆発とか、大(おお)失敗とか聞いたことがありません。

  3. 「希少価値が高い」
    「希少性が高い」ならまだ良いのですが、普通は「希少価値が有る」ではないでしょうか。

  4. 「だから」「なるほど」
    年下の男の子から聞くと、殴ってやりたくなります。解らない人が多いのでしょうねー。
読者の皆さんはいかがですか?

2009-10-27

暇つぶし

暇つぶしをする勤め人には2つのタイプが存在します。

一つは暇つぶしのために会社へ出るタイプ、2つ目は会社へ出て暇つぶしをするタイプです。一見似た表現の両者には大きな違いが存在します。

[ 暇つぶしで出社 ⇔ 出社して暇つぶし ]
  • 新しい仕事を探す ⇔ 与えられた仕事をわざとゆっくり遂行
  • 関係者との情報共有を希望 ⇔ 上司にもやっていることを隠す
  • もっと速くなれると思う ⇔ 自分が人並み以上の快速だと自負
  • メール好き ⇔ 電話好きで無駄話が多い
  • せっかち ⇔ 時間切れ狙い
  • 記憶力良し ⇔ 大事なところで忘れる(振りをする)
結局は、快速 ⇔ 鈍足 と要約されるようです。流行の表現を使えば、快脳と鈍脳とでも言いましょうか。プライベートでも快速なので、暇が多くなるのでしょう。Time is moneyも対象的で、鈍足は、鈍足を活かし、長く会社に居ることで時給を稼ぐようです。まさに暇つぶしならぬ穀潰し(石潰し=パラサイト)と言うか 社畜 ですね。中間も居ますが、こんな水と油が同居するのが会社なのです。

2009-10-26

衣食住(3)

補足の続きです。
  1. 衣食は再生産可能だが、住はそうではない(土地は有限である)ために希少性が高まる
  2. 日本においては、伝統的に、人生のある段階で持ち家をすべきだと考える国民が多い
  3. 生涯所得獲得が不安定だと予想される中で、一大イベントの持ち家の妥協点模索は困難
2. と3.に関して言えば、持ち家志向に若干の変化が見られます。供給過剰な状況下、優良な物件も有り、借り手市場になってきているのではないでしょうか。しかし、まだまだ持ち家志向は根強く、人口は減りながらも世帯数はさほど減っていないというような状況下、コストに関しては以下のように表現できるのではないでしょうか。
  • 親から相続した土地家屋が有れば幸運だが、家屋は少なくとも劣悪な(狭いとか、デザインが古いとか、リフォームに値しない)ものが多く、立て替えることが多い

  • 新規購入の場合は、相場が落ち着いてきているとは言え数千万円の出費を覚悟せねばならず、生涯年収に対する比率が高すぎる
    (例) 建蔽率30%の第1種住専の土地+延床42坪の二階建住居の場合、70坪の土地代(100万円/坪)と3,000万円の上屋でちょうど1億円、これに外構の費用や、借入金金利が上乗せされる
よく「人生の最大の買い物」と言われるようなこんな大きな出費を捻出するというのは大変なことです。その原資、いわゆる可処分所得は、獲得した報酬からボッタクリの税金やねずみ構のような年金掛金を引かれ、やせ細っています。さらに、その可処分所得から生活費を拠出し、残余からやりくりしているのが現状です。こんなところには衣食住の先の「楽」のための資金が残ったり残らなかったりするのもまた事実なのではないでしょうか。

筆者と一緒に、楽しんで暇つぶしをしてくれる人が少ないのも納得できるというものです。

2009-10-25

衣食住(2)

昨日、衣食住の中で「住」のコスト/可処分所得の比率が高いと書きましたが、この点に関して思いついた点を列記しておきます。
  1. 衣食は再生産可能だが、住はそうではない(土地は有限である)ために希少性が高まる
  2. 日本においては、伝統的に、人生のある段階で持ち家をすべきだと考える国民が多い
  3. 生涯所得獲得が不安定だと予想される中で、一大イベントの持ち家の妥協点模索は困難
それぞれ補足します。
  1. 衣食は、再生可能です。自然界に存在する構成分子を再構成するだけだからです。再構成は植物・動物による生物学的な化学反応を利用したり、熱や力のエネルギーを人為的に加えて行われています。消費・老朽化による遺棄が発生しても、構成分子レベルでは地球上のどこかに存在しますので、大きく分けて2つの方法で使用価値を生み出すことが可能です。2つの方法とは、別の用途に使用するリユース、形を変えて別のものを作るリサイクルのことです。一方「住」は建物部分の使用価値維持・創出はできますので再生可能なのですが、土地は再生可能としても、創出は、地球上においては埋め立てか、高層化でしか可能となりません。
余談ですが、食材をリサイクルの観点から考えた場合、美味しいものは美味しい構成要素あるいはそれらの美味しい再構成がなされているものということと考えられますので、生で食べられる食材は実は生物学的な分子再構成のプロセスの中で既に調理済みと言うことができるでしょう。長くなりそうなので続きは明日以降にします。

2009-10-24

衣食住

「衣食足りて礼節を知る」という言葉が有りますが、成熟した国の中では、日本は特に住が足りていないように見受けられます。いや、成熟していない国の中にも日本より豊かな住生活を送ることができる国が少なくありません。

デフレっぽいここ10年程度は、その道の趣味人を除いて衣食が足りていない人は少ないと思います。エンゲル係数の「衣」における言葉は知りませんが、衣食費の可処分所得に占める割合は安定して低いところをを推移しているのではないでしょうか。もちろん「住」もデフレ傾向ではあるのですが、衣食と比べてその比率は大雑把に言って10倍程度と推定しています。そして、衣食住まで背伸びしたり妥協したりして確保した後に初めて 人間としての本来の使途 である楽しみ、趣味、道楽の類が登場するのです。一方、衣食住でカツカツだとなかなか人間らしい生活が難しくなります。これが難しいのは、ひとえに10倍という係数の仕業だと筆者は認識しています。

因みに筆者は住までそこそこ足りていますが、未だに礼節を知らないようです。

2009-10-23

巨人軍(2)

切符が手に入りましたので、アンチ巨人としてCS2ndを3塁側で観てきました。そして、この球団が嫌いなのではなくこの球団のファン(=巨人ファン)が嫌いだということに気が付きました。

筆者の右側に、黒とオレンジのユニフォームを着てオレンジのタオルを頭に巻いて、打ち鳴らして応援する細い2本のメガホンを持った、30前後の若者が座ったのですが、試合中このメガホンを振り回して筆者の顔に当てるわ、身を乗り出して座って視界を遮るわで、その傍若無人振りは球界の独裁者ナベツネの化身のそのものです。最後にはメガホンの前に筆者が手を出して制止しようとしたのですが、余計にメガホンを振る意地の悪さです、ビジター側の内野席で… 筆者ももう少し血気盛んな頃であれば、例えば物理的な制裁を加えたところですが、こういうところが大人になってしまった悲しさでしょう。

選手は悪くありません。特に最近は生え抜きや育成からの選手も頑張っています。ただ、読売は 会長とファンのレベルが余りにも低い というunsophisticatedな球団なのです。

2009-10-22

負け犬(4/2) ちょっと理解不能

負け犬候補 I さんに進展が無いか昼飯を食べながら確認しました。

進展は無いようだったのですが、フィギュアスケートの話になりました。彼女は、珍しいフィギュアスケートマニアで、筆者の大好きなキーラ・コルピも勿論知っていました。そのキーラの放映を録画したとのことでしたので、「くれくれ」と頼んだのですが、画質が悪いとか良いとか言って訳のわからない説明をしました。筆者は、仕事でも簡潔に状況を説明しないと、上司がイライラするぞと言ったのですが、どうやらそれは自覚しているようで、入社面接の時には必要なこと以外はしゃべらないようにしたそうです。筆者がすかざず、「当時はわかっていたんじゃん」と言ったところで、同席した職場の後輩が笑いを必死にこらえていることに気が付きました。一方 I さんは、筆者の強めの口調に、半分顔面を紅潮させて責めないで欲しいと懇願していました。ちょっと可哀想になって話を戻し、彼女の好きな安藤美姫と、Gさん・Mさんのおじ様たちとどちらが好きなのかを聞きましたところ、安藤美姫との即答。I さんのことがまた少し解らなくなりました。

因みに、コストナーのポロリの話も出ましたが、筆者は乗りませんでした。

2009-10-21

西川さん

辞めるんですね、日本なんとかの初代社長を。

結局3年半以上 何もしない ばかりか、■んぽの宿でまた悪事の上塗りで晩節を汚し、まさかこの先も天下り先が有るのではないでしょうね。また、中川さんのようにならなければ良いと心配していますが、それ程純情そうにも見受けられませんし… Wikiに悪事が全て書いてあるようですね。

限られた露出を基にした筆者の査定は以下のとおりです。
  1. 覇気が無く、陰気くさく、全然カッコ良くない
  2. 社会人になってから悪いことしかしていない
  3. 最初の就職先が悪い
    → 10/3のパラサイト(12/9)で書いたK君が新卒で入ったのがここ
  4. 木っ端役人としてのあり様は国賊級
    → パラサイト編でメガバンクは役所と解説済
  5. さる暴力シニア・ディレクターの後援会「虎仙会」の会長である (ぷっ)
枠組みを2党間でボロボロにされて、兄弟2人から辞めろと言われるなど、気の毒な面も無いとは言えませんが、民業圧迫団体のトップに就いても良いと受諾する意思決定したこと、また前職時代の実績からして 自業自得 ですね。後任も大変そう… じゃなくて彼の後なら誰がやっても彼以上ということでしょうね。

2009-10-20

巨人軍

CSセ2ndステージの相手が中日ドラゴンズに決まりました。

この球団について疑問を並べてみました。
  1. 読売という球団名が有る一方の呼称「巨人」って何?
  2. なんであんなにキャラクターがダサいのか?
  3. ファンの知識レベルが低いのはなぜ?
  4. 裏金問題でオーナーを辞めたようなヤツが会長とか言ってゾンビしててもいいの?
    → コイツの馬鹿さ加減を露呈する暴言の数々は笑うしか有りません。東大出の恥ですね。
  5. なんで筆者でも放り込めるほどグラウンドが狭いのか?
景気浮揚効果が有るそうですから、せいぜい「正々堂々と」頑張ってもらいましょう。

2009-10-19

エイ

昨日買ってきて半分を鍋にして、半分を自家製アリオリでソテーしました。

ネットでレシピも見ずに作ったのですが、それにしても安かろう不味かろうでした。肉は直径2ミリ、長さ3cmぐらいの糸巻き状に分かれるし、皮もスッポンのような感じで見た目が悪いばかりか、味自体も全然美味しくありませんでした。レバーもいくら熱を加えようがいつまでもドロドロだし。

素人包丁人としての筆者の腕の問題なのか、材料の問題なのか、責任をはっきりさせたいところですが、読者の皆様の予想通り、材料に責任をなすりつけることにしました。あんなんだったら鼠とか芋虫の方が絶対旨いと呟きながら、さっき冷蔵庫の中をを見たら、鍋もソテーも実は1/3すつで、まだ1/3の切り身が残っていました… うぅっ

今見たらやっぱり薄味過ぎたことと、酢を使わずにコラーゲンも味わえなかった筆者が悪いのかも知れません。そう言えば以前作ったゲンゲの味噌汁も美味しくなかったような…

珍しくちょっと凹むお話でした。ジャンジャン

2009-10-18

マージャン

 ゆうべは徹夜でマージャンをしちゃいました。

筆者は定期的に固有メンバーと囲むのですが、その理由は以下のとおりです。
  1. ギャグを言う
  2. 勝った人を優しくなじり、負けた人を慰める
  3. ただの時間潰し
  4. 指先を使ったボケ防止
  5. 少し家計の足しにする
5.の永続的実現のために、2.を行い、同時に3.および4.の実利をも得ているのですが、報酬の源泉 は1.および2.であることは言うまでもありません。特に1.に関し最近の流行を述べますと;
  • 「ゴムの体」
    酷い仕打ちを受けた時に、「そんなご無体なー」を言い間違えた振りをして言う
  • 「わーれー」
    割れ目で大きな手を上がったプレーヤーを責めるのではなく、主に悪いツモのような現象を嘆く言葉。昔の吉本新喜劇の室屋信雄の泉州弁のギャグのパクリ
  • 「あだたのごとがバカだから」
    自分が切り間違えた時に他虐的に韓流スターを気取る
これは止められません。

2009-10-17

フライデーナイト

ゆうべは20時から26時ぐらいまでスナックにいました。

そこのママとはこのブログのことを話したりするのですが、とっても良い読者です。で、最後には歌って感情を発散させます、ウーロン茶飲んで。昨日は歌い出す前に、そこで知り合ったお友達に会えました。このお友達は、筆者の存在が不思議に見えるらしく、興味深々にいろいろ質問をしてくれますが、今のところの興味は筆者の歌声のようです。いつもリクエストをいただくので、そのまま歌いますが、まじめに歌っているのに笑い出すのです。で、オリジナルの歌手よりうまいとか言って褒めるのです。笑って褒めるって… よく解りませんが、楽しい雰囲気なので、筆者は通ってしまうのです。でも、ある歌だけは、筆者自身も半ば本気でオリジナルより良いJames Versionと自負しております。

彼の他にも常連さんは良い人ばかりで、1年前にフラーッと入った時の事が思い起こされます。

読者の皆さんも行きつけのお店って有りますよね。

2009-10-16

JAL(2) 恥のフラッグ

JALの財務分析とかしても受けが良くないのと面倒くさいことから、大雑把に見通しますと、以下のような感じでしょうか?
  1. グダグダやっているうちにドンドン悪くなり、あと2、3年のうちに 民事再生 となる
  2. グダグダになるのはパラサイトが多いから(年金なんかどうせ高率の利回りを約束しているに決まっている)だが、もう手遅れ
  3. 航空会社が潰れた後数年で自動車会社が潰れるという、アメリカの物真似が起きる
    ← 10/9と10/10に述べたことと、パターンとして関連します
とにかく、保護されてきたところは、フェアに競争できない訳ですから、精算費用が掛からないうちにとっとと切った方が民のためです。CDSのベーシスポイントもうなぎ登り、その航空券のクレジット決済も断られるとか聞いています。できないホテル経営に手を出し、女給が下手な英語の教材を売る(?)… 正直ここの国際線に何回乗っても、聞ける英語なんて聞いた覚えが有りません。Sohisticationとは程遠い 恥のフラッグ(キャリア) ですね。

2009-10-15

会計検査院

公益法人への天下り(10,000人)の実体を会計検査院が指摘しているようですが、これも氷山の一角ですね。予算の弊害は新政権がゴリゴリやっていいますが、天下り検査も、何で今慌てて調査しているのかが不明です。普段から、この会計検査院が機能していないからです。

会計検査院に関する問題は以下の2点に集約されます。
  1. 三権からは独立らしいが、所詮は行政機関であり、構成員は公務員

  2. 指摘・報告の類が有ること、およびその内容も国民には極めて判り難い
泥棒一味が、身内で注意したという報道だけで国民が納得すると高を括る輩がパラサイトの保護者なのです。この考え方が生き延びることが、わが国の民度の低さと言い換えることもできますね。改憲する時にはせめて会計「監査」院とかに改名することをお勧めしたいものです。

2009-10-14

JAL(1)

これ、書くとタイトルはパラサイト続編か番外なのでしょうが、くどいのでそのままにしました。

ご承知のとおり、ここも独占保護団体=役所です。組合は減ったとはいえ社内に8つ、OBと現役に約束した年金も一杯有るという変わった会社です。全部の組合との約束を反故にしなければ倒産の確率のが非常に高いのですが、役所なので国をあげて助けようとしているのです。政権が変わって、筆者がかねてから一目置いてきた冨山和彦さんが登場したのが唯一の慰めです。思う存分大鉈を振るって振るってもらいたいものです。

航空会社と言えば、空港問題で森田健作が吠えていますが、まずはJALの現状の分析と対策を次回から述べたいと思います。

2009-10-13

ベストシーズン

昨日は引き篭っていましたが、あんまり天気が良いので夕方オープンで出掛けました。2日連続というのは珍らしく、夏は100km以下/月だった走行距離が200km辺りまでにはなりそうです。維持コスト/kmを考えると割高ですね。

今日は新聞も休みなのでこの辺りで…

2009-10-12

会食

昨日は夕方空気が気持ち良かったのでオープンでお茶に出ました。雑誌を読んでいたら後輩から電話で、一昨日お茶でもと誘っておいたメールへの回答でした。彼は筆者よりは街外れに住んでいますが、同じくメトロセクシュアルです。初めて愛車を見せましたところ、素直に気に入ってくれました。で、またお茶に行きました。最近は誰と話しても公務員の話題になります。ひとしきりバカ話をした後、やっぱりお互い男性版負け犬だということで合意しました。合意とは言っても、負け犬同士で慰めあうとか変な話ではありませんので誤解の無いようお願いします。

別れ際に筆者が3万円借金をしていることに気が付き、CDでお金を降ろしてから2万円返しました。利子としてコーヒーをおごりましたので、後は現在無利子の1万円です。まぁこうやって少し残しておいた方が良い場合も有るのです?

その後、帰路に電話をしたら、同期の友人夫妻が食事に出掛けようとしていたところにドンピシャで、夫妻の飲酒に11時ぐらいまでつきあいました。またしても話題の大半は公務員でした。その他には筆者が奥方の動物占いをピタリと「狼」と言い当てたことが特筆されます。因みに旦那さんの方は「羊」であるところを鹿と間違えました。そりゃ狼ときて羊と読めなかった筆者が悪い。昔、「ヒツジの皮を被った狼」のことを、「アソコの皮を被った狼」と茶化したバチが当たったものと終われます。

2009-10-11

新読者?

今朝お茶しようと行きつけのホテルへ車を置いて、カフェ開店まで近くの喫茶店のモー二ングセットを食べていました。二つ隣の席にカップルが掛け、知人の話などを始めました。筆者は例によってスケジューリングをしていたのですが、公務員の悪行・無業(後者は筆者の造語)の話が聞こえてきました。お二人とも正しいご意見を述べられ、女性の話に男性がコメントしたりしているのを聞いているうちに、思わず割り込んでしまったのです。公務員はいろいろなところで悪いことをやっていることも確認できましたし、筆者のパラサイト論との意見の不一致は殆ど有りません。筆者のコメントを聞いて、女性の方は、筆者がそのお相手の男性と同じことを言っていると何度か指摘されたぐらいです。

お二人とも完全に民の側だということが確認できましたので、ここのアドレスをお教えしておきました。男性に教えたのは、フェミニストに見受けられたためです。彼は筆者と同学年で、昔の話も盛り上がり、なかなか楽しいひととき、実際にも一時(間)を過ごせました。長くなりましたので、最後は何とか筆者が下手な落ちを付けて別れましたが、またしても普段とはちょっと違う1時間でした。

最近知らない人との出会いが多いのは筆者に「躊躇」が足りなくなってきたのが原因なのでしょうか? でもそれは悪いことではないような気もしています。

2009-10-10

警鐘(2/2)

で、ちょっと考えると、もともと組み立て主体の自動車メーカーがEVにおいて内製すべきか内製しても意味の有るものがステアリングとサスペンションだけだなので、ちょっとした会社でも昔より圧倒的に簡単に作れると思いませんか? 実際6年前にPayPalのElon Muskが創業した米国のテスラとか、あのDB9のデザイナーが立ち上げたフィスカーとか、Soloも出すVelozziとか… この辺りは、量産効果が出るまでは高性能のスポーツカータイプに集中していますが、政府の融資も得てイナーシャを克服しているのだと思います。これで利益を得た後は、下駄のようなEVに進出して来るような気がします。9月の終わりにはインドのTataが英国で電気自動車を作るとか、GM Indiaがインドで電気自動車を作るとかいう話がニュースとなったことも、普及版の需要とモデルのシフトを暗示しているような気がします。

こう見ると、日本の自動車メーカーは本当にアブナイところにいます。現在は、繋ぎのHV等への税制支援と1,000円高速料金で息を繋いでいますが、この民業への支援に見える需要の先食いは将来咎めとなって返ってくるものと予想します。ほぼ国有の(メガ)銀行へのかつての税金投入よりも酷い話だと思います。今や国有企業となったGMを見ても解るように、お年寄りの日本の自動車メーカーもそのレガシーコストと大企業としての小役人従業員の非効率性の双子の減益要因で国有化の道を歩むというのは言いすぎでしょうか。高いEVを買ってくれる人が大挙して店頭に並ぶなどということは有り得ないと思いますが。

書き忘れていましたが、新興EVメーカーが高性能車をまず作ったのは目立ちたがりの裕福な消費者が存在すると読んだからであるように、ガソリンエンジンは機械式腕時計や真空管アンプのような高級品として、同じく裕福な人々の趣味および自己表現の対象として残るのでしょうね、70億地球温暖化総カルト化の中で。そして、彼らは、黒点の減少とか、プチ氷河期が来たら小魚の大群のように向きを変えるのでしょうね。

2009-10-09

警鐘(1/2)

昨日車関係の話になりましたが、あと2週間で東京モーターショーが開幕しますね。東京も以前から勢いが無く、昨今の経済状況も影響していますが、筆者が車好きなのは初回のエピソードを読まれた方ならおわかりだと思います。フランクフルトに続き、各社から新モデルやショーモデルが公開され始めていますが、昨年、一昨年辺りからの大きな流れはやっぱりエコです。でも、ちょっと考えると、現在の自動車メーカーの将来が危ないのです、特に日本の。例えば、T/N/H社とかが、あと10年で潰れることが視野に入って来るのです。

エコとはエコロジーとエコノミーのデュアルエコのことを指すでしょう。双方両立の理想形は電気自動車(EV)です。過渡期のプラグインハイブリッド(以後PHV:Plug-in Hybrid Vehicle)まで含めるのが適当なのでしょうが、中途半端な感は否めません。PHVは、現在のハイブリッド車(以後HV)を売るための幟のようなもので、普及台数がHVを超えることは決して無いと思われます。PHVが生き伸びたかのように見えても、それはエンジンを発電機として扱うPHV、即ち発電機付EVなのです。車庫にコンセント、街中に急速充電器が設置されれば、あとは充電用の電気をどう作って、貯めるかだけの問題です。燃料電池はこの電気の貯蔵に使えば良いだけで、別にわざわざ車に積む必要も無いでしょう。そもそも燃料電池をいちいちカセットのように交換するなんて誰がやりたがるのでしょう。カセットを苦労して取り替えると意思決定したとしても、燃料電池車はインフラに決定的な問題が有りそうです。インフラ整備を雇用対策としてでも考えない限り、無駄な開発は止めた方がよいでしょう。

さて、EVと現行の化石燃料自動車の設計・製造を比較した場合、大きな不安が頭をもたげて来ます。車の基本が、走る、、曲がる、止まる、だとすると、EVはこの基本部分で、圧倒的に、主に機械部品の点数が少ないのです。械式のエンジンがバッテリーに、機械式の動力伝達装置が電線とヴォリュームスウィッチに取って代わられるのです。モーターは2個か4個/台になるでしょう。後は、簡単なブレーキ、ランプ類の付いた外皮と内装ですが、外皮は鉄でなくても良いし、パッケージングの変化に乗じて内装を簡素化することもできるし、タイヤとかは既存の物を使えば良いでしょう。いわゆるノウハウが必要なのはステアリングとサスペンション関係だけになりますね。

2009-10-08

役者

今日出社しましたら、2人のお父さんは性懲りも無くマスク着用でしたので、話が解りそうな方のオッサンに今朝のブログをプリントアウトして渡しました。でも全うな反論もな無かったのと、仕事が早く片付いたのと、生物学的な自己防御のために昼食後帰宅しました。ちょっと割り切れない気持ちを抱きながら…

帰宅途上、路上駐車を避けるために2車線の中央寄りを走行し、次の交差点を左折するために左側車線に変更をしようと、その先の路上駐車を伺っていたのですが、前を空走するタクシーが2車線を分ける線を跨ぐように走行し、左側車線の空き状況を確認しているようでした。筆者は単純にウィンカーを出して左へ車線変更したのですが、それとほぼ同時にこのタクシーも筆者の車に被せる様に車線変更をしたのです。よくある話ですよね。でもその後が酷かったのです。

筆者が一回追い越して、一旦路側帯に寄りタクシーが追い抜いた直後につけタクシーに続いて左折したのですが、彼は店舗の駐車場に入りました。筆者も、止せば良かったのですが一緒に入り、様子を伺っていましたが、彼はなかなか車を降りず、車中で電話をしていました。筆者は車を降りて窓を開けてもらい、言いました。
「運転がズルくは有りませんか?」
ここから、彼の(激情)劇場が始まりました。彼の行状を書きますと;
  • 「覚えが無い」
  • 「謝れというなら謝る」
  • タクシー会社に電話して、聞こえよがしに「今脅されている、警察を呼んでくれ」
  • 「あなたは酒臭い」
この会社はこういうマニュアルが有るのでしょう。税金の無駄遣いはいけないと思い、筆者は最寄りの警察に電話して、「おそらくタクシー会社から電話が有るが、2人で解決するので無視して欲しい」と伝えましたが、やっぱり2人のお巡りさんが来てくれることになりました。

お巡りさんからの事情聴取への返答をオッサンに譲り、虚偽申告を筆者が正すことにしました。正しく直した後、若い方のお回りさんが、オッサンの針小棒大申告と挑発的合いの手を諌めたところで、オッサンから演技ではないと思しき「済みませんでした」の言葉が発せられ大団円を迎えました。最後は全員で笑っていました。何だかホッとするような変な1時間でした。

その後お巡りさんに筆者だけご足労のお礼とお詫びをし、以下の教訓を確認しました。
  • 空走タクシーの後ろは走るものではない(彼らは公道が職場)
  • 激情型運転手の挑発に乗るのは時間と税金の無駄になる
  • 大きな車に乗っていると激情型運転手を徒に刺激する
  • 昼に食べた油鶏林にアルコールが入っていたかどうかを確認する(今後のことも有るので)

2009-10-07

インフルエンザ

筆者の近くの席に座っているお父さん2人が、昨日マスクを着用して出勤してきました。聞くと、ご両名とも揃って「子どもが?型インフルエンザにかかった」とのこと。筆者は即座に「go home」と言いました。一人はお父さんなのに小学生レベルなので、そうじゃないまともな方に言い分を聞いてみました。曰く「会社からのお達しで、家族に患者が発生した場合はマスクを着用することになっている、云々…」。

こちらの言い分は以下のとおりです。
  1. 会社の人事などというものは、「従業員にこう言ったから免責でーす」というパラサイト的な仕事をしているだーけー
  2. パンデミックの意味を理解しているなら、会社の保険のようなお触れでなく、生き物として防御的に行動しようとする非感染者の意見が尊重されるべき
で、その根拠みたいなものは以下のとおりです。
  1. だいたいマスクなどというものは人前でするものではない。感染阻止のためには隔離がベスト。保菌者である可能性が「比較的」高い人間はそうすべき。マスクでは咳やくしゃみによる飛沫を防ぐことはできない。こんな状況下でマスクをして効果が有るのはむしろ非感染者の防御だが、何で無実の者が①コストを負担して、②見栄えを悪くして、③他者に不安を与え、④息苦しい状況にならなければならないのか、非常に理解に苦しむ。保菌者が隔離状態でマスクをするしないは任意。
  2. (今回のように)毒性が強まる前に感染した方が良い場合でも、こちらには、①その時期と、②ウィルスの保有者を選ぶ権利が有る。誰々菌とよく言われるように、質(タチ)の悪そうな、あるいはウィルスをより悪く変化させそうな、普段から近寄りたくないようなヤツからはうつされたくない。
  3. 本来会社は隔離状態でも業務が進むようにインフラを整えるべきであるが、それより先に、お前が1週間ぐらいいなくなっても仕事は回るし、感染が予想される状況下では、「特に」いつでも引継ぎできるよう例えば書き物(今は電子的に)にでも残しておくべき。自惚れるのもいい加減にして欲しい。
  4. デザイン性が良くなったとかの理由で、嬉々としてマスクをつけてくるんじゃねぇぞ、と言いたい。
  5. 従って、マスクをしてのこのこ出勤してくる人は、愚図(普段から一瞬で引継ぎもできない)な阿呆(上記マナー・たしなみを考えたことも無い)を広報していることになる(けど、それでも続けますか?)
最後に彼らに言っておきたいのはこの言葉ですけど、ここまでは筆者には言えません(ので、また今日も着用出勤なんだろうなー、またこっちが別室で執務する掟破りの逆隔離状態なんだろうなー)

「迷惑なんだよ、オッサン(うすのろ父さん)!」
(と書いて思い出したのが、もう一人派遣のオバサンもマスクをしていたことです)

2009-10-06

ガラパゴス

久し振りに変な時間に、でも覚醒後という正しい状態で、一杯入れのアイスコーヒーで一服してぼけーっとしました。ゲーテみたい?

浮かんだのは標題の言葉です。最近はケータイガラパゴスとしてメディアに登場しますが、ケータイおよびネットという環境では都合が悪いように認識されるために、どちらかと言えば「悪」のイメージが有ると思います。でも、アンタイ・アトピーである回虫のように、寄生虫にすら(筆者独断定義のパラサイトには無い)良い面は有るもので、この場合は固有文化とも言えるのではないでしょうか。

即ち(この口調はちょっと前にナンパした娘にとても評判がよかったとです)、地殻変動で孤島として成り立ってきたこの国には、やはり毛唐や夷狄や南蛮には思いも付かない、従って理解できない、ミステリアスな文化が育ってきたのです。その文化もいろいろで、良い点も悪い点も有る訳です。

良い点が多いものをざっと挙げますと、
  1. 武道(武術ではなく)、カラオケ、漫画
  2. 決め細やかな電化製品
  3. 皇室御用達に多い和の逸品
一方、悪い点が多いものは、官公というシステムぐらいしか見当たりません。

グローバル化の意味をもう少し考えた方が良いのではないでしょうか?

2009-10-05

あはれ

中川さん、可哀想でしたね。政治家にしては割りとビジュアル系だったので嫌いじゃなかったんですけど、親が自殺して居ないのをいいことに、自分も早まっては…

こんな末路を強(敷)いたのは、官僚とマスコミというのが通説ですが、マスコミは所詮マスコミですから、やっぱり官僚でしょうね。中川さんは晒してはいけない自分を晒すことを止めることができないほどお酒が好きだっただけのことですが、前夜の就寝前もどれぐらいワインを飲んだのでしょうか。何瓶飲んだか、何錠飲んだかもわからなくなるほどお酒が好きだったんですね。奥さんとも別の部屋に寝かされて、本当に哀れなのですが、そもそもオーナー社長以外、世襲できる職業など無い訳ですから、その咎めとでも言いましょうか…

とりあえず、合掌!

2009-10-04

子どもの目的

毎週日曜は郁夫さんの連載「トストエフスキーとの旅」を斜め読みするのですが、本日版にドストエフスキーと親交の有った、アレクサンドル・ゲルツェンの気になる言葉が有りましたので引用します。
  • 子ども(1)の目的は大人になることじゃない。子ども(1)の目的は子ども(2)でいることだ。
「目的」は「目標」とかに読み換えて、パラサイトに聞かしてやりたい言葉です。ドストエフスキー(も同意しただろうと亀山さんが書いただけですが…)と亀山さん同様、筆者も同意します。ここでまた、筆者が勝手に定義しますと ;
  1. 大人:生活のために堕落した15歳辺り以上の人たち
  2. 子ども(1) :15歳辺り以下の未就業者
  3. 子ども(2) :15歳以上の、生活のための堕落の未経験者
そして、筆者は明らかに3.です。

2009-10-03

パラサイト(12/9)

身近な例を挙げましょう。
  1. 筆者の出身ゼミの半数は、もう名前が変わってしまったメガバンクに就職しました。その中でも筆者の入った会社を落ち(て、その理由をリクルーターに聞いてい)たK君は、金を借りてやるという申し出に勿体をつけ、中小企業の貸し出しには「ウチは10億以上売り上げの無い会社は相手にしない」とか抜かしていました。ある時平日の昼に訪ねてやって彼の支店の近くのホテルで食事をした時なんか、割り勘で筆者が渡した金を持ってキャッシャーに行ったっ切りなかなか帰って来ないので見に行ったら領収書を貰っていたのを目撃してしまったという曰くつきで、その時は本当に情けない思いをしました。こいつを破門にしたのは言うまでもありません。

  2. ゼミの先輩が支店長になっているメガバンクの支店で大暴れして、「支店長を呼べ」と言って出てくるのは、大体副支店長とかいうヤツで、支店長本人を出させます。支店長は筆者の顔を見るなり退店を懇願することが多いのですが、「だってあいつがこんなことを…」と言ってから店を出ることにしています。こんな指導までしてもらっても、手数料を取ったりするのですから信じられません。
おとなしく黒子に徹していれば良いのに、調子に乗って運転手付きの車とかに乗って、役人を接待などして料亭とかクラブとか行っているから世間の鼻つまみになってしまうのです。人間の体にたとえれば循環器系の臓器みたいなものなのですから、表に出てもらっては気持ちが悪いことこの上無い訳です。

パラサイトを読んでいただいている方にはお解りだと思いますが、銀行は、”3時までしか空いていない役所”なのです。人を呼びつけて、番号札を取らせて、コピーとかインプットとか簡単な事務をノロノロと行っていますよね、どこも。客に紙を書かせて、書き方が悪いとか人を立たせて… OA化が遅れているのも共通しています。ネット銀行の人気を見てもそれは自明です。

全編もっと書きたいことが一杯ですが、世の中の仕組みを解っていないこいつらは一生治りませんので、放置して減給して生かさず殺さずにしておくのがベストな解決策でしょう。

2009-10-02

パラサイト(11/9)

筆者は面倒くさいので調べていませんが、あの暴力帝国の金融機関の破綻に怯え、国際的な銀行規制の動きにビビり、公務員の彼らは自らタンス預金をしているのではないでしょうか。昔から大手の企業には貸し出していますが、本当に困っている中小企業・個人には非常に冷たく、税金で息を吹き返した後はサラ金を買収していたのも記憶に新しいのです。ムハマド・ユヌスさんの爪の垢でも摂取して、襟を正していただきたいものです。

だいたい国からタダで金を借りて、高金利で貸し出しサヤを取る金貸し風情が、大きい顔をしているのです。しかももともとは貸出先の金であって、決して自腹を切っている訳ではありません。こうして初めから損をする筈が無いのに傾くのは、無駄使いをしているからに他なりません。わざとOA化を遅らせて社員数を増やすとか、その社員への法外な給料とか、一等地の家賃とか、外銀の買収とか、とにかく無駄が多いと思いませんか? 特に給料は公務員と同じ程度に酷いですよね。

2009-10-01

パラサイト(10/9)

亀井静香さんのモラトリアム発言、波紋が広がってますね。徳政令とはおっしゃってませんよね。株価が上がらないのは銀行の経営がまずいせいだというのも的を射ているのではないでしょうか。外国人も日本の投資家も解っているのですよ。

ネットで見ると彼を悪く言うブログへの投稿が目に付くんですが、何か低IQ社会の写し絵のような気がして苦笑ものです。例えばgoogleの検索の上位に現れる池田信夫とかいう人のBlogの惨状は見る価値も有りません。初めて見た名前ですが、一度じっくり人物分析してみます。第一印象がこうだというだけです。このオッサンの写真の近くにある、超偉そうなヤツが社長をやっている証券会社のロゴを見たのも悪印象の一因です。ぶら下がっている投稿もフィルターにかけられたオッサン礼賛ばかり。炎上させるにはキライな何かに登録せねばならないので、登録を通してオッサンに金が入ることを考えるとこれが炎上の抑止力として働いていることもウザいですね。彼らに共通しているのは、モラトリアムそのものの評価ではなく、亀井さんの物言いの仕方からパワーポリティクスを語っているだけで、案そのものに対する分析は全く有りません(有るのに書いていないならそれこそが卑怯だし)。筆者定義の広義の公務員の寄り合いである銀行(都銀~地銀の辺りまで?)が絡むだけに、公務員本人およびその親戚連中が巣食っているだけなのではないでしょうか。レトリックだけ批判って、どこかでみたような…

2009-09-30

パラサイト(番外)

あるプロ球団の監督が、市民税を10%下げようとしているある市長に対し、始球式の後、本当に10%下がったら、住民票を移すと発言したそうです。これは我が意を得たりで、大変気分が良くなりました。この監督は最も頭が良くて、従って優し厳しいのです。持ち物の一部は筆者と同じだし、就任当時から筆者とスウィングしているようです。そのうちお会いして本物かどうか現物確認してみたいものです。

負け犬(3/2) 絞るか絞らざるか

えー、昨日聞いた進展を書いておきます。おととい、I さんがMさんのいる事業所に出張しましたが、あいにくMさんが不在だったため、Mさんの部下のOさんと話をしたそうです。

  • I さん「MさんがOさんと一緒なら(食事とかOK)とおっしゃってました。
        でも私はGさんもいいな。」
  • Oさん「Mさんとご一緒はいいけど、Gさん(前出、Mさんと同部署)も
        いいと言うならどっちかに一本化して欲しい。」
  • I さん「それは難しいです。」
  • Oさん「でもGさんは一本化しないとイヤだってきっとおっしゃるよ。」
  • I さん「えーっ?」
こんな感じだったそうです。この会話からも改めてお解りのとおり、I さんは優しいおじ様たちとお酒でも飲みながらお話がしたいというだけなのです。OさんはI さんの真意を確かめるためか、あるいはもっと深い関係を期待したのか、いずれかの理由で上記のような条件提示に至ったのではないかと思います。筆者のI さんに対するAdviceは以下の通りです。
  1. 別に一人に絞らずあらゆる機会を活用するように
  2. 周りの雑音は気にしないように
    → 直属の関係にある場合は忘年会等の機会が有るのに、
      配属の関係でイイ感じの人とそういった機会が無い人が
      なんとか努力する姿を哂う人たちの雑音は気にしなくて良い
  3. 仕事はちゃんとこなしておくこと
2.のAdviceは、I さんが珍しく気にしていたため伝えました。因みに、Oさんの部下にI さんの親しい女性の友人がいるのですが、彼女はMさんよりGさんの方が良いと言っていたそうです。

2009-09-29

食い意地

筆者は食い意地が張っているのですが、食べることに時間をかけたくないのでグルメというほどでもありません。おとといのエスプレッソで「人間の体は、欲する物を摂取すれば快方に向かうようにできていて…」とか書き始めて中断したのですが、体調が悪い時は文字通り快方に向かうため、体調が良い時はさらに快くなる(これも快方に向かう)ためと、いずれにしても食べたいものを食べるのです。毎食食べたいものを食べるためには2つのリスクを考慮しなければなりません。
  1. 食べたいものを食べるために時間が拘束される
  2. 偏ると体調が崩れる
1.は、外食かおうちごはんかの選択です。自炊が基本の筆者はあまり外食をしませんので、食べたいもの全てをカバーできる店は知りません。その時いる場所の近くにたまたま食べたい、かつ美味しいものを安価に提供してくれる店が有れば良いのですが、思い出す時間や、移動する時間を考えると無駄が多いのです。自炊と較べると、良心的な店が本当に少ないのです。また、ドンピシャの店が無いために適当なものでお茶を濁し、本当に食べたいものを食べられなくなるリスクも存在します。心の底から湧き上がる、「あれが食べたい」という思いに素直に生きたいものです。空腹時は特にイライラしますので、本意でないものを食べたり、不味かったりするのは最悪です。

一方おうちごはんならそれらの心配は要りません。自炊を続けると当然技量も上がって来ますので、食べたい食材を、最適な調理法で、作りたてで食べられるのです。さらに、ここは微妙なのですが、情感を込めることができるのです。オフクロの味を選好するのは、慣れた味だということの他に、それはご飯ではなく実は 愛情を食べている からなのではないでしょうか。メトロセクシュアルとして自炊していると、無性に人に食べさせたくなります。外食に関して言えば、こんな気持ちのシェフの店 にしか行かないのでお気に入り店数が増えないのです。

うち、そと、いずれにしても時間が掛かることはご理解いただけたかと思いますが、筆者は豪快に乱暴に創ります。でも種類が無いと、食が太いのと相まって過食になり、結果として偏ることになりかねませんので、主食・汁物以外に3つ皿をならべることを基本にしています。

2.の偏食は、上で述べた自炊で大量製造したアイテムの大量摂取(特にカレーは危険、3食連続3皿とか普通)、外食の場合店が限られることがその原因となります。

できることなら、自分で栽培・捕獲した食材を、時間を掛けて調理し、誰かにおすそ分けしながらゆっくり味わうように暮らしたいのですが、他にもやりたいことが山積みで、今は短時間に済ますことに 意地 になっています。

2009-09-28

日経

昨日の日経1面のコラムで、カツマーなる言葉を発見しました。思った通りの意味なのですが、ノウハウ本で儲けようという魂胆もどうかと思う半面、儲けられる社会も、大前研一さん言うところの低IQ社会そのものではないでしょうか。周りには本当に見本となる先輩とかがいないのでしょう。だからと言って、そんな本を買って読んで生産性を上げる前に、このFreeのブログのパラサイトシリーズを読んだ方がよっぽどSophisticateされると思うのですが…

まぁ、本でも読まない限り生き方を決められない人々には無用の忠告なのでしょうが、いつからこんな社会になったのでしょう? この程度でGNP世界(もうじき)第3位になれるのですから、他の国の社会のIQも知れたものです。こんな社会にしたのも間違い無く「官」であることは、聡明な読者には自明だと思います。パラサイトシリーズでは疲れて書きませんでしたが、こんな世の中になった原因は、殆どが「官」に有ると言えるのです。もう何百年も前から、現在で言うところの、「官」のしくみは、形を変えて続いてきました。必要悪である公共サービスを見苦しいほどに拡大させて、余分な官製雇用を創出し、それによって、低IQパラサイトを飼ってきたのです。この構図は、パラサイトシリーズで、民の特質を需要に呼応したモノ、サービスの提供と書いた正反対となっています。即ち、パラサイトは自分でお客を見つけることができない生体なのです。官製絶対の誤解のもとに、自らの仕事を有難がられていると思い込んで素人レベルでやっているだけなのです。

民はあきれてモノも言わずに税金を収めてきたのですが、そろそろ我慢も限界に近づいている証左として、死に体の旧政権が倒れたといえるのではないでしょうか? 歴代総理が馬鹿揃いであったことは単なるきっかけで、政権交代の真の理由は税金の無駄遣い是正希望以外には有り得ないのです。同じく昨日の日経に載っていた、米の投資銀行報酬規制も根っこは同じです。即ち、筆者独自定義の公務員の中に(投資銀行とは言え)銀行員は入る訳であり、税金で息を吹き返すやつらの上澄みが超高額なボーナスを貰っているのを黙って見逃すわけにはいかないという考えは、日米の民が結束すべき点でしょう。


2009-09-27

アイスエスプレッソ

筆者はコーヒーが好きで、一日何杯も飲るのですが、朝の一杯目とか、落ち着きたい時には、やっぱり美味しいのが欲しくなります。人間の体は、欲する物を摂取すれば快方に向かうようにできていて…、と書き始めるとまた横道に逸れますので、本日の本道であるコーヒーに戻ります。

寒い頃ホットなのは当然ですが、自宅ではアイス7/ホット5、空調のせいもあって外出時はアイス11/ホット1程度の割合になります。でも、外出先でいわゆるアイスコーヒーを頼むと不味いことが多いので、通常はエスプレッソを頼んで、追加でグラスにアイスを入れてもらいます。で、自分でエスプレッソをこのグラスに移すのです。筆者にとってこれが一番美味しいアイスコーヒーの飲み方です。エスプレッソを作り置きするお店は少ないので、一杯ずつ淹れたコーヒーの香りと味を楽しめることになります。実は、筆者がオーダーしたためにアイスエスプレッソをメニューに加えたカフェは少なくとも3店有ることが判明しています。唯一の例外は筆者のよく行く喫茶店のアイスコーヒーで、なおかつ砂糖を溶かしたものをオーダーし、上質なミルクを混ぜるのですが、特に夏の暑い日には、それはもう「XXXのアイスコーヒー」という固有名詞の付いた清涼飲料水となるのです。因みに、ここへ行くとアイス/ホットは12/0となります。

自宅でホットの時は、モカブレンドの粉を買って来て使います。ミルも有りますので、たまには冷凍してある豆を挽きます。豆はいくつか試しましたが、やっぱりモカを選好することが多いようです。

外出時の時間の合間とか、長時間電車に乗る時には、止む無く缶コーヒーを買いますが、最近はあるコンビニチェーンの一杯入れコーヒーを第1優先にしています。

2009-09-26

第一印象

ただ今地下鉄に乗って書いております。腿の裏側に体重を掛けて腰の負担を軽減し、右手の小指にストラップを引っ掛けてモバイル端末が落ちないようにしていますが、乗り換え駅が近付いてきましたので一旦離れます。

普段は車なので、こうやって移動時間が使えるのもなかなか良いなと思います。この前高速の出口が渋滞していて、走行6分に対し、その10倍以上ノロノロで待ったことがありました。ノロノロと言っても完全停止ではなないので、ブログの更新とかはできず、軟禁状態でイライラするのですが、そのイライラを増大させたのが割り込みする人たちです。亀のような歩みの列の前に入って平気な顔をしているのを見ると、2トンの乗用車でぶつかってやろうかとの思いが頭をもたげたりもしますが、結局は思いとどまることになります。思いとどまるのは以下のように考えるからです。恐らく彼らは;
  1. 別の機会にもっと恐い思いをする
  2. そうでなくとも後悔して改める
  3. 永遠に気が付かない
かのいずれかなのでしょう。日本人ならそんな恥ずかしいことはするはずは有りませんので、過去から筆者が目撃したケースは外国人が主体なのかも知れませんが、そうであれば良識有る日本人の行動を見て2.の状態に落ち着くものと期待しています、少なくとも日本国内においては。

また、彼らがそういうことをする場合は同乗者がいない場合が多いようです。家族(特に子供)や、恋人、友人が一緒の場合は歯止めが効くようです。でも、人間って面白いもので、その場面では歯止めが効いて実行しなかった場合でも、本人が気付かないうちに、別の類似ケースから行動様式や人格を見抜かれてしまうのです。さらに言うと、類似ケースが無くとも伝わってしまうことが有るようです。特に初対面の場合、この辺りは第一印象とか直感とかの言葉で表現されているようですね。

2009-09-25

パラサイト(9/9)


民の稼ぎは、モノとサービスの提供を拠り所とします。それらのサービスは通常需要に根ざした物です。需要への対応に比較優位性が無ければ稼ぐことはできないからです。ところが、寄生虫は比較劣位の状態(独占、理不尽な寡占における未熟なかつ高コストのサービスを押し付けている)で、その存続が保証され、大きな顔をしているのです。

一般的に言って、官の業務は民なら控えめに見て1/5の人数で遂行可能です。即ち、25人は5人まで減らせるのです。彼らは5倍の雇用機会と5倍の報酬を得ているのです。25倍の優遇を皆さんはどう見ますか? 25人の働き手と5人の(寄生虫から進化した)民と同格の人の30人が普通に働けば、100人の世界は回って行くのです。残った20人の寄生生命体はどうやって養えばよいのでしょうか? 民に組み入れても良いのですが、実は民の側にも仕事は有りません。民の中にも寄生虫はいますので、これ以上質の悪い寄生虫を仲間にする訳にもいかないのです。こう考えると、どう見積もっても皆が8時間働くような仕事は無いのです。8時間が5時間どころか感覚的には3時間程度ではないでしょうか? モノは機械が造ってくれます。サービスはIT化も進み(官はこれも進んでいませんが)、昔と比べると効率は劇的にアップしてい(るように見受けられ)ます。

早く、国民全員がこれに気が付き、もっとゆとりのある暮らしができることを切に望みますが、筆者は勝手にSophisticatedな状態におりますので、暇に任せて、主に官のパラサイトでもいじってあそんで行こうと思っております。最後に補足しますと、政は官に含まれますので、1/5と言ってあげたいところですが、0/5で良いのではないでしょうか? そして、そんな0でも良いような集合に入ろうなどとは、筆者ともども、皆さんもゆめゆめ思われることなどないですよね。

(ダラダラのまま、とりあえず、完)

2009-09-24

負け犬(2/2) 天然?

少し間が空きましたが、進展が有りましたので追記しておきます。社内フロアで I さんからお礼を言われました。で、初回(9/19)に書いた疑問のうちの一つを聞いてみました。

筆者 「あのときの2人の女性(Mさんの部下)の反応見た?」
I さん「えーっ? 全然気にしてなかった」
筆者 「いいよな、別に飲むだけだもんな」

ということでした。やっぱり彼女は全然気にしていませんでした。好意的に解釈すると、不倫とかに進展させる気持ちはさらさら無いというスタンスの現れということになります。そうあって欲しいと願いつつ、行く末を見守りたいと思います。そうでないと、ふしだらな関係構築を幇助した罪に、この聖ジェイムズが問われかねないからです。

さあ、きっかけを得た彼女は今後どんな行動に出るのでしょうか? また面白そうな進展が有ったら書きます。

(黙っちゃいられないというのが本音ですが、とりあえずここで、完)

2009-09-23

パラサイト(8/9)

殲滅とか天誅とかアポトーシスとか過激な表現をしましたが、いよいよ本論に入ります。何日か前に、--ケインズは、21世紀には人々は5時間働けばよい社会になるだろうと80年前に予言していたと聞いています。--と書きました。

日本の現在の15歳以上の就業人口は全人口の50%程度です。うち広義の公務員は、どうでしょうか、50%程度は居るのではないでしょうか? ここで、筆者独断の広義の公務員とは、独占、あるいは理不尽に有利な条件(寡占を含む)で業務を執行する・している疑いの有る組織の「構成員」を指します。そのうちの大半は真性の寄生虫ですから、その寄生虫を永きに亘って更正させられない他のまともな公務員も含めて全員同類とします。結局全人口の4人に1人が人間ではなく、4人に2人は残りの4人に1人に養ってもらっているという構図が成り立つ訳です。日本に100個体の人型生物が住んでいるとかいう仮定にしますと、25人の働き手が50人の子供・老人・専業主婦らを養い、25匹の人型寄生虫あるいは昔映画に有ったようなVisitorから搾取を受けているのです。この25人の働き手というのが、民だと言えましょう。実は、扶養されている50人の子供は寄生虫に養われているものもいるとか、もっと悲惨な状況なのですが、その先は別の機会に譲ります。
(譲って、続く)

2009-09-22

パラサイト(7/9)

少し補足しますと、「官」株式会社に出資しているのが「民」だと言うこともできます。出資の仕方は、持ち株会で毎月積み立てたり(勤め人の場合天引きの税金)、サービスの対価として直接支払ったり(住民票とか)、民の会社が株主(宿主)の支払いの中から上納(消費税)したりしているのが実情です。民の集合体である民の会社も、この上納とは別に、個々の民と同じようにその利益の中から「官」株式会社に出資していることは言うまでも有りません。また、毎月の積み立てには老後に備えた貯金もあるのですが、「官」株式会社は、こっちの貯金を、自らの従業員の享楽ために使ったり、いかがわしいところに投資したりして、出資金で穴埋めしたりするのです。

この様相は、まるでほぼ等身大の寄生虫を飼っている宿主という姿を連想させます。寄生虫なら寄生虫としての分をわきまえるか、生体アポトーシスでもして生態系のバランスを取ってもらいたいものです。これは誰かが天誅を下さないとも限らない状況だと言えるでしょう。あるいは、前に書いた「殲滅」という言葉がしっくりくるのかも知れません。

何億も居る顔面のダニ、アトピーに効く回虫とか、普通は寄生生物は宿主に貢献するものですが、本編における寄生虫は、よく考えると、何一つ宿主にしてあげていることはないばかりか、何かを「してあげている」と錯覚しているのです。これが、Sophisticated な視点から Disgusting だと認識される所以です。

(シンプルに、続く)

2009-09-21

パラサイト(6/9)

馬鹿馬鹿しく感じるだけでは馬鹿馬鹿しいので、もうちょっと馬鹿馬鹿しくなる話を進めます。

3層の官を”純粋に”民営の販売を生業とする株式会社に当てはめてみました。
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日本国政府=本社
都道府県庁=支店
市町村役場=小売店
(そして3層全てに100%子会社がうじゃうじゃ)

影の本社社長が中央官僚の中の誰か(あるいは複数人、ひょっとしたら民からも?)、会長は社長経験者でまだ欲の深い人(たち)、この本社の中で、総理大臣は広報部長程度、この広報部長から部下と思われている(?)官僚が広報部長をピエロのように操り、実際の業務の企画・立案をしている。本社の社員全員がそれぞれの責務を勝手に理解したと思い込んでキャッシュを無駄に使う。

支店・小売店へ行くと、上記の「勝手に理解」すら覚束なくなり、本社ご指示に従うのみ。
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こんな会社、普通なら潰れているのです。いや、実際には潰れています。国債とかどうするのでしょう? モノと貨幣の価値の比率を変えるという手も有りますけどね。今この会社が仕事だと思ってやっている「ままごと」にかくも多くの人が従事しているという現実を、民(衆)はもっとしっかり認識し、認識しているということを官に識らしめすべきなのでしょうね。しないと民衆は衆愚と呼ばれるのでしょう。

どうですか? やっぱり馬鹿馬鹿しいですよね。でも、そう言うだけでなく、前向きに改善提案をしてみましょう。究極は「官の殲滅」なのですが、そのための準備として捉えていただけるとありがたく思います。
  1. 独占の公共サービスに関し、自治体同士の比較をして、劣っている点(自治体)を晒して格付けし、
    それらのサービスを民間で行った場合のコストも算出して比較する
  2. 非独占(=民業圧迫)の公共サービスは民間と条件を同じにして業績を比較する
  3. 1.、2.をもとに淘汰を進める
    → どうしても残る必要悪部分を除き、大半を愚直なコンピュータ、ロボット、機械に任せる
こうして、吸収されずに済んだ養分で、宿主として、あるいは寄生虫を取り除いた体で、もっと健康的に幸せな生活を送るという按配です。
(SF的とも言える暴論を展開しつつ、続く)


2009-09-20

パラサイト(5/9)

おかしなところをまとめますと、どうもこんな感じです。
  1. 「公共サービス」の中身があいまい

    それでも、中身をまとめますと、 ハード・ソフトのインフラ作りとその運営・維持と言えるのではないでしょうか。建物・道路・交通手段などがハード、学校や教室を運営するためのしくみがソフトに当たります。そのうちのいくつかは「公共」の名の基に独占するのが普通ですが、民業を圧迫している例も有りますよね。独占の最たるものが「徴(懲?)税」のための個人・法人の戸籍管理です。もちろん、これら対外的なサービス以外に、自治体内向きの、いわゆる総務関係の仕事も有ります。

  2. 「公共サービス」の遂行がアマチュアである

    顧客(=宿主)満足度を査定されることが殆ど有りませんし、市町村間、県間で比較されることも少ないので、非常にレベルが低く、かつ礼を失するケースが多くなります。それ故に、「民のためにやってあげている」という意識が、構造的に醸成され易くなり、実際のところ、そうされています。内向きの仕事も同じ様にアマチュアです。また、地方税が全国一律って、少しおかしいですよね。名古屋市の川村市長の減税の心意気を潰したのは市議会だとも聞いています。

  3. 国・県・市町村とバラバラで民に寄生している

    同じような仕事を3層でやっていますので、重複や放置(ポテンヒット)されるケースが多く、ここもアマチュアたる所以です。
何か、書いていて馬鹿馬鹿しくなってきましたが、「官」って、一体何なのでしょう? 誰が発明したのでしょう? 外来種ではないと思われますので、やはり、悲しいことに、同じ人間が「創った」寄生虫なのです。こりゃ広■指■~の方が数段マシですね。
(論旨が飛躍しながら、続く)

パラサイト(4/9)

便益極大化の際、パラサイト群は、痩せた宿主は放置しつつ体力の回復を待ち、元気な宿主は痩せる寸前まで体力や体液を吸い取ります。ここで言うパラサイトは人間なのに同種相手になぜそんなことが許されるのでしょうか。それは、税金という(パラサイト曰く)「義務」によって守られているからです。そしてその税金(養分吸収)のルールはパラサイトが作っているのです。とは言っても、比較的頭が良い(と思い込んでいる)官僚ですけどね。中にはまともな神経の官僚も居ますが、結果としてこの国で起こっていることは大半が下級パラサイトの行為の結果と言うことができ、この表現でお解りの通り、パラサイトは上級から末端まで、寄生が規制されないよう既成の枠組みを維持することに気勢を上げ、決して規正をしないのです。

パラサイト群の考え方を披露しておきましょう。
  1. 公共サービスは宿主を守るために有(り、宿主を守るのは自らの生存のためであ)る
  2. その職種を独占しているのだから、その対価は取り易い宿主から言い値で払ってもらう
  3. 対価はサービスの内容と関係無く自由に設定してよい
  4. 支払いは、あらゆる手段を用いることによって巧妙を極めることを良しとする
    ▲ 国・県・市町村・社保庁の4分散徴収
    ▲天引きを基本とするので、拒むものは強制的に天引きに変更する
    ▲一定期間支払いが滞った場合は、対象者には内緒で保護者に言いつければ良い
    ▲保護者とはグルになっておくのが望ましい
  5. こうすることによって、結局は宿主を守っている(1.)訳だから、自らの生存を表に持ち出すまでもない。他にここまでしてくれる人はいないのだし…。
  6. とにかく上記を解っている宿主はいるはずがない。なぜならば、彼らは望んで宿主になったのだから…
これぐらいまでは論理展開できるようにしておいて欲しいのですが、それでもいろいろおかしなところがあることを明日以降述べたいと思います。
(と余韻を残して、続く)

2009-09-19

負け犬(1/2) 大胆な告白

ちょっと面白いことがありましたのでシリーズから外れます。これは一話完結です。

昨日社内の別の事業所に出張に行ったのですが、打合せ相手の管理職Mさんと話し終わってふと見ると、筆者と同じ部署からの別の出張者Iさんが来ていました。彼女は別件で同じく出張に来ていたのですが、入社5年目辺りかつ「負け犬」まであと3年、未だに職場で能力を発揮せず、社内のカッコいいおじ様とお話がしたいと常々言っています。実際、このブログで唯一トラブルになりかけたFさんのことも気に入り、学校の1年後輩である筆者に仲を取り持つよう依頼をしていますし、上記Mさんとは今回のような打合せの機会が有ることから、同様の依頼をしてきていました。筆者は当然の如く、Iさんを呼んでMさんと対面させた訳ですが、Iさんはやってくれました。曰く、

「私はMさんのファンです。今度飲みに行きましょう。」

Mさんのそばに居たIさんと同年齢と思しき女性2人の表情は予想通りで、Mさんからは明らかな狼狽が読み取れました。

Iさんのお話し相手の条件を、筆者は以下のように認識しています。
  1. 年齢的にもおじ様と呼べること
    - ダサい格好のオジサンではイヤだし、頼りない同年齢以下の社員もイヤ
  2. 優男であり、女性への接し方も見た目からの期待どおりであること
  3. できれば既婚が良い
  4. (自信無し)深い関係になることは望んでいない
まとめますと、別に不倫をしようと言う訳でもなく、純粋にお話がしたいということだけなのです。そして3.から推察できる4.の如く、不倫願望も有る訳ではないということです。それは、通勤から帰宅まで11時間を取られる会社という狭い社会に閉じ込められているが故に、その狭い社会の中で何らかの楽しみを見つけたいという願望の現れなのでしょう。

ここで、いくつかの疑問も浮かんできます。
  1. Iさんが筆者と同じようにグランドデザインを持っているのか?
  2. 中身の有る話をする対象を、狭い範囲から選んでいるだけなのか?
  3. 職場でそういう話をすることを周りがどう見るかを考えたことは無いのか?
Iさんもひょっとしたら筆者と同様人生を暇つぶしと達観(?)しているのでしょうか?

(質問をしたまま、約束を破って明日以降に、続く)

2009-09-18

パラサイト(3/9)

ケインズは、21世紀には人々は5時間働けばよい社会になるだろうと80年前に予言していたと聞いています。実際そうなっていると思うのは筆者だけでしょうか? ワーキングプア、ワークシェアリング、派遣切りとかの言葉が現れたり定着したりするこの現代は、まさにケインズの予想した社会そのものではないでしょうか。

人類の発生とか、銀河の発生とかからの時間に比べると、桁違いに短い人生を与えられた人間は、生きている間しか感受できないものを、より安楽に得たいと願うことは当然の帰結です。恐らく、以下の2点が、少なくとも日本人の原点なのだと思います。
  1. どう暮らすか
  • 筆者にとっては暇つぶしですが、”暮らす”を英語でいうところの他動詞として認識し、(日を)”暮らす”と読みますと、”凌ぐ(シノギ)”とかと同様なタッチが感じられ、もともと暇つぶしの要素が包含されていると皆さんも思われませんか?
      2. どうやってその暮らしを実現するか

若いうちに1.を考えたことのある人は幸いです。多くの日本人は、考えること無しに、2.ばかりを考えるというのが筆者の知見です。そんな方々もある程度の年齢・経験を重ねると、やっぱり考えるのですね。ちあきなおみ の「紅い花」とかを聞くとよく解ると思います。でも実際はそうなる人ばかりではなく、就職の時にもそこまで考える人はいなくて、2.だけを考えて前述のパラサイト/宿主の選択をしているのが現状でしょう。そして2.を突き詰めると、シノギをどうするかということになります。シノギは衣食住の確保と言い換えることができ、一般的に安定的なキャッシュフロー(あるいは収入)を必要とします。2.に不安が有る人はパラサイトの道を選び、その群れの中で宿主からいかに収奪するかによって彼らの便益(キャッシュフロー)の極大化を図ろうとするのです。

(ちょっと乗ってきても冒頭のパラグラフを言いっ放しにして、続く)

2009-09-17

パラサイト(2/9)

昨日付けたタイトル「寄生虫」は、ブログタイトルからの乖離が大きく感じられましたので、タイトルだけ片仮名に変更させていただきました。

過去いろいろな知見をブラウジングしている筆者には、この国あるいは先進国の殆どの有り様が、「民が官公という寄生虫に蝕まれた半病人である」というように見受けられます。恐らく職業選択の時点で、人々は食う/食われるという選択を迫られ、いずれかの道を選びます。
  • 食う方は、安定的に生活の糧が得られますが、民と比べると若干低めという感じです。ただし、昨今は幾分状況が変わっていると思われます。また、年金もしっかり受け取れます。
  • 一方食われる方は、食われた後の残余を自由に使えはするのですが、どうも安定感に欠けます。年金はちゃんと払っていても受け取れるかどうか疑わしい状況です。
人生を波乱無く、少なくとも衣食の苦労無く送ろうという人は食う方に回るのでしょうが、それは自然な考えでもありますので、ここでそこを批判するつもりは有りません。筆者は残念ながら食われる方に回ってしまったため、このシリーズを書いているという訳です。
(「今日は短くてスミマセン」と書いて、続く)

2009-09-16

パラサイト(1/9)

5日の出張から帰還しました。会社では給与課から上司に対して部下の監督責任を問うメールが届いていましたので、実際はヒマなのに忙しいフリをして即座に役所に乗り込みました。

差押えは、システム上の制約から(できない訳は無いのですが)不可避のようです。5日のブランクが裏目に出たようですね。会社側は指導しておきます。以下は役所に対する指導内容です。
  1. 客殺しはイケナイ、やり口が汚い、法的にも疑問が残る
  2. 息の掛かった国会議員動員も視野に入れている
  3. こんな町には住みたくない
ここまでの強制執行において最も腹立たしいのがコミュニケーションの欠如です。こちらから質問や相談をしているのに対し、役所側の反応は定型分の送付のみ。それがまさにお役所仕事だということは全く気付いていないというのが実態です。支払いをする時に客が心掛けるのは、支払う価値が有るかどうかということで、この心掛けが有ったからこそ筆者はボッタクリに会ったことがないのですが、そろそろこっちのボッタクリにはお灸を据えるタイミングのようです。

上記3点伝達時に言い忘れたことは以下のとおりです。
  1. 株主として従業員採用面接に何ら関与する機会を与えられていない
  2. 国の埋蔵金、地方自治体の隠し金・裏金の指摘
  3. 400万人(人口全体の3%程度?)と言われる公務員の数は、天下り先まで入れるとそんなものでは収まらないこと(広義には都銀・地銀、JAL、NTT、エセ民営化の郵政辺りまで公務員)
噴飯ものです。まぁ、ここまで寄生虫が増えると客殺し(宿主殺し)が横行し、唯一の円安要因になることだけがメリットなのでしょう。でも、それは急激には起こらないので、収益を得られる確率が減るのも噴飯ものです。

(怒りで筆先が鈍りつつ、やっぱり続く)

2009-09-15

ハンズフリー(3/3) 持ち物数

3泊以上になる時や、On-Off共用できない場合は仕方なく鞄を持ちますが、充分な大きさのローラーが付いたタイプを使います。今回は家から長距離を車、目的地周辺が徒歩ということもあり、大きめの鞄です。

ここでちょっと立ち止まって、衣類を数えますと、夏季/冬季が最小でそれぞれ4/6ということになります。全てを身につけてもハンズフリーは達成され、いつでも立って携帯端末のQWERTY親指入力が可能となり、同時に歩くスピードが確保されるという訳です。

衣類以外は最初にお話ししたように、基本パックはカード、現金、スマートフォンですが、賢明な読者の皆さんは、この3点が1つ、即ちスマートフォンに統合できることにお気づきでしょう。小銭は持った方が良いのかも知れませんが、PC/携帯のネットバンキングを使えばクレジットカードも要らなくなりますよね。これがほぼ究極のハンズフリーではないでしょうか。
(完)

2009-09-14

ハンズフリー(2/3) 装う

四季のOn/Off、合計8つのケースで説明するのが最適でしょうが、勤め先がカジュアルOKであること、Onの場合も書類はサーバ上に置くか、事前にメール添付で送付するかしていることと、春秋は夏冬のコンビ・変形で対応していることから、夏季・冬季の2つのケースに限定します。

《 夏季 》
上:ドライ素材のポロ(かT)シャツ
中:ドライ素材のトランクス(+ソックス)
下:チノ(か今回のようなコンバーティブルパンツ)
底:ドライヴィングシューズ(かスニーカー)
備:春秋は夏季をベースにコットンセーターやラフなジャケットを追加

《 冬季 》
外:3ウェイの短コート(かラフなジャケット)
上:綿絹毛のタートル
中:Tシャツ+ドライ素材のトランクス+発熱タイツ+ソックス
下:チノ
底:アンクル丈のブーツ
備:特に無し

こんな感じです。一つ書いていないことは雨天の備えです。ハンズフリーの精神からオールシーズン傘は持ちません。夏季はドライ素材の特性を活かし濡れるがままとします。冬季は雨が降らないし、アウターをフード付きで発水性のものにすれば大丈夫です。春秋で心配な時はアウターのポケットにコンパクトに畳めるヤッケを入れます。

もう一つ、2回までの外泊を前提にしながら着用衣類の数は全て1着です。宿では夏季は下を除き全て、冬季は「中」で肌に直接触れるもの全てを入浴時に洗い、乾燥した部屋の中で浴衣で就寝中に乾かします。

(またしても給与差押えを棚に上げながら、続く)