2010-02-13

トヨタ(1) 日米関係

米議員の代表が、トヨタのモリゾーじゃなかったアキオ社長と直接対話の場を持ちたいとの意思表示をしています。確かに筆者の眼にもトヨタの対応にはマズい部分も有ったように映っており、社長は苦しい立場に有るのでしょうが、だからと言って(それだからこそなのでしょうが)一議員ごときが超大企業の社長と直接話がしたいなどと言うのはやっぱりアメリカはなぁー、という気持ちにさせられます。(社長出席の可能性が有る)公聴会で訪米するならその前後で、ということであっても、忙しい社長に時間を割かせて、一体何を話したいと言うのでしょうか? これで帰りの時間が変わってガルフストリームが乱気流に巻き込まれたりでもしたら取り返しがつきません。

一方で、トヨタが工場を持つ州の知事たちは、GMの親会社である政府が、運輸長官にトヨタ車不買を奨め(後に撤回)させたとして批判しています。そりゃ、雇用確保に「来てくれ来てくれ」と誘致した人たちはそうするでしょうが、逆効果にならないことを祈ります。冒頭述べた議員も彼らも民意を代表して言っているようで、本当にそうなっているかどうかは疑問ですよね。

2010-02-12

役員報酬開示

金融庁が2010年3月期から強化しようとしている上場企業を中心とした情報開示に経済界は反対しそうです。でも、そういうところは上場廃止にすれば良いだけです。金融庁さん、お願いします。昨年12/26の報酬制限では金融機関における極端な例を述べたのですが、企業の一部の人間が利益の一部を不当に多くポケットに入れることは避けるべきであり、そうならないようにするためにも絶対実行に移していただきたいものです。

筆者の論拠は以下のとおりです。
  1. 上場企業は公器であり、株式・社債の形で個人から資金を受け入れている
  2. 役員は既にその企業の社員ではないため、利益処分の明細は社員にこそ開示すべきである (役員がストックオプションを権利行使しても保有する株数は大した比率ではない)
  3. (その)役員(および取締役会)の失策により企業が傾くことが往々にしてあるが、支払われた報酬に文句を付けるチャンスが無い (JALが良い例です)
  4. そもそも日本の上場企業の役員報酬は欧米と比して抑え目であるというだけで、その社員との差の説明は全く無いが、むしろ欧米の差を詰めるためにも役員は堂々と開示に賛成すべき
キリンの社長は、上場企業でないサントリーのこの辺りのことも指して「透明性が無い」と言ったのでしょう。

2010-02-11

Google Buzz

さっきプロフィールを充実させてから初Buzzしました。念のためそのGoogleプロフィールの一部を以下にコピペしておきます。実はこのBlogの英文版が早くから存在するのですが、そっちも更新しなきゃ、と思っています。
  • 略歴 : Enjoying my life passionately like Captain Kirk or actively like Mr. Bond or seriously like Travis or cynically like Prof. Lecter.  Killing time toward the final call from somewhere.
  • 特技/特殊能力 : Trilingual (E/C/J) communication, Time/Money management
  • 趣味 : Insight, Scheduling, Sports, Car, Movie/Music

2010-02-10

景気回復

テレビで金子さんという流通ジャーナリストの景気回復策提案を聞きました。一部しか聞いていないので誤解している部分も有るとは思うのですが、お金持ちにお金を使わせるために、企業が交際費をもっと使えるようにしたらどうかというものだったと記憶しています。で、その相手はお姉ちゃんであるべきで、妻にプレゼントを買う場合に10万円と15万円で迷うと10万円になるところが、お姐ちゃんの場合は、その後の見返りを期待して15万円を選択する可能性が高いとかいう展開でした。実は、それこそが筆者が実践してきたことなのです。番組では、そうは言っても最近は大企業の偉い人たちがスキャンダルを恐れてそんなことはなかなかできないとも伝えられました。でも、実は恐れているとかではなく、そういうおじさんたちは、単純に交際費をカットされているだけなのです。リーマンショック後、業績が傾いて交際費がゼロになり、プッツリとお店に行かなくなってママたちに会社まで抗議に押しかけられた恥ずかしい会社が有るとも聞きました。たかじんの爪の垢でも煎じて飲んで欲しい雇われ風情の高給取りは、自腹で遊ぶことすらできないのです、と雇われの筆者が言ったりして…

2010-02-09

世襲(2)

変節なのか何なのか、佐治社長見苦しいですよね。

筆者が今朝というか早朝書いておいたお願いの言葉、「ちゃんと上場してから土俵に上って欲しい」を再掲しておきます。今日の決算発表会見で、株式の上場について 「これからいろいろ考えていかない(正確には~"ゆ"かない~)といけない」とか、海外企業との連携についても 「考えてい(ゆ)かないといけない」とか、低IQ丸出しです。とどめは、次のパートナー探しについて 「5年くらいのレンジで考える。~」との発言です。筆者が、「昨日言えよ」、と言っても、金で有名私大を出たこいつには無理でしょうね。5年経って、まだ会社が有ることを蔭ながらお祈りしておきます。

同じ大学を出た、もう一つ今話題の同族「上場」会社の方はさすがにステイクホルダーのことを考えて一所懸命やっている印象が有りますので、大学のせいではないのでしょうね。

世襲

キリンと破談になりましたね。テレビで観ただけですが、サントリーの佐治信忠というヒゲのオッサン、記者会見の様子が超偉そうでしたね。もうちょっと上品にしないと社員が可哀そうですね。実際は3代目でも、典型的な2代目社長といった風情で、ご一緒したくないタイプです。我が国の総理大臣にも共通点を感じました。ちゃんと上場してから土俵に上って欲しいものです。それともキリン側がよっぽど失礼な仕打ちをしたのでしょうか?

いずれにしてもここまで引っ張ったのは明らかに時間の無駄だし、同時にサントリーの行く末を案じる次第です。

【6:43追記】今朝は暖かいのか外で世襲を目指して猫がサカッってます。畜生め…

2010-02-08

新聞休刊日

大変遅くなりました。今日は珍しく起床も遅れ、おまけに新聞休刊日で、もう風呂に入って寝ます。

2010-02-07

TREKKIE

筆者はトレッキーでもあります。

オリジナルである「宇宙大作戦」の中で一番好きなのが、「タロス星の幻怪人」です。これは珍しい前後編構成で、スポックの行動が興味を持たせ、エンタープライズの前船長であるパイク大佐の存在が非常に印象的でした。次点が「危険な過去への旅」で確か昔のニューヨークの描写が良かったと記憶しています。

なぜ、この2つに惹かれるかを考えましたところ、多分、両方とも過去との関係が強調されているからだという結論に達しました。若いうちから好きでしたので、歳のせいではなく、他人ごとではあっても、過去というものを感情移入のうえで美化して捉える傾向が有るようです。言い換えますと、どうも筆者は、自らの人生を単発の事象の積み重ねで記憶するのではなく、時間の流れやその中の因果関係を推理しながら楽しむ傾向が有るようです。子供の頃から爺くさかったとも言えます。