2013-05-25

東海村J-PARCでの放射性物質漏洩事故

茨城県の東海村は恐いところです。東海村と言えば放射線漏れとのイメージが固まっています。例によって23日の事故が24日に原子力規制庁へ報告されるなど、準備隠蔽体質はそのままです。0.6-1.6mSvの「内部」被曝と伝えられていますが、当然外部被曝もしているでしょうから、今後の健康状態が心配されます。また、研究者はそれなりの覚悟をしているので良いとのご意見も有るでしょうが、取り返しのつかない結果になるのは避けるべきでしょうし、外部への影響も心配でなりません。

2013-05-24

日経平均大暴落!

ちょっとショックでしたね。1,143円の大暴落。筆者も利が乗ってきた持ち株を、おととい辺り手仕舞おうと迷っていましたので、なおさら残念です。CMEの日経平均先物とか注視しておこうと思いますが、多分寝ていますので朝一番で確認なのでしょう。一喜一憂することもないと思いますし、多くの評論家のコメントどおり、急な上昇の調整だと良いのですが…

2013-05-23

米倉のオッサン、おっとり刀でフクイチ入り

6/6の訪問結果を見守りましょう。苦しんでいる住民の皆さんはデモとかしないんでしょうね。相手は原発乞食ですからしても良いんですよ。

しかし、2年以上経ってからようやくの訪問です。原子力政策の官民協力など不要です。
『米倉経団連会長が福島第一原発を初視察 6月6日予定』 【5/20 産経】

経団連は20日、米倉弘昌会長が6月6日に東京電力福島第一原子力発電所を視察すると発表した。現地で同発電所の廃炉作業などを見て回り、福島の復興を加速するために廃炉推進のための研究開発や企業誘致、原子力政策の官民協力のあり方を探るのがねらい。

福島第一原発を米倉会長が視察するのは初めて。副会長ら複数の幹部も同行する見通し。

2013-05-22

流通している食品のセシウム汚染 (10) 山形の山菜

山菜の売れ行きが順調なのは、客が冷静なのではなく、大手マスコミが(極少にしか)報じないことによる警戒心の欠落だと思うんですけどね。筆者の周りにも警戒心の無い、生存能力の低そうな人が沢山います。検査の費用は県が立て替えても良いですが、最終的には東電が負担すべきでしょう。東電は昔からも国営同然ですから国の負担だとも言えます。

そして、もう一度書いておきますが、山形の山菜という括りで見た場合、基準値以上の食品が流通したことは確かであり、風評でも何でもない事実だということを生産(採取・販売)者は認識してもらいたいものです。
『県の検査態勢見直しに産直、消費者は 恵みの山菜に冷水、強化歓迎や風評懸念も』 【5/21 山形新聞】

自生する山菜について県は20日、放射性物質検査の対象範囲を拡大した。この時期、県内各地の産地直売施設は山菜が主力商品。関係者は「消費者の安心につながる」と検査態勢強化を歓迎する。一方、対象品目の拡大が新たな風評被害につながりかねないとの不安を口にする生産者もいる。

「しっかり検査し、安全かどうか早く確認してもらいたい」。戸沢村の産直施設関係者の男性は強調する。シドケなど村内でこれから最盛期を迎える山菜があるからだ。最上町で採れたコシアブラから基準値を超す放射性セシウムが検出されたことを受け、17日に県が最上地方の各市町村などのコシアブラを対象に行った検査で、同村産は「不検出」だった。ほかの山菜も安全だとは思っている。県の検査態勢強化に「販売に差し支えないよう結果をすぐに発表してほしい」。

組合員57人のうち約20人が山菜を出荷する酒田市八幡地域の農産物直売所「たわわ」。阿部喜至夫組合長(48)は、最上町のコシアブラが基準値超となった直後は風評被害を心配したというが「売れ行きは順調。お客さまは冷静に受け止めているようだ」。検査態勢強化について「ダメなら(販売)できない、良ければ出せる、とした方が消費者も安心する」と話す。

西川町水沢の「いきいき直売所」は、住民が採った町産だけが並ぶ安心感が売りの一つ。福島、宮城などから訪れる人もいる。同町は昨年、コシアブラを含む山菜5品目で独自検査を実施。結果はいずれも不検出だった。ことしも同程度の品目数で検査を予定するが、1品目当たり2万円弱の費用が掛かる。町産業振興課は「県が手広く検査してくれれば、町の負担削減につながるかもしれない」。

「森のめぐみ直売所」を運営する小国町森林組合は震災後、ワラビを含め地物の山菜について独自に検査をしてきた。これまでの結果はいずれも不検出。同組合では「安心して買っていただくために検査は必要」とする。今回の問題について「なぜ福島から遠い最上町で基準値を超えるのか、その経緯が分からない」との戸惑いも見せる。

新たに対象品目に加えられたウコギは米沢市内の家庭で生け垣に使用される一方、食材としても生産されている。ヤマウコギなど天然物が検査対象となるが、ウコギを栽培している米沢市塩井町塩野、農業高橋貞一さん(77)は「検査対象になることで風評被害が心配だ。露地栽培のすべての作物を検査すべきだ」と訴える。

最上町向町の40代男性は「コシアブラを食べた後、報道や町のチラシで基準値を超えていたことを知った。直ちに健康に影響が出ることではないとの説明だったので、必要以上に神経質になることはない」とした上で「春に山菜を食べるのは普通のこと。コシアブラ限定だとしても(採取)自粛は残念だ」と話した。

2013-05-21

台湾の原発住民投票 (2) 良い結果を!

住民投票の件は以前取り上げたのですが、その後の運動の様子から見る限りは、住民投票になって建設中止となる可能性も高いようです。筆者びいきの台湾だけに、良い結果になることを望んでいます。
『台湾で原発の建設中止求めるデモ』 【5/19 NHK NEWSWEB】

台湾で、建設の是非を問う住民投票が検討されている原子力発電所を巡り、建設中止を求める住民たちの大規模なデモが行われました。

台湾では、台北近郊の新北市で第4原発の建設が進められていますが、東京電力福島第一原子力発電所の事故を受けて、安全性に対する不安を訴える声が強まっています。
台北の中心部で行われたデモにはおよそ3000人が参加し、「台湾に原発はいらない」などとシュプレヒコールを上げながら、第4原発の建設反対を訴えていました。
参加者には子どもを連れた母親や若い女性たちの姿が目立ち、母親の1人は「これまで政治的な活動に関心はありませんでしたが、子どものために声を上げようと思って参加しました」などと話していました。
第4原発は、日本のメーカーが原子炉などの主要部分を供給したことから「日の丸原発」とも呼ばれています。
馬英九政権は、建設を中止すれば経済に悪影響が出るなどとして建設を推進する立場を取っていますが、ことし中にも建設の是非を問う住民投票を行う方針を打ち出しています。
しかし地元テレビ局の世論調査では、建設中止を求めると答えた人が7割に上ったという結果も出ており、今後の世論の動向が注目されています。

2013-05-20

流通している食品のセシウム汚染 (9) 江戸川のウナギ

3月に147ベクレル/kgのウナギ汚染が発覚して、千葉県も東京都も今まで何の警告も出していなかったということです。千葉県の汚染状況を知っている人は獲りもしないでしょうが、無頓着な人々もいますし、売ったりした人たちもいたのでしょう。恐らく名店で天然物として高く売られていたのではないでしょうか? こういうケースは、ウナギだけではないはずですし、大手マスコミもちゃんと伝えて欲しいものです(少なくとも朝日新聞が伝えてくれていました)。因みに、連休中のトランジットの成田では筆者は何も食べずに過ごしました。
【千葉県&東京都がウナギ放射能汚染隠ぺい!】江戸川の”ウナギ”から151ベクレル検出!水産庁公表!今頃、釣り人に注意呼びかけ』 【5/19 ベストアンドワースト】

2013-05-19

ちゃんと補償しないから

セシウムJTタバコに続いて田植えのニュースです。東電や国が休業補償をしないから、慣性で汚染食物を作ることになるのです。消費者はたまったものではありませんが、マスコミは最近の汚染状況とかをなかなか伝えませんし、皆鈍感になっているように見受けられます。
『原発事故旧警戒区域で田植え 3年ぶり「おいしい米を」』 【5/18 共同通信】

東京電力福島第1原発事故による旧警戒区域、福島県田村市都路地区で18日、3年ぶりの田植えが行われた。

仮設住宅で避難生活を続けている坪井久夫さん(62)は「ずっと農業をやってきたので、2年間できないのは苦痛だった。田んぼが青くなると実感が湧く」と笑顔。「正直不安はあるが、おいしいと言ってもらえる米を作りたい」と話し、家族と一緒に次々と苗を植えた。

田村市都路地区の一部は原発事故後、第1原発から半径20キロ圏の警戒区域に指定され、昨年4月の見直しで避難指示解除準備区域になった。