2011-04-16

早すぎた「10年住めない」発言

総理大臣が言ったのか、内閣官房参与が言ったのか、伝えるほうも伝える方ですが、その後の野党の反応まで含め、こんなことより大切なことが沢山あることは国民は知っていると思います。情報が少ない中でも冷静に考えると、10年(以上)住めない場所は当然出てくる訳ですが、それが避難区域内に「どの程度」存在するのかは、福島第1原発の核燃料コントロールが平常に戻り、廃炉へのプロセスを進み始めるまでは特定できないのだと思います。タイミングって大切ですし、政府とか国とかいう人はいないので、バラバラの発言は控えていただきたいとともに、事実は専門家から遅滞無く伝えて欲しいものです。

2011-04-15

放射線関係、これで良いの?

筆者の調べ方が足りないのでしょうが、とにかく放射性物質に関しては情報が少なすぎる気がします。しかも情報が出てきても政府は全く信用できず、専門家と言われる人たちも言っていることはほとんどデタラメに近いものばかりです。そんな筆者の気持ちを代弁してくれるかのように、今日の武田邦彦教授のブログ3本はいろいろまとまっていて、筆者は後から参照し易いようにグーグルリーダー上にスターマークを付けました。

とにかく、以下を行って欲しいのです。
  1. 放射性物質の発生を一刻も早く止める → これは献身的な活動をしておられる皆さんの力と運頼みです
  2. それを拡散させるような行動は即刻ヤメ
    → 疑わしい物質(野菜、海産物、原発からの汚染水、瓦礫等々)の汚染区域外への持ち出しをヤメれば済む簡単なことなのですが…

2011-04-14

出荷自粛を指示された千葉県のサンチュが出荷される、やっぱり…

共同通信によりますと、
暫定基準値を超える放射性物質が検出されたとして、千葉県が出荷自粛を指示した同県旭市のサンチュが業者の判断で出荷され、東京都品川区の大手スーパーで4月上旬に販売されたことが13日、同県などの調べで分かった。県は「法的拘束力はなく、出荷は止められなかった」としている。  ~中略~    旭市のサンチュは地元JAが3月20日から出荷を自粛し、県も同29日に自粛指示。今月4日から国の出荷停止の対象となった。  ~後略
全数検査が非現実的な現在、こんな感じです。
  1. 地域や時期で、停止や自粛をきめ細かく設定しても、破る奴らが出てくるだけだし、当然産地偽装もあったはず
    国の責任
  2. 1.を当然のように「想定」した国民は、防衛策として、大きめの範囲で買い控える
    → 国内は4県とか東日本とかとなるが、海外は地理が判らず、それが日本という国単位になる
  3. 大手スーパーは人体実験幇助で営業停止が妥当
  4. 調べられない他の野菜がほぼ100%存在する
  5. どうせそのうち、魚も同じ状況になる
Y社の牛丼も食べず、上記のようなコメントをする筆者は臆病な卑怯者で風評発信者と言われるのでしょうね。

2011-04-13

福島第1原発、経済産業省エネルギー庁の広報誌

3/30発行の標記広報誌に、座談会(2/24開催)形式の記事があり、その中で地元女性の「原発がなくなってしまうと働く場がなくなるので困る」などの声が紹介されているそうです。2,000部発行から10日以上経って気付かれ、同庁は「一般の住民には届かないので問題ないと判断した。発行しないことも可能だったが、思いが至らなかった」と話しているとのことです。

10日前に、「東電」さんという社長はいないということは以前書きましたが、「同庁」さんもいないでしょうから、広報が長官の代理で述べたものだと思われます。体質は東電と同じ(むしろ東電は役所)だということが、よーく判ります。ここにもパラサイトが、ってな感じですね。

2011-04-12

福島第1原発事故はレベル7(?)

レベル4がレベル5になり、一つ飛んで7になりそうです。マグニチュードも一度上がりましたが、これは直後に発表する必要が有り、短い時間にそれを修正したものです。1号機からの放射線量が4日前に大きく上昇していますが、周囲に対する影響の情報は不充分で、一方でじわじわとレベルが上がって行く報道を見るにつけ、国民は気持ち悪く感じています。特に周辺に避難されているか住んでおられる方が次の移動を余儀なくされるようなことに「なりそう」だという思いが最も不幸なケースでしょう。やはり、避難は当初から広めに範囲を取り、期間も長くしておき、原発が落ち着いてから徐々に戻ってくるというのが基本なのではないでしょうか。

2011-04-11

竹原さん、落選ですね

前阿久根市長の竹原真一さんが阿久根市・出水郡区から立候補した鹿児島県議選で落選しました。当選した対立候補は6選を果たしたそうです。市民から見放された感があり、影響を受ける今後の阿久根市議会運営が気になります。

2011-04-10

学校での放射線ガイドライン公表について

NHKのテレビのニュースによりますと、文部科学省が、学校施設での放射線に関する安全のガイドラインを週明けにも公表するそうです。親御さんからの心配をもとに福島県が国に求めていたそうですが、筆者はこんな風に考えます。
  1. 積算被曝量が「一定の数値を超える場合、学校を休校にする」こともあるが、新学期開始自体が既にできないというケースが出てくるのでは?
  2. 子どもを第一に考えたのは良いが、デリケートな人はいるので、大人にも同様の考え方を適用して欲しい
  3. 1.,2.より、武田先生の言う、管理区域の設定を急ぐべき
管理区域を設定するにも、積算のデータが少なすぎるでしょうから、区域を少し広めにするしかないでしょう。