2012-04-28

フクイチ問題設備の30年放置

この記事はひっそりと書かれていたので、ご存知無い方もいらっしゃるとは思います。他の原発も状況は同じだと考えられます。当然ストレステストにおいては、「過去の放置は改めてあること」という1項目は有るんでしょうね。

耐震性低い設備30年放置 福島第1原発 【4/22 中日】

東京電力の担当者も参加した研究機関が30年以上前、「耐震性が低い」と指摘した電気設備が福島第1原発で交換されないまま使われ、昨年3月の地震の揺れで倒壊、外部電源喪失の一因になったことが22日、分かった。

福島第1原発事故では地震後の津波で配電盤などが水没したため、この電気設備が倒壊しなくても電源喪失を免れることはできなかったが、東電の安全対策の欠陥があらためて露呈した形だ。

この設備は、外部電源を受電する「開閉所」の遮断器。福島第1原発では重心が高い「がいし型」が使われていた。

2012-04-27

"あの"斑目委員長が敦賀原発運転継続不可能宣言

この人も大飯原発のストレステストの辺りから、デタラメが少しまともになってきたんでしょうね。一番大事な時にはデタラメだったんですけどね。敦賀原発直下の断層の確認に関し、運転継続は不可能だとほぼ断言しています。「何らかの対応を政府が取る」という発言もまぁまぁですね。まぁ、でも、退職金無しで早く辞めてもらった方が良いのに変わりはありません。

活断層なら運転継続不可能 敦賀原発で安全委委員長 【4/26 共同】

日本原子力発電敦賀原発(福井県)の原子炉の下などの断層が過去に動いた可能性があると判明した問題で、原子力安全委員会の班目春樹委員長は26日、断層が活断層と確認された場合「日本原電は安全性を証明しない限り運転はできないが、証明はほとんどできない」と述べ、運転継続は不可能との見方を示した。

敦賀原発の敷地内には、地震を起こす活断層の「浦底―柳ケ瀬山断層帯(浦底断層)」が通っている。班目氏は「浦底断層の副断層と思う」と、活断層から枝分かれした断層の可能性を指摘。活断層と確認された場合の対応について「何らかの対応を政府が取るのではないか」と述べた。

2012-04-26

セシウムしいたけ注意報 (3) 岩手やっぱり…

途中何件もあったと思いますが、2ヶ月ぶりの注意報です。やっぱり間の宮城より汚染されていますよね、岩手の南側は。除染もせずに、再飛散するセシウムの中で育てればこうなります。こうやって県のイメージが下がって行くのです。「要請」だと遠くの県の給食に出たりして…
東日本大震災:セシウム、生シイタケから2300ベクレル 6市町で新基準値超える /岩手
【4/25 毎日】

県は24日、県南など6市町の露地栽培原木生シイタケから新基準値(1キロあたり100ベクレル)を上回る放射性セシウムが検出されたと発表した。県によると、一関市で最大1キロあたり2300ベクレルが検出され、県内で生産されたシイタケが1000ベクレル20+件を超えたのは初めてという。

林業振興課によると、13〜17日に15市町で採取した露地栽培と施設栽培の原木生シイタケ57検体を検査し、一関▽奥州▽平泉▽釜石▽大槌▽大船渡−−の6市町で30検体から基準値を超える120〜2300ベクレル20+件を検出。そのうち一関市4農家と平泉町1農家のシイタケから1000〜1400ベクレル、一関市1農家から2300ベクレルが検出された。県は露地栽培で出荷自粛を要請している奥州、大槌、山田の3市町に加え、一関、平泉、釜石の3市町についても23日付で追加要請した。

2012-04-25

農水省もブレブレのダメダメ


ついこの前エラそうに首を傾げるようなことを言っていた農水省が、事実上の撤回です。バカですよね。 何か一つでも国民のためになることを迅速にやってくれませんかね。
農水省 たった3日で撤回の自業自得 【4/24 日刊ゲンダイ】

スーパーのセシウム独自基準にイチャモン
「セシウム規制は国の基準に従え」――と、農水省が20日、食品メーカーやスーパーに「通知」を出したことに、案の定、日本中から批判が噴出。23日鹿野農相が「食品メーカーなどの独自の規制を否定するものではない」と釈明し、事実上、たった3日で撤回に追い込まれた。

批判が噴出したのは当たり前だ。

政府は食品に含まれる放射性物質の規制について、4月から「一般食品の放射性セシウムは1キロあたり100ベクレル20+ 件」など新基準を施行した。

しかし、より安全な食品を求める消費者のニーズに応えるために、食品メーカーやスーパーは、国の基準より厳しい「独自の基準」を設け、販売している。商売としては当然のこと。なのに、農水省は外食産業など270団体に一方的に「国の甘い基準に合わせろ」と命じたのだから、ムチャクチャ。

農水省は「安全を競い合う状況があり、指導が必要と判断した」と説明しているが、なぜ安全競争をしてはいけないのか。官僚の実態に詳しいジャーナリスト・若林亜紀氏が言う。
「恐らく、声の大きい一部の生産者から『基準の厳しいスーパーが買ってくれない』と文句を言われ、通知を出したのでしょう。しかし、本末転倒です。スーパーなどが独自基準を設けるのは、国の基準が信用されていないからです。まずは信頼回復が先でしょう。強引に基準を押しつけたら、さらに不信感をもたれるだけです。それよりなにより、国民はお上に従っていればいい、という発想がありありです」
 どうしても生産者を守りたいなら、数値の高い食品は、日本中の公務員や国会議員、地方議員に強制的に買わせるようにしたらどうだ。

2012-04-24

MEIZU MX Quad-core


こんなブランドもあるんですね。Blog of Mobile!!~最新ケータイ情報~ で記事になっていました。Huaweiが出すと聞いた時には少しビックリしたのですが、これもQuad Coreです。質感は高いと言っているブログもありますが、製品名の"X"のロゴはグーグルフォンのNEXUSの"X"のパクリにも見え、さすが中国製と思わせられます。ちょっと重いんでしょうね。

例によってAriaちゃんと比較してみます。
サイズ(mm)
多分121.3H(Aria比+17.5)
多分  63.3W(同+5.6)
多分  10.3D(同-1.4)
重量
多分139g程度
ディスプレイ
4.0(同+0.8,面積1.56倍)インチ
CPU
Exynous A9、 1.5GHz quad-core
(AriaはQualcomm MSM7227 600MHz)
OS
Android4.0(Ariaは2.2)
テザリング
不明





2012-04-23

『食品放射性物質「混乱招く独自基準やめて」 農水省 業界に要請』 【4/21 日経】

農水省のこの要請は、新基準が国民から甘すぎるという評価を受けていることを重くは受け止めていないから出されたと見るべきでしょう。暫定基準がヒドすぎたことが背景にあるものと思われます。だからといって独自基準をやめるよう要請する、って、首を傾げたくなります。

筆者が関知した独自基準は、いずれも4月新基準の直前の3月末に報じられた、茨城沿海地区漁業協同組合連合会による独自基準(50ベクレル/kg)や、株式会社雪国まいたけの自主出荷基準(20ベクレル/kg)などが挙げられます。例えば雪国まいたけは筆者の認識するブランドイメージが高まった記憶があります。
食品放射性物質「混乱招く独自基準やめて」 農水省 業界に要請 【4/21 日経】

農林水産省は21日までに、食品業界に対し、食品に含まれる放射性物質について過剰に厳しい独自の安全基準を設けないよう要請した。政府は4月から従来より大幅に厳しい新基準を導入したが、スーパーなどが独自基準を設けているケースがある。「二重基準」で生産者側の負担が増しているとして、「過剰規制と消費段階の混乱を避けるため」の対応を求めた。

政府は4月、昨年3月の原子力発電所事故直後に設定した放射性セシウムの暫定規制値を厳しくした新基準を導入。野菜などの一般食品は1キログラム当たり500ベクレルから100ベクレル、牛乳は200ベクレルから50ベクレルなど大幅に厳格化した。検査で基準値を超えると出荷制限をかけて市場に流通させない仕組みだ。

ただ、食品スーパーなどで、一般食品で同25ベクレルなど国の新基準よりさらに厳しい独自の基準を設け、それを上回る食品は店頭に置かないといった対応を取る企業が増えている。より高い安全性を求める消費者に対応するためだが、新基準を満たしても取引を断られるケースが相次ぎ、生産者側の困惑が広がっている。

2012-04-22

魚 ベクレル (5) これもいつまで続くのか?

海産物の汚染は本当に記事も少なく、このタイトルも (3) が昨年9月末と、半年以上前でした。昨年3月以来、いったいどれだけの汚染魚が出回って、知らずに体内にどれだけ蓄積されたのか、誰も知らない状況と言って良いでしょう。コメを全袋調査するなら、海産物ももう少しまともな調査をして欲しいものです。そして、東電に任せるなら、監査無しでは公表不可だと思います。むしろ、グリーンピースとかに任せたほうが良いでしょう。
『スズキから基準超のセシウム』 【4/21 NHK NEWS WEB】
福島県の沿岸で東京電力が行った魚介類の調査で、スズキから食品の基準の16倍の放射性セシウムが検出されました。

専門家は「汚染の全体状況を明らかにするため、サンプル数を増やして定期的に調べるべきだ」と指摘しています。

東京電力は、福島第一原発に近い警戒区域にある、木戸川の河口から沖合2キロと5キロの2か所で、今月7日に魚介類を採取し、放射性セシウムの濃度を測定しました。その結果、採取した延べ13種類合わせて30匹のうち、スズキやヒラメ、マコガレイなど延べ7種類で、今月から適用されている食品の基準を上回りました。

このうち沖合2キロでは、いずれも1キログラム当たりで、スズキから基準の16倍の1610ベクレル、メバルの仲間のムラソイから基準の8倍の830ベクレル検出されました。
一方、底魚のヒラメはいずれの調査ポイントでも採取され、沖合5キロのものが300ベクレルだったのに対し、沖合2キロのほうが177ベクレルと低くなっていました。

これについて、放射性物質の魚への影響に詳しい東京海洋大学の神田穣太教授は「検出された放射性セシウムは、底にたまった泥からゴカイなど餌となる生き物を通じて魚などに移行したと考えられる。同じ種類の魚でも場所によって濃度にばらつきが生じるので、汚染の全体状況を明らかにするため、サンプル数を増やして定期的に調べるべきだ」と指摘しています。