2010-05-29

トヨタ (12) w/テスラ - 2

前回両社のメリットを書きましたが、ちょっと補足します。

テスラにとってうれしいのは、どうも2012年発売を公言している、前回アップした写真のModelSのシャシー・ボデー・足回りの獲得のようです。ノウハウが必要なのは半年以上前に書いたステアリングとサスペンションなのですが、それもトヨタが提供するでしょう、ロータスほどノウハウはないでしょうが。そして同じモデルにTOYOTAエンブレムを付けて売れば、前回筆者が心配した愚図なトヨタもさすがについて来るのではとも期待してしまいます。ただ、相手がトヨタの場合LFAの技術を移転しなければ、これらの部品は殆どが鉄製となるため、ダルな車になってしまうことももう一つの心配のタネです。

でも、ModelSは見れば見るほどデトロイトの旧GM工場を買ったヘンリク・フィスカーのデザイナーとしての影がチラつくのですが、こっちも判ったら書きます。

2010-05-28

JAL (25) 更生計画

あの稲盛さんが担ぎ出されても、更生計画提出は6月末から2ヶ月先延ばしになったようですね。原因は4月に100億円以上の赤字となったことらしいのですが、単月の収益で右往左往するようなプレパッケージ型民事再生などをしていては、GMや米国民に馬鹿にされます。基本は、人・設備・ビジネスなど余分なものを洗い出して切るだけなのですが、こんな調子では再建断念という最悪の結果も視野に入ってくるのではないでしょうか? 赤字の垂れ流しの尻拭いは国民が税金でしている訳ですから…

2010-05-27

武田邦彦教授

5月22日の武田さんのブログを読んでいて、またしても筆者との共通点を見つけました。ヤッパリ…


武田教授:そして、いつ病気になるか、いつ人生が終わるかは判らないが、どうなっても仕方がない。それが天命である。 


独善筆者:人生はお呼びが掛かるまでの暇潰し


どうですか? 見事に一致していますね。

2010-05-26

名古屋市民税 (26) 議会の危機感

強がりを言っていられなくなった横井議長が、中日新聞のインタビューに応じ、議員報酬について、「6月の定例市議会の会期中に各会派の意見を取りまとめ、議会としての対案を示したい」と言っています。河村市長が参院選後にも署名集めを始めるとみられ、議会側には「6月中に対案を示さないと、太刀打ちできない」との危機感があるとも報じられています。
今まで1年以上も何もしてこなかったのに1ヶ月でまともな対案が作れるはずがありませんし、それをもって自らの待遇改悪の先延ばしを図る連中は、有り体に申し上げて乞食以下だと皆さんも思われませんか? 乞食は頭を下げてお金をもらいますが、彼らと来たら…

2010-05-25

お隣りさん

今日帰宅時に駐車場でお隣りのお母さんと、娘さん、弟さんと一緒になりました。この娘さんは今年小学校に上がりましたが、赤ちゃんの頃からどうも筆者のファンのようです。これはお母さんも証言してくれています。弟はまだ1歳なんですが、お姉さんと一緒で、筆者を見るとニコニコで寄って来て、話しかけたり触ったりしてくれます。筆者は残念ながら恐らくミラーニューロンのようなものによって動物や幼児から非常に人気が有り、それ故に今日のようなひと時には、メトロセクシュアルの精神が緩んでしまうのです。

2010-05-24

トヨタ (11) w/テスラ


トヨタがテスラと提携するようですね。筆者の警鐘を気にした訳ではないでしょうが、元Pay PalのElon Muskはいかにもモリゾー社長が気に入りそうな相手ではないでしょうか。概要とか良く知りませんが筆者はこう思います。
  1. トヨタにとって良い刺激になるのでは
    → 18650Liバッテリーのパテントは、商品かライセンスを購入すれば良いだけ
    → テスラ上場時の資本参加なら上記購入費も安くなるので、実際には…
    → モリゾー社長の言うところのベンチャー精神を注入できるというメリットがある
  2. 一方テスラにとってうれしいのは
    TPS(トヨタ生産方式)を習得できる
    → NUMMI工場跡地が恐らく格安で利用できる
    → トヨタと組んで、しかも創業の地でもある加州でイメージアップできる
    → トヨタの販売・サービス網を活用できる可能性が有る
良いモデルを選んで、ヒット車を生産できると良いですね、速やかに(3年後とかいうのでは今までのトヨタと同じ)。

2010-05-23

名古屋市民税 (25) 緊迫・危機感無しの無様さ

おととい書きましたとおり、市職員のボーナスをカットする条例案が民主・自民・公明など各会派の賛成多数で可決され、河村市長の選挙公約「総人件費10%削減」が達成されました。河村市長は、職員の「ギリギリの協力」に感謝しつつ「民間と比べまだ高い」と認識しています。

さて、市議報酬の方はと言いますと、同じ5月臨時会で新正副議長が選出されていますが、横井新議長のコメントがまた笑わせてくれます。
  • 「市民の声を吸い上げ、その民意とともに市長とは是々非々の姿勢で臨みたい」
  • 「市債を発行する一方での減税はいけない」
  • 「正副議長の定例記者会見を開いて、議会の情報発信力を強めたい」
  • 「早急に各会派と協議したい。民意を取り入れる手続きを考えると、6月定例議会には間に合うのかなという気もする」
  • 渡辺新副議長「議会案を急いで取りまとめたいが、パブリックコメントなどで民意を取り入れる必要がある」
河村市長は「2月定例会、4月臨時会の2度にわたり半減を提案し」ています。「市議会はいずれも否決したが、市長が「対案を示さない」と批判することへの警戒感から、議会側は急ピッチで削減に向けた検討を進めている」とのことです。まともな検討の前に、リコール解散総選挙が見えています。
対価としての報酬の源泉であるミッションの有り様の定見もなく、相場観に関する双方向の市民とのコミュニケーションも怠り、従って対案も出せず今頃になって勉強し始めるという、無様な議員の寄り合いが名古屋市議会の実態です。市長との対立構造はそのまま市民との対立であると知らん振りをいつまで決め込めるのか、見物させてもらいます。「勉強するにつれて…」とか、鳩ポッポみたいな発言は厳禁ですけどね。
最後に一つ言っておきますが、市長(=良識有る市民)の要求には、議員定数半減も含まれていましたよ。