2009-12-19

国債(3)

おとといの続きです。例えばこんな感じです。

日本(ひのもと)一族は、日本(ひのもと)国家(くにいえ)さん(故人)の長男の日本官(つかさ)さん一家と次男の日本民間(たみま)さん一家で構成されています。二家族だけで離れ小島に住んでいます。それぞれの家族構成は、官さん(55歳)一家が、75歳のおばあちゃん、50歳の奥さん、25歳の息子さんと20歳の娘さんの5人、民間さん(50歳)一家が70歳のおばあちゃん、45歳の奥さん、25歳の息子さんと15歳の娘さんの5人です。

官さんは国家さんから土地を相続したお蔭で民間一家から土地利用の手数料を受け取っています。一方民間さん一家はおばあちゃんと娘さんが働いておらず、残りの3人が衣食住を担当しています。家の普請をしたり、衣類を作ったり、食材の調達をしたり、島の暮らしを支えているのですが、恩恵に浴するのは民間さん一家のみならず、官さん一家の分までしてあげているのです。
(続く)

2009-12-18

文明の利器

先週の金曜日に高校の友人2人と一緒に定例の食事会を開催しました。この時期ですから忘年会という位置付けになりますね。

今回は今までと違ったことが有りました。通常は今回欠席だった一人を加え4人で集まるのですが、それぞれ勤め人で、職場でもそこそこの責任とかいうものが有って、なかなかすぐには集まれません。従って、通常金曜日開催の食事会は、そろそろどうかと持ちかけても1ヶ月先という何とも悠長なスケジュールで開催されていました。ところが、今回は、スケジュール取り開始が遅かったにも拘わらず、開催まで1週間で済みました。しかも全く音声によるコミュニケーション抜きで。その分けは、Mac使いでケータイ嫌いの一人がiPhoneを購入したことに尽きます。

食事中は、例によって昔のバカ話のビデオ再生の様相を呈しましたが、高校時代のお姐ちゃんとの待ち合わせが大変だったとか、やっぱりケータイを始めとする現代の利便性の話にも及びました。遅々としてはいますが、それでも暮らし易い世の中になって来るものなのですね。

2009-12-17

国債(2)

09年度の国債依存度が50%を超えた(?る)ようですね。

誰か年金を加えた国家予算の歳入別内訳と使途を図示して、日本(ひもと)国家(くにいえ)さん一家の家計の収支がどうなっているかを、他の先進国と較べてくれないかな、なんて思ってしまいます。

で、国債に戻りますと、現在の状況は、やっぱり危機的と言わざるを得ないでしょう。うまく行く自信は無いのですが、明日以降ちょっと例えて表わしてみたいと思います。
(続く)

2009-12-16

モバイラー(5)

話が逸れましたが、モバイラー適格者とはいえ、ジプシーのように一生移動し続けるのもやはりいろいろな力が要りますし、無駄撃ちするのも時間の空費になりますので、既にかなり非常識な展開ですが、常識的にはある程度の定住場所を一桁に限定し(それでも平均1ヶ月強/箇所・年の滞在)、旅行に同程度の回数出かけるというのがMax.になると思います。恐らくこの数は、自然に収斂して行くものでしょう。そしてその収斂はある程度長いスパンの余生の見通しと、各地の魅力に相関するstayする期間の意思決定によって、言い換えると時間のポートフォリオとして決まってきます。魅力と言えば、自然や、名産の食品、街並みやイベントに惹かれるのが自然です。でも、筆者は、やっぱり、各居住・滞在場所において、おともだち がいるかいないかが最大のポイントなのではないかと思っています。

こんなモバイラーになってみたいものです。
(完)

2009-12-15

モバイラー(4)

では、複数箇所の居住地はどこに求めたら良いのでしょうか? これは人から聞いたり見たり(ビデオ等)しておいて、自分で行ってお試しで滞在・居住してみるしかないと思います。1.の条件満足の方は、納税場所以外の滞在は既にお試し滞在となりますね。条件を満たしていない場合は、お試し滞在は勤め先等からのオーダーのケースが多いでしょう。また、日本を軸とすると帰国子女が子供の頃に自分の意思でなくお試し居住するというケースも有りますね。

いずれにしても、生涯を通してstayしたい場所(筆者風に言えばひまつぶしの場所)を探すというのがモバイラーたるものの資質の一つだと思います。生涯1箇所居住でも、旅好きなら軽度のモバイラー、筆者のように極端に引越し回数が多いのが重度モバイラーと解釈できます。養老孟司さんが、日本人は、(ルーシーさん?の子孫である人類の内で)アフリカから極東まで歩いてきた訳ですから、世界で最も旅好きな人類だと発言されたのを何かの本で読んだ覚えが有りますので、素質は充分なのではないでしょうか。また、最近読んだ日本辺境論によれば、日本人はキョロキョロする国民であり、東夷として、日が沈む国を始め、さらに西の国々がどうなっているのかに興味を示すのは当然だと思います。もちろん宇宙人が現れてもその態度は変わらないでしょう。
(続く)

2009-12-14

モバイラー(3)

12/912/11 には過去2回(↑)で、自分をネタにモバイラーの条件とかを書きましたが、今回は、思い描いている Sophisiticated なモバイラー像を提示したいと思います。
  1. 場所に囚われず稼ぐ(既に恒産のある人はおめでとうございます)
  2. 複数軒の居住スペースを確保する(保有・レンタルを問いません)
  3. 好きな時間単位で住み移ろう
上のリストは、3.の目標に向けて1.および 2.を実現するということを示しているのですが、2.はレンタルなら1.の条件を充分に満たしていれば大丈夫ということになります。

また、大きいフォントで書きましたように、モバイラー像としては3.に尽きます。国内3箇所なら2・2・3日/週というパターンも有るし、南北2箇所で、暑さ寒さをしのぐ、即ち半年ずつ住み分けるというパターンも有ります。海外が加わると後者の方がしっくりきます。
(続く)

2009-12-13

国債

国債発行額が限度に近づいているようです。

誰が買うのでしょうか? なんとかフィナンシャルグループとかが1兆円単位の増資を行い、貸し渋って国債を買うんでしょうね。これって長期的に見て利率が上がる、即ちどうせ円高になるなら買っておいてもリスクが少ないと意思表示することによって、本当の円高を招来することになりそうで恐いことです。郵便貯金も買うんでしょうが、いずれ外国人に頼る比率も上がり、価格も下落して利払いも大変なことにならなければ良いのですが…

東京で放映されていない「そこまで言って委員会」で12/に三宅さんが、政府発行紙幣 50兆円or無利子非課税国債 30兆円と具体的な案を出しておられましたが、こういった案もよく検討して欲しいものです。