2013-07-27

恐ろしい海開き

放射線量検査もせず海開きが行われ、放射線量検査をしてないことを確認もせず訪れる無防備な人々が大勢いるようですね。またその前にはなんといわきでも海開きが行われていますが、院長の独り言にも、『この場所はかなり放射能汚染(Cs-137 3167Bq/kg)されている』との指摘があります。
『50年ぶり海開き「葛西海水浴場」放射能は大丈夫?』 【7/23 日刊ゲンダイ】

<都は検査せず…>

東京23区で50年ぶりの海開き――。15日にオープンした葛西海浜公園の「海水浴場」が注目されている。NPO「ふるさと東京を考える実行委員会」と東京都の外郭団体が、来月末まで運営している。

この日曜(21日)、浜辺は4000人を超える海水浴客で賑わった。中心は家族連れやカップル。パンツ一枚で走り回る幼児や、素もぐりする小学生たちの姿があったが、ちょっと待ってもらいたい。公園に接する海には、旧江戸川と荒川の2つの河川が流れ込み、放射能のホットスポットが点在しているとされる。

実際、先月には、江戸川の中流から下流にあたる千葉県市川市で取れたウナギから、国の基準の1キログラムあたり100ベクレルを上回る140ベクレルの放射性セシウムが検出された。近畿大の調査によると、湾や河口付近の海底にはセシウム泥が堆積しているという。都の外郭団体の葛西海浜公園サービスセンターは、「海水浴イベントのための調査はしていない。放射能汚染は、水遊びを許可する基準には入っていません」(担当者)という。安全の保証はないのだ。

一方、NPO「ふるさと東京を考える実行委員会」の関口雄三理事長は、「二枚貝や海藻を育てることで、8年間食物連鎖を利用し、水質の浄化をしてきました。海藻のセシウム濃度も問題ありませんでした」と強調した。

そこで、日刊ゲンダイ本紙がガイガーカウンター計測してみると、砂浜から高さ30センチで、毎時0.11~0.14マイクロシーベルト。機械や条件が異なるため、単純比較はできないが、新宿区のモニタリングポストの測定値が毎時0.05マイクロシーベルト前後(21日)だ。元立教大学理学部教授の佐々木研一氏(放射能に関わる無機・放射化学)が言う。

「サンプルが少ないし、線量だけでは分かりませんが、気になる数値ではあります。土を採取し、セシウム調査をした方がいいでしょう。実際、東京湾の魚からはセシウムが検出されている。許可した都は、放射能による影響があるかどうか、調査するのが望ましいですね」

水そのものも安心できない。

「江戸川河口に隣接しているため、前日に雨が降れば下水が流れ込む。完全に安全とはいえません。つかるのは膝までにして、水遊び程度にとどめてください」(同センター担当者)

東京の海で自由に泳げるようになるのはまだ先のようだ。

2013-07-26

流通している食品のセシウム汚染 (18) 福島の大豆

いつもお世話になっているベストアンドワーストからの記事です。充分汚染されているのに、100Bq以下だからといって易々と出荷規制を解除することに危うさを感じていましたが、やはりサンプル調査はサンプル調査で、このように流通するということになります。豆腐とかになっていると怖いですね。筆者も気をつけてはいますが、食品からは大分被曝していそうです。
『福島産・放射能”大豆”!最大280ベクレルの放射性セシウム検出!-出荷規制解除地域から続々検出!』 【7/24 ベストアンドワースト】

■出荷規制解除地域の大豆から100ベクレル以上続々

福島県の「大豆」の出荷規制が解除された地域から続々と100ベクレル超えの放射能汚染大豆が発見された。

2013年7月19日、厚生労働省「食品中の放射性物質の検査結果について(第687報)」により、福島県福島市(旧平野村)産の”大豆”から1キログラム当たり280ベクレルの放射性セシウムが検出されたことが明らかになった。

同地域は7月10日に大豆の出荷規制解除の措置を受けた地域である。

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福島県に対し、指示されていた出荷制限のうち、福島県福島市(旧野田村、旧平野村、旧立子山村、旧佐倉村、旧水保村、旧庭塚村)で産出された大豆について、本日、出荷制限の一部が解除されました。

同省の発表では100ベクレル以下の大豆も数多く発見されている、全て非流通品である。

■この状況で出荷解除に意味があるのか?

大豆の出荷が解除されたのは7月10日。解除後も全袋検査を行い、食品基準値100ベクレルを超える”大豆”は出荷されないとしている。

今回の検査で判明した大豆のベクレル値のTOP3は以下のようになる。

1位:福島市(旧平野村)280ベクレル
2位:福島市(旧平野村)170ベクレル
3位:福島市(旧平野村)120ベクレル
3位:福島市(旧平野村)120ベクレル
100ベクレルを超えた大豆は7件。
緊急時モニタリング又は福島県の検査結果

※基準値超過7件
No.51~54、81、100、102:福島県産大豆(Cs:110~280Bq/kg)

100ベクレル~50ベクレルの大豆は11件となる。

多くの大豆が二桁のベクレル値以上を計測している状況だ。

【naka773】

2013-07-25

本格的な訴訟

おとといは米国における電力会社からの賠償請求の記事をピックアップしましたが、それより気になるのは国内でのこういった訴訟です。原告には本当に同情します。こういう補償がなされていたならば、被爆地に残った農民や漁民が汚染食品を売ることも無かったでしょうに。とにかく正しい裁きを期待しています。
『原発避難者580人、東電と国を提訴 新潟・山形地裁』 【7/23 朝日】

東京電力福島第一原発事故で平穏な生活が奪われたとして、福島県から新潟、山形両県に避難した計約580人が23日、東電と国に総額約64億円の損害賠償を求める訴えを新潟地裁と山形地裁に起こした。新潟の弁護団によると、福島からの自主避難者が中心となった同様の訴訟は東京、千葉、名古屋、札幌の4地裁で計約100人が係争中。今回は一連の集団提訴で最大規模という。

訴えたのは、新潟に避難した101世帯354人と、山形に避難した62世帯227人。事故でふるさとや仕事を失い、健康不安も抱えているとして、東電と国に、1人当たり1100万円の慰謝料などを求めている。

東京地裁と千葉地裁ではすでに裁判が始まっており、国と東電側は請求棄却を求め、争う姿勢を示している。今回の提訴について東電は「訴訟に関することは回答を差し控える」との談話を出した。

2013-07-24

選挙後の海洋流出発表

東電と自民党というのは最悪の組み合わせですね。東電は体質的に隠蔽、自民党は意図的な隠蔽です。実際のところ毎日何億ベクレルが流出しているのでしょうか? もう太平洋側の魚は北海道から九州までダメなんじゃないでしょうか?
『汚染水流出:公表姿勢に批判 東電「18日に報告」』 【7/23 毎日】

東京電力が福島第1原発からの放射性汚染水の海洋流出を認めた問題で23日、菅義偉官房長官が記者会見で「政府としても大変重く受け止めている。(海洋流出に関する)データは早急に公表すべきだ」と指摘するなど、政府内から東電の情報公開の姿勢について批判の声が相次いだ。

東電の尾野昌之原子力・立地本部長代理は22日の記者会見で「18日に経済産業省や原子力規制庁に対し、海洋流出を裏付けるデータを提供した」と説明。しかし、茂木敏充経産相は会見で「18日の東電の説明は、流出を裏付けるデータが(東電社内に)存在するとの内容で、口頭にとどまっていた」と指摘した。

規制庁の森本英香次長も「18日に提供を受けた資料では流出について断定できなかった」と語り、東電側と食い違いを見せた。その上で「流出の確認が遅れたことは遺憾だ」と批判した。

海洋流出問題をめぐって、原子力規制委員会は29日に福島第1原発事故に関する検討会を開き、海でのモニタリング態勢の強化策などを東電に求める方針だ。

2013-07-23

輸出原発の賠償

やっぱり輸出するとこういった責任のようなものが付いて回ります。和解できるのでしょうか? アメリカでは安価なシェールガスの影響で、廃炉となる原発が今後も増えそうです。継続運転できない理由として、原発そのものや、付帯設備を理由とされると、輸出元は弱い立場に置かれてしまいます。
『原発廃炉の責任取れ…米電力会社、三菱重に通知』 【7/19 読売】

【ロサンゼルス=水野哲也】米カリフォルニア州でトラブルのため廃炉が決まったサンオノフレ原子力発電所を巡り、同原発を運営する電力会社サザン・カリフォルニア・エジソンは18日、トラブルが発生した蒸気発生器を製造した三菱重工業に対し、責任を取るよう求める「紛争通知」を送ったと発表した。

90日以内に問題が解決しなかった場合、エジソン社は損害賠償を求める仲裁手続きを開始するとしている。

同原発では昨年、三菱重工製の蒸気発生器で冷却水漏れが発生。周辺住民の反対が強まる中、エジソン社は今年6月に廃炉を決めた。同社は、三菱重工が速やかに修理する義務を履行しなかったなどと主張し、契約上の上限額の約1億3700万ドル(約137億円)を超える多額の賠償を請求する考えを示した。

三菱重工は、「エジソン社の主張は交渉の経緯や契約履行の事実を正確に反映していない」などとして全面的に争う姿勢を示した。

2013-07-22

山本太郎さん、当選おめでとうございます!

気に掛けてはいましたが、見事当選ですね。脱原発一本で立候補し、当選したという事実自体が大きいですね。でも、他は予想通りで、再稼動や、「脱」脱原発の流れになって行きそうなのは本当に困ったものです。

2013-07-21

暑中見舞い

暑い日が続きますが、読者の皆様もお体にお気をつけください。お店のママから暑中見舞いが届きました。最近お邪魔していないので、なんか申し訳ないような気になります。少し遠いので、近くまで泊りがけで行く機会ができたら寄ろうと思います。でも、近くの行きつけのお店が一旦閉店になってから、唄ってもいないし、イカンですね。