2011-05-14

池田信夫(2) 原発・放射線・リスクに対するこの「ガレキ野郎」の発言

1年ほど前にボロクソに書いたこのオヤジのブログをリンクに誘導されて不覚にも見てしまいました。以下のようなタイトルが並んでいますが、どこを取っても筆者とは交わるところのない内容で、その無責任さには虫唾が走ります。
  • 酒やタバコは放射線より恐い
    → お前のデマの方がよっぽど恐い
  • 浜岡原発の「停止要請」は非科学的だ
     『そういう法的な手続きなしに個人的な「要請」で原発を止める前例をつくると、日本の電力会社は深刻な経営リスクに直面する。20年近く運転してきた原子炉を止めるのに、一刻を争う緊急性はない。首相が止めたければ、少なくとも原子力安全委員会にはかって法的な手続きを踏んでやるべきだ。それが法治国家というものである。』
    → 国民の健康より半官半民のような会社の経営リスクの方が重要なんでしょうね
  • 私はなぜ原発反対をやめたか
    → ガレキの処理に行かないなら、今そこでガレキ(=お前自身)を処分しろよ

2011-05-13

クロームブック Google Chrome Book 遅すぎた対ビル・ゲイツ最終兵器

日本ではまだですが、クロームブックが6/15より発売されますね。20年近く前に予言され、筆者も待ち望んだネットブックの登場です。Samsung製が$429から、Acer製が$349からと報じられていますから、当時想定の5万円より、為替の影響もあって円では安価になっています。出たらすぐ買って、Ariaちゃんのテザリングで使うんでしょうね。

なにより嬉しいのが、これで悪の帝国Microsoftからのボッタクリから開放されることです。

2011-05-12

土壌入れ替えより、文科省の浅知恵役人の入れ替えをしましょう

福島大付属中と同幼稚園の汚染された校/園庭の表層土10cmを深さ50まで掘った穴に入れて埋め戻し、線量が下がったと文科省は喜んでいます。それは同時に地下水へ放射性物質が溶け込むことを意味し、汚染野際を被災地支援と言って各地にばら撒くことや、海に汚染水を垂れ流すことと同義です。5/11に文科相は福島県教委にも伝え実施の判断は地元に委ねたそうですが、地元がやり方を再考してくれることに期待しましょう。「汚染土壌は福島原発に還す」という原則を、随分前に武田邦彦教授がズバリと言ってくださっているんですがねぇ。

2011-05-11

民間でも広がる人体実験

筆者の友人の勤務先の社食が、被災地支援の目的で汚染野菜を大量に使い始めたそうです。筆者の影響を受けている彼は当然のことながら社食での喫食を止め、外へ食べに行っているようです。彼が怒ってあきれていたのは、それがダンマリで始められていたということでした。独特の嗅覚で社食のマネージャに確認したそうです。マネージャ曰く、会社側からは(汚染野菜使用)宣言を止められているとのことで、これも彼の予想どおりだったそうです。例によって突っ込みますと;
  1. 給食で人体実験されている、弁当禁止のフクシマの小学生よりは良い
    → 選択肢が有るということで良いが、大半の社員は知らないままであるところが哀れ
    → 彼がこの情報を社内で広めると「非国民」扱いなんでしょうね
  2. 使っている野菜は、抜き取りでよく洗って汚染を検査されているもので、実際に使われている野菜は、抜き取られず、従ってチェックもされず出荷されたものばかり
  3. 「199ベクレルだから大丈夫」とか言われそう
  4. ファストフード店でも汚染野菜の購入を拡大しており、福島原発に還さずに、無実の市民が痛んでいるのは困りもの
    → 東電が全数買い取って究極の産直とか謳って販売すれば良いのに…
昨日2時間を限度として汚染地域への一時帰宅が実施された際に「自己責任」署名に激怒した住民に聞かせてあげたいものです。リスクを説明(当然ですが、)してくれるだけでもありがたくはありませんか? 「自己責任」で原発の近くに住んでいた皆さんは、後から原発が来た時に国や地方自治体から転居(=避難)保障を受け取る権利放棄を受諾したのですよね、間接民主制も併せて…

2011-05-10

浜岡だけの理由(2) 文系海江田も細野も…

浜岡停止は当然なんですが、中電は勿体をつけて2日連続で臨時取締役会の後発表しています。横須賀基地の汚染を恐れた米から日本政府への圧力なのか、政府が本当に地震予想屋(学者)を信じて浜岡だけが危険だと判断したのかは知りませんが、出来レースだったように見受けられます。

また、細野補佐官は「浜岡を停めても電力は何とか都合がつく」とか発言しており、それは結果としてそうなったということなのでしょうが、「浜岡は電力の都合がつくから停める」と聞こえて仕方がありません。すなわち、放射線対策で感じる気持ち悪さで以前述べた本末転倒思考と同じ匂いを感じるのです。そこまでバカではないのでしょうが…

さらに、廃炉ではなく停止なので、防波堤でもできればまた再開するということになるでしょう。いずれにしても筆者のお願いからは程遠いもので、いっそのこと近いうちにどこかで震度6の地震が起きてもう一回漏れればよいのに、などととんでもないことを考えそうになります。そうでもならないと、誰も責任を取らないからです。

2011-05-09

浜岡だけの理由、文系仙谷副長官の非科学的おバカ発言

仙谷官房副長官が、NHKの「日曜討論」で、「先月行われた中央防災会議で、浜岡原発は30年以内に87%の確率で大きな地震が起きる(1.)ことが示された。浜岡原発の地震や津波への対応策がどこまでできているのか、科学的にも問題だということで、運転を止めてもらおうという判断になった」。そのうえで、それ以外の原発について、「現時点では30年以内に大きな地震が起きる確率が低い(3.)ところがほとんどだ。特に、日本海側などの原発はまず心配ないという結論が科学的にも出ており、国のエネルギー政策としては原発を堅持していく」と述べ、浜岡以外の原発については運転停止を求めない考えを示しました。同じ弁護士出身である枝野さんの3-4月にかけての安全に関する発言も、文系の、算数のできない典型的なあいまい発言であったということです。政府見解であるかのような発言の仕方もどうなんでしょうか?

こう言ってやりたいものです。
  1. 確率ゼロでない他の原発がFukushima化したら、仙谷自衛隊(「暴力装置」と一体化)として陣頭に立って被曝して英雄になるんでしょうね
  2. 地震学者は全て結果論者なのが解っていて発言しているのか?
    → 大震災直後の予報はP波が起こって初めて発報されたもので、3.11本震の予報は発せられていない 
  3. おっしゃる「科学的」の詳細を明示いただきたい
    → 30年以内に87%ということは、「(毎年の)発生しない確率を0.45%」と置いて単純計算していないか?
        (1-0.0045)の30乗=0.87
    → その他の地域の確率が「低い」と言うのは、同様に「(毎年の)発生しない確率を4.5%」と置いて単純計算していないか?
        (1-0.045)の30乗=0.25
  4. 従って、コメントの「想定」が余りにも甘く無責任極まりない
    (繰り返すが)その他も即刻停止いただきたい

2011-05-08

「30km以遠は漁OK」でも、獲れた魚とは基本的に無関係

政府の原子力対策本部が福島第一原発から30km以上離れた海域での漁業を認めるとの基準を定めました。これは漁業に従事する方々の健康を考慮したもので、一方で獲れた魚の放射線量は今後とも測定し、基準値以上の場合は出荷停止とするそうです。漁を徒労に終わらせないための漁獲条件・漁獲物汚染レポート改竄というような本末転倒活動が予想され、小心者の筆者は心配です。
  1. 野菜と同じで進んで買おうと言う人がどれだけいるんだろう
  2. ポイントは獲れた魚が放射性物質のキャリアになっているかどうか
    → 30km以内を回遊した魚を30km以遠で漁獲した場合
    → 野菜と違って魚は動きます
  3. 海洋の汚染の広がりは今後拡大するものであり、未だしっかりと測定されていない
    → 農業の場合の土壌のチェックより数段難しいし、海水は大気と同様移動する