2014-10-11

ストロンチウム90の恐怖

カルシウムに似ているため、骨に溜まるストロンチウムの恐怖は大きいのに、魚では全く測られていません。やっぱりダダ漏れでのようですね。降雨の影響で上昇したとは言っても、出ているものは出ているのです。記事になることも滅多に有りません

魚を自由に食べられなくなって久しいですね。筆者は年に一度の日本海側での魚三昧が唯一のチャンスなので、その時は刺身・焼き魚・寿司・あら汁と3食×2ぐらいいっちゃいます。
『汚染水漏えい ストロンチウムなど130倍に』 【10/9 河北新報】

東京電力は8日、福島第1原発で高濃度汚染水がタンクから漏えいした問題で、地下水観測用井戸のストロンチウム90などベータ線を出す放射性物質(全ベータ)の濃度が約130倍に急上昇したと発表した。東電は6日に福島県沿岸を通過した台風18号による降雨の影響とみている。

井戸はH4エリアのタンクの北約25メートルの位置にあり、7日採取の地下水から全ベータで1リットル当たり9万5000ベクレルが観測された。5日採取の全ベータは同720ベクレルだった。

この井戸の地下水は8月にも降雨後、全ベータが急上昇した。東電は「井戸は汚染水が漏えいしたタンクから最も近く、雨が降ると上昇する傾向にある」と説明し、原因を調べる方針だ。

2014-10-10

これではSPEEDIはまたもや税金のムダ遣い

こんな決定って、亡くなってから、「ああ、やっぱりSPEEDIの予想は当たってたんだな」とか言うんでしょうか? 実測して線量が高ければ避難とか、正気の沙汰では有りません。
『“避難判断 SPEEDI使わず”』 【10/8 NHK NEWSWEB】

東京電力福島第一原子力発電所の事故で、情報公開の在り方を巡って大きな議論となった放射性物質の拡散を予測するシステム「SPEEDI」について、原子力規制委員会は「不確かな予測結果を使うと、逆に被ばくのリスクを高めかねない」として、今後、住民の避難の判断には使わないことを決めました。

「SPEEDI」は、原発事故の際に放射性物質がどう拡散するかを予測するシステムですが、福島第一原発の事故では予測データが2か月近くほとんど公表されず、国の対応の是非を巡って大きな議論となりました。

これに対して、原子力規制委員会は、事故後に作った原子力災害対策の指針のなかで、住民を避難させるかどうかは実際の放射線量などに基づいて判断するとしたうえで、SPEEDIの予測データは参考情報として扱うとしています。

しかし、自治体の間には「どう参考にすべきかを示してほしい」という声が根強くあることから規制委員会で対応を検討していました。

その結果、規制委員会は8日の会合で「不確かな予測結果を判断に使うと逆に被ばくのリスクを高めかねない」として避難の判断には使わない方針を決め、指針などを修正することになりました。
一方で、事故発生から時間がたてば比較的正確なデータが得られることから、住民の被ばく線量の評価などに活用することを検討しています。

SPEEDIを巡っては、政府の事故調査・検証委員会は「活用する余地はあった」としている一方で、国会の事故調査委員会は「初動の避難の根拠にできるほど正確性を持つものではない」とするなど見解が分かれていました。

2014-10-09

週刊ポストの変節?

週刊新潮ほどではありませんが、原発推進派の週刊ポストの最新号の鎌田實医師のコラムはこんな感じで、さらには先週から吉田調書関係の記事も載り、この号ではSpeediの情報隠しについても触れられています。

鎌田医師はフクイチ被災者の5つの怒りについて書いています。もともとこのコラムは連載ですから、似たような話は書かれてはいたのでしょうが、今回の内容はかなり原発反対の考えに近い内容に見て取れます。

  1. チェルノブイリでは、原発から30km以内に住んでいた人たちのための街が半年で建造された事実との差
     
  2. 子どもたちの甲状腺の問題
     
  3. (低線量)被曝限度の国による引き上げ→20mSv/年
     
  4. 除染の遅滞
     
  5. 福島県漁連の汚染水に対する怒り
     
  6. 除染廃棄物の中間貯蔵地の問題
     
  7. 震災に関連して亡くなった方への賠償


2014-10-08

HUAWEI Ascend Mate7

この機種がちょっと気になる理由は、イーモバイルからのMNP先候補の一つであるU-mobileが扱うかも知れないからです。搭載するチップセットHisilicon Kirin 925の実力は判りませんが、ディスプレイは約6.0インチFHD(1080*1920)IPS-NEO液晶、画素密度は368ppi、(内蔵式)バッテリの容量は4100mAhと、他のスペックもかなり高いので、これで安ければ候補になります。

でもやっぱりNexus 6 や、NVIDIA Tegra K1を搭載したシムロックフリー版を別途購入した方が潔くて良いのかも知れませんね。

2014-10-07

ノーベル賞のお三方、おめでとうございます

青色関係は長く候補だっただけに、受賞されたお三方の喜びはひとしおでしょう。本当におめでとうございます。中村さんは既に賞金の7倍もの和解金を受領されていますが、喜びは間違いなくこちらの方が大きいでしょうね。下世話なコメントでスミマセン。
『ノーベル賞:物理学賞に中村修二氏ら日本人3氏』 【10/7 毎日】

スウェーデン王立科学アカデミーは7日、2014年のノーベル物理学賞を名城大(名古屋市)の赤崎勇・終身教授(85)、名古屋大の天野浩教授(54)、米カリフォルニア大サンタバーバラ校の中村修二教授(60)の3氏に贈ると発表した。

赤崎氏と天野氏は、窒化ガリウムを使った半導体結晶の加工技術を確立し、長年不可能だった青色発光ダイオード(LED)や青色半導体レーザーなどの開発に成功。中村氏はそれらの量産技術を開発し、世界で初めて製品化した。青色LEDは屋外大型ディスプレーや携帯電話のバックライト、屋内照明や信号機などに広く応用され、省エネに大きく貢献。青色レーザーは大容量光ディスクや高速通信機器など今日のIT時代(情報通信)に不可欠なさまざまな技術を可能にした。

授賞理由は「明るく省エネルギーの白色光源を可能にした効率的な青色LEDの発明」。日本の受賞は12年の山中伸弥・京都大教授に続く快挙で、物理学賞は08年に南部陽一郎、小林誠、益川敏英の3氏が受賞して以来。日本の受賞者数は、米国籍の南部氏を含め22人(医学生理学賞2、物理学賞10、化学賞7、文学賞2、平和賞1)となる。授賞式は12月10日にストックホルムで開かれ、賞金計800万スウェーデンクローナ(約1億2000万円)が贈られる。

青色LEDは、赤色、緑色の開発に続いて、世界の研究者が開発に取り組んでいたが、材料となる窒化ガリウムの半導体結晶を作る技術が困難を極め、70年代後半には多くの研究者が断念していた。

赤崎氏は、17年間勤めた松下電器産業から名古屋大に戻った81年に窒化ガリウムの研究に着手。85年、サファイアの基板の上に、クッションとなる中間層を置き、その上に窒化ガリウムのきれいな結晶を作ることに成功。89年に世界で初めて青色に発光させ、窒化ガリウムによって青色LEDを製造できることを証明した。95年には青色半導体レーザーの開発にも成功した。

中村氏は、徳島県阿南市の蛍光材料メーカー「日亜化学工業」に技術者として在籍していた88年、赤崎氏の研究を踏まえ、窒化ガリウムを使った青色LEDの製品化に着手。結晶をサファイアの基板に直接、均一に薄く成長させる技術を5年で編み出し、93年に青色LED、99年には青色レーザーの製品化を世界で初めて成し遂げた。

一方、04年1月には、青色LED製法特許の譲渡に対する対価を日亜化学工業に求めた裁判で「200億円判決」(05年1月、東京高裁で8億4000万円で和解)を勝ち取り、「技術者の反乱」と話題を呼んだ。

青色LEDの実現で、光の三原色をLEDで作り出すことが可能になり、白色の照明や屋外のフルカラー大型ディスプレーなどの実用化につながった。寿命が長く消費電力が小さいLEDは、地球温暖化防止や省エネ型の照明、とりわけ原発事故後に国内で爆発的に普及が進んだ。

また、青色レーザーの開発で、従来のDVDに比べ単層で5倍、複層化で数十〜数百倍もの情報が記録できる次世代光ディスク「ブルーレイ」が実現。映画やハイビジョンテレビの録画など、大容量記録媒体の主流になりつつある。【千葉紀和】

2014-10-06

台風18号

17号は去った後も雨が続いてムシムシしましたが、18号通過後はまさに台風一過の晴天で、爽やかな気候になりました。今が一番気持ちの良い季節ですね。

2014-10-05

東電の見積もった津波

今後襲来する津波の高さなど、「想定」しても対策はしないのが東電のやり口です。『1万~10万年に1回』とは言っても、明日襲来してその後99,999年来ないかも知れません。そして、15.5メートルでも横から回り込んで核燃料に容易に達するのではないでしょうか。台風で冠水でもしたらまたまた汚染水ダダ漏れという状況に陥ることは目に見えています。手に負えないものを扱うのは止めにしたらどうでしょうか。
『福島第1、最大津波26メートル想定=セシウム100兆ベクレル流出-東電』 【10/3 時事】

東京電力は3日、福島第1原発に今後襲来する恐れのある津波の高さを厳しく見積もった場合、最大26.3メートルになるとの想定をまとめた。この場合、海水が建屋地下の汚染水などと混ざり、放射性セシウム137で100兆ベクレル規模が流出するという。原子力規制委員会の検討会で報告した。

東電によると、今回想定した津波の発生確率は1万~10万年に1回程度。規制委が示した基準などを基に、最も厳しい条件で策定したという。東日本大震災の際、第1原発1~4号機で記録された津波は高さ15.5メートルだった。

東電は2、3号機のトレンチ(ケーブルなどの地下管路)にたまった汚染水を抜き取ってふさげば、放射性物質の流出量は7割減ると説明している。ただ、格納容器内で溶け落ちた核燃料に津波が与える影響は想定していない。(2014/10/03-20:43)