2012-12-22

フクシマ沖の魚汚染の近況

こんな状態があと20~30年継続するのでしょうから、随分手間の掛かるモニタリングですね。これらの魚が宮城沖や茨城沖に遠征や散歩しないことを祈りますが、記憶するのも面倒なので、やっぱり静岡以北東の県の産物は忌避するという方針で行こうと思います。
『福島県産ババガレイから900ベクレルの放射性セシウム検出!海産物15件が放射性セシウム基準値越え!』 【12/21 ベスト アンド ワースト】    
■海産物から放射性セシウム基準値超え15件
2012年12月19日、厚生労働省が発表した「食品中の放射性物質の検査結果について(第546報)」により、福島県南広野町で捕獲されたババガレイ(ナメタガレイ)から1キロ当たり900ベクレルの放射性セシウムが検出されたことが判明した。

緊急時モニタリング又は福島県の検査結果

同調査では食品基準値を上回る放射性セシウムを検出した海産物が15件となっている。
No.6、54:福島県産イシガレイ(Cs:210、200 Bq/kg)
No.12:福島県産キツネメバル(Cs:410Bq/kg)
No.16、78、79:福島県産シロメバル(Cs:110 、370、630Bq/kg)
No.22、100:福島県産ヒラメ(Cs:110、330 Bq/kg)
No.47、48:福島県産アイナメ(Cs:110 、430Bq/kg)
No.69、70:福島県産ケムシカジカ(Cs:600、150 Bq/kg)
No.73:福島県産コモンカスベ(Cs:140 Bq/kg)
No.91:福島県産ババガレイ(ナメタガレイ)(Cs:900Bq/kg)
No.125:福島県産ムラソイ(Cs:340 Bq/kg)

これらの基準値超えの海産物は緊急調査として捕獲されたものであり市場には流通していない。

■福島県沖海産物のセシウム汚染も続く
今回の調査では、今年の8月に捕獲されたアイナメのような何万ベクレルという高濃度の放射性セシウム汚染の個体は無かったようだ。

ただ、放射性セシウム基準値を超える個体の数は相変わらず多い。

海産物における放射性セシウムの生物濃縮も懸念されている中、今後も注意が必要であろう。

2012-12-21

カルガモで4,000ベクレル!

こういう高濃度の汚染動物が獲れるところの農産物を好んで食べるのはよほど体を大切にしない人なんでしょうね。汚染動物といえば住人も含まれるのでしょう。民主党政府主導の人体実験中ですからね。
『野生動物の放射性セシウム汚染進む!カルガモで4000ベクレル検出!』 【12/17 ベスト アンド ワースト】

■カルガモから4000ベクレル!
2012年12月6日、厚生労働省は「食品中の放射性物質の検査結果について(第537報)」にて福島県伊達市のカルガモ肉から基準値を上回る放射性セシウムが検出されたことを発表した。

検出された放射性セシウムは1キログラム当たり4000ベクレルとなっている。市場には流通していない。

問題のカルガモは2012年11月15日に捕獲。検査は福島県原子力センターで行われたものである。

■野生鳥獣の放射性セシウム汚染
カルガモの4000ベクレルだけではなく、同調査では20件の基準値越えの検体が発見されている。

イノシシ肉が最大1900ベクレルを始め12件の基準値越えを記録している。

No.84, 98:福島県産ツキノワグマ肉(2)(Cs:430,170 Bq/kg)
No.85, 92~96, 101,104,108~111:福島県産イノシシ肉(12)(Cs:140~1,900 Bq/kg)
No.86,90:福島県産キジ肉(2)(Cs:220,190 Bq/kg)
No.88,106:福島県産ヤマドリ肉(2)(Cs:200, 370 Bq/kg)
No.89:福島県産カルガモ肉(Cs:4,000 Bq/kg)
No.107:福島県産ノウサギ肉(Cs:170 Bq/kg)

福島第一原発事故から1年半以上が経過。野生鳥獣の放射能汚染は収まる気配はない。

2012-12-20

日経の滝順一君、久し振り!

寂しかったけど半年振りに紙面でお名前を拝見しましたね。まぁ、こんなもんなんでしょうけど、ちょっと退歩しているようなので、少し忠告しておきます。
  1. あの殺人知事佐藤雄平も出席するこんな会議を記事にするなら、もう少しまともなこと書いたら?
    で、君はどう考えるの? コラムじゃないと書けないの?
     
  2. IAEAとかICRPとか、本来的に原発推進賛成の民間団体でしょ
     
  3. レビューを受け入れない国の代表はドイツでしょ
『「原子力安全」福島会議が閉幕 情報発信、迫力欠く』 【12/18 日経】

福島県郡山市で15日から開かれていた国際会議「原子力安全に関する福島閣僚会議」が17日閉幕した。日本政府と国際原子力機関(IAEA)が主催し約120カ国・機関から閣僚や専門家が集まり世界の原子力安全の強化を議論した。日本政府が招致した会議だが、衆院選と重なったこともあり日本からの情報発信は迫力を欠いた。

会議は2つの目的があった。東京電力福島第1原発事故の教訓を踏まえ、世界の原子力安全をどう高めるかの道筋を探ることと、福島県と原発の実情を世界に示すことだ。

後者については、廃炉に向けた作業が始まった福島原発を各国閣僚らが視察、福島県がIAEAと除染や住民の健康管理などで協力覚書を結ぶなど一定の成果はあった。

IAEAは原発事故時の緊急対応にあたる要員の訓練センターを同県内に置く。非常事態に必要な機材の保管拠点にもなる。予算の制約から新拠点づくりに慎重なIAEAとしては異例の対応だという。

一方、世界の原子力安全の道筋については出口のない議論が目立った。

福島事故後、IAEAは12項目の「行動計画」を決め加盟各国に実行を促している。世界共通の安全基準の順守や、加盟国が国際調査団を受け入れ相互に安全対策などをチェックする「ピアレビュー」などが内容だが、天野之弥IAEA事務局長は「レビューを受け入れていない国がある」と指摘した。

フランスはいち早く国内原発で安全対策を講じ事故を想定した大規模な訓練も実施、原子力大国の立場から国際レビューの義務化を主張する。「原発事故の影響は国境を越えて及ぶ。安全対策はグローバルであるべきだ」(スロバキア代表)との声もあがるものの、義務化は内政干渉だと嫌う意見も根強い。

中国からの参加者は「中国の原発はIAEAの基準を完全に満たし、原子力事故の評価尺度(INES)で2以上の事象は起きていない」と胸を張る。韓国では部品の品質を保証する書類に大量の偽造が発覚し一部の原発が運転停止になった。原子力政策に対し高まる国民の不信が目下の最大の課題のようだ。

日本の原子力規制委員会は国際舞台へのデビューとなった。専門家会合で田中俊一委員長が基調講演し活断層調査の模様など委員会の活動ぶりを紹介した。しかし、誕生して3カ月。国際的な議論を主導する考えも田中委員長にはなかったように見受けられた。

会議は日本の安全対策を世界にアピールし信頼回復につなげる狙いがあったはずだ。しかし議長を務めた玄葉光一郎外相以外は長浜博行・原子力防災担当相が姿を見せただけ。議論の中身では日本の埋没感は明らかだった。(編集委員 滝順一)

2012-12-19

シー・シェパード (8) 久し振り

年初に登場して以来ですね。

こうやって仮処分決定となっても、この環境テロ組織はどうせ言うことを聞かないでしょう。P社を始めとする支援企業がいますからね。
『シー・シェパードの捕鯨妨害差し止め 米裁判所が仮処分』 【12/18 朝日】

調査捕鯨を担う財団法人・日本鯨類研究所(東京都中央区)と共同船舶(同)は18日、米国の裁判所が反捕鯨団体「シー・シェパード」(SS)による調査捕鯨への妨害行為の差し止めを認める仮処分を決定したと発表した。

日本鯨類研究所と共同船舶は昨年12月、妨害の差し止めを求める仮処分申請のほか、ワシントン州連邦地裁に訴訟を起こした。今年3月に申請が退けられたため、第9巡回控訴裁判所に上訴。SSが先月に「日本の調査船を攻撃する」と明言したことを受け、迅速な決定を求めていた。訴訟は地裁で続いている。

SSの妨害行為は2005年から本格化し、10年度の調査捕鯨は中断した。海上保安庁は10年、SS元メンバーによる調査捕鯨船侵入事件を指示したとして、傷害などの疑いでSSの代表の逮捕状を取った。

2012-12-18

原発ゼロ・ドイツから見た日本人

産経は淡々と伝えるだけです。独他紙の状況とかは判りませんが、こんな風に考えます。

もともとバカ高い火力発電と比較して推進された原発は、一旦事故が起これば補償・除染費用、事故が起きなくても燃料の最終処分の問題が残り、超バカ高な発電方法です。すなわち補償・除染をいい加減にしている今も依然超バカ高なことに変わりはありません。

今回の衆院選に関し独紙にこう書かれているということは、日本(人)はこう見られているのでしょう。

  1. 日本人の命・健康の値段は激安
     
  2. 日本では、有機水銀の排水をどこかに封じ込めればチッソのような会社は操業継続可能
     
  3. 日本人は被害を受けても泣き寝入りする
    → 福島の方々はもっと怒っても良いと思うのですが…
     
  4. 日本人には、被害者への同情心すら存在せず、加害者を責めることもない

『【衆院選】「原発は重要争点ならず」独紙』 【12/17 産経】

【ベルリン=宮下日出男】2022年までの「脱原発」を目指すドイツでは、主要経済紙ハンデルス・ブラット(電子版)が、福島第1原発事故後初の衆院選の結果について、「(日本は)原発支持派を選択」との見出しを掲げて報道。民主党など「脱原発派」政党の敗北を受けて、原発が重要な争点にはならなかったと伝えた。

同紙は、多くの国民が「脱原発」を支持したが、「経済危機」への対応を優先させた結果、自民党勝利につながったと分析。「経済に重点を置かねばならない中、島国の日本は国外からエネルギーを簡単に買えるドイツと違う」との専門家の見解も紹介した。

2012-12-17

セシウムしいたけ注意報 (7) 千葉

3ヶ月経って、やっぱり千葉でも出ましたね。100kgのうち、回収できた量の報道はなされないでしょうね。露地栽培もヤバいんじゃないでしょうか? こんな感じのザル検査体制では、筆者の東日本忌避の動機付けがますます強まるばかりです。
『施設栽培シイタケ セシウム基準超す 君津産回収要請』 【12/14 東京新聞】

県は十三日、君津市産の施設栽培の原木シイタケから、国の基準(一キログラム当たり一〇〇ベクレル)を超える一一〇ベクレルの放射性セシウムを検出したと発表した。検体を提供した農家が栽培した一部の約百キログラムは出荷済みで、県は回収と同市産の出荷自粛を生産者らに要請した。

十二日に採取したシイタケを検査した。検体提供者は検査前の一~十二日に市場に出荷していた。同市産シイタケは露地栽培も出荷が止まっている。

2012-12-16

衆院選挙

筆者は本日は選挙に行かないと思います。こんなに訳の解らない選挙は有りません。選挙権とは投票する権利ですが、投票しないことで抗議する権利も選挙権と言えるのではないでしょうか?

そして、以下のような改革を真剣に考えてもらいたいと思います。

  1. 投票率と同率まで議員数を減らす
    → 例)投票率60%なら議員数は40%削減
  2. 国会議員なんだから全国を対象にして10票/人とかの投票とする
    → 小選挙区だとか比例だとか面倒なのでシンプルに
    → 自らの選挙区にロクな候補がいないとかいうケースも有るし
    → 離合集散する「政党」に投票するなどバカバカしい
    → 単純化してYes/Noの公約が10件有った場合、1024パターンとなり、党員全員が少なくとも4年間同じパターンを維持する補償はどこにも無い
     
  3. 究極は重要案件全部を国民投票で決める