2010-01-29

責(攻)められダルマ

逆風の嵐がトヨタを襲っています。”懲ーりん”会社などと以前書きましたが、攻めダルマならぬ、責(攻)められて、手も足も出ないダルマ状態です。米→欧→中と収益の順番に業績回復の「アクセルペダル」が戻らない(イケイケの浮かれ気分)状態から、踏めないという窮状に転落しています。 カリフォルニアの工場閉鎖はGMの責任も問われずに、発端として品質とその先の雇用を心配したデモを許す状況です。
  1. リーマンショックによる第1波(上記)
  2. JALの会社更生法申請 : アメリカでは航空会社の後を追って自動車会社が倒産した
  3. JALの問題がクローズアップされた頃、トヨタはリコールを連発
  4. 今週米国における対象車種販売停止を決断
  5. ゆうべの報道によると、GMやFordがトヨタ狙い撃ちの乗り換え1,000ドルキャンペーンを開始
JALが発表した4-9月の誕生日割引が一部で批判されているように、国有(あるいは税金で蘇生した元ゾンビ)企業が、しかも狙い撃ちなどとはフェアでないと弁護したくなる気持ちも有ります。しかし、例えばFordは未だ国有化されていませんし、ゆうべは4期振りの黒字を報じられています。同じファミリー企業の強みを生かし、ここは何とか乗り切ってもらいたいのですが、JALと同じように外から見ていると危機感はあまり感じられないですね。昔Ford傘下だったマツダが行った割増退職金による早期退職とかをやっておいた方が良いのにと単純に思いますが、リストラ費用はリコールの積み立てに使われ続け、5年後にはJAL化するんでしょうか。JALの連載でも書きましたように、別に日本の道路(空)を走る車(飛ぶ飛行機)はここじゃなくても他に安くて良いものが一杯有りますしね、将来の電気自動車も含めて。

0 件のコメント:

コメントを投稿