2009-08-27

ご学友(5) Gさん最高のクリスマス

この冒険心に富んだ生き様に一同感心しつつ会話と食事はさらに進み、主にGさんと筆者の武勇伝に終始したように記憶しています。そうこうするうちにお開き の時間になりました。いよいよ1対3のイジりのクライマックスとあいなった訳ですが、Gさんは、美味しそうにシガーを燻らせながらこうおっしゃいました。 「いやあ、美味しかった。Yよお前何でこんな素晴らしいレストランを知っているんだ? また(捕食活動のステップとして:筆者推測)是非寄らせていただきたい。今日は本当に良かった。(Ymさんに向かって)ありがとうございました。ご馳走様 でした。」 Ymさんは、おもむろにGさんに名刺を渡しました。そして、その名刺にはYさんと同じ苗字が印刷されていたのです。

Gさんは ここで初めて事態に気付き、椅子から立ち上がって急に喜び始めると同時に、グルの3人に向かってはなじることもなく、はめられた自分を褒めるような様子で 大きく体を動かしながら爆笑とともに喜びを表現し続けるのでした。3人は、予め予想されたこととは言え、Gさんのオーバーリアクションに心から嬉しい気持 ちとなり、この映画Stingのような仕掛けの種明かしを続けました。イジってこんなに喜んでくれる人とは末永くお付き合いしたいものだと皆思ったのは言 うまでもありません。筆者はこの最後のクライマックスの一部始終を冷静にケータイビデオに収めるのでした。

その後、シェフを除いて3人は 繁華街に繰り出しました。道すがらGさんは興奮を抑えきれないように、「今日は生まれてから最高のクリスマスになった」と、イジり屋2人がまたも大喜びを するようなコメントを連発するのでした。Gさん、あなたは何と言う愛すべき存在なのでしょうか!
(興奮の余韻を楽しみながら、続く)

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