ポツポツと心配している海産物汚染の情報が新聞に載るようになりました。以下は毎日新聞8月11日地方版の記事です。
東日本大震災:底引き網漁、来月の出漁を自粛 風評被害で漁業組合連合会 /福島
9月1日に解禁となる底引き網漁について、県底曳網漁業組合連合会は10日、9月の出漁自粛を決めた。菊地勇会長は「無理に取っても風評被害で食べてくれない」と理由を説明した。9月中は、県と共同で魚をサンプリング調査し、10月の操業は今後協議する。
総会には、小名浜底曳▽いわき市▽相馬双葉の3漁協が出席。県水産試験場による魚のサンプリング調査の結果、放射性セシウムが暫定規制値(1キロ当たり500ベクレル)を超えたのは450検体のうち50検体だったことなどが報告された。
出席者からは「規制値を超えていない魚が大半。漁に出て販売しなければ業界が衰退する」など漁解禁に前向きな意見も出た。だが、風評被害で買い手がつかなかったり、大幅な値崩れが予想されることから、1カ月の自粛を決めた。
県の沖合では、底引き網漁でタコ、エビ、ヒラメ、カレイなどが取れる。
筆者はこんな風に思います。
- セシウムは検出されていますので、売れなくても風評被害ではないでしょう
- 規制値を超えていない大半の400検体(450-50)にも499ベクレルまでの汚染が広がっているのでしょう
- ストロンチウムを始めとする他の核種は当然検査されていない
- 業界の衰退や値崩れの心配より、国民の健康の方が大切でしょう
→ 水銀が規制値以下だから魚を売りますと往時のチッソが言って買う人がいたでしょうか?
→ わざわざセシウム魚を選択する消費者はいないのですから、安全だと騙すのはちょっと…
→ 金や自分の生計のために他人を不健康にすることは、恥ずべき行為だと誰かガツンと言ってやってください
(国や東電は言えませんし、廃業とかの保証をしっかりするのが責務ですから…)
- 日本の太平洋側は全滅に近いのでは?
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