2011-07-31

「安全だと判ったら恥をかくだけで済む」ってことでしょうね 内田樹さんのコメントと拙論の一致

先日たまたま読んだ朝日新聞に対談の中で「日本辺境論」で知った内田樹さんのコメントが目に留まりました。それは、自主的避難をしたり、汚染食物を子供に食べさせたくない子を持つ親の行動を批判する声に対し、「(後から)安全だと判ったら恥をかくだけで済む」という趣旨の発言で、筆者に言いたかったことを換言してくれています。事故当初から疎開を訴えている点も一緒です。

居住にしても食品にしても、後から安全でないと判ったらどうするんでしょうか? その場合「恥をかくよりも」生物学的なダメージが大きい」ということは明白です。安全か危険か判らない時は安全と思い込む(べき)という行動パターンや考え方や、さらには他者へのそれらの押し付け・説得というのがいかに馬鹿な行為であるかを全国民は自覚してもらいたいものです。汚染地域に住んでおられる心ある方々には筆者の思いが伝わるものと思います。セシウム牛の原因を政府のせいにする確信犯的畜産家にも、できれば解ってもらいたいと切に望みます。

0 件のコメント:

コメントを投稿