2010-12-28

現代の結婚 - Goethe村上龍エッセイの続き

喫茶店でGoetheを読みました。見開きで大きな文字の村上龍の連載は、1月号では標題のとおりで、論旨は以下のとおりでした。
  1. 小子化対策の効果が限定的なのは、結婚できない/したくない層が増えているため
  2. 婚活等、結婚願望復活の背景にある思いは…
    ・ 配偶者を得て経済的にサバイバルしたい
    ・ 家族を作って生活の充足感を得たい
  3. 結婚を実現しているのは、ごくわずかな「勝ち組」の男女と、リスクとコストを考えることができない底辺層の男女で、これが世代間でコピーされて行く
  4. 格差が固定された社会はダイナミズムを失って行き、結婚できない男と、結婚したくない女は、今後も減ることはない
結論の(1および) 4.の後、「で、どうなの?」 というところが無いので、勝手に引き継ぎます。それは、筆者が10台後半から周りに問い掛けている、「何のために結婚するのか」についてちょっと考えていただければ解決するのではと思います。

実は筆者が自問自答して出した結論は、その後ゼミの先生の発言によって裏打ちされたもので、それは、「(結婚とは)お互いを高め合うものである(方がより良い)」ということなのです。
(続く)

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