2011-09-24

日和る日進市、増長する川俣町 (2) 「凡戦」終結? 一方で東京タワーさんま祭り!



日進市謝罪の様子を伝える各誌から、鉢呂前経産相の件でもその低信頼性が明らかになってはいますが、他にソースが有りませんので、「発話部分」を中心に下段に抜粋してみました。日和り方も、増長の仕方も筆者の予想通りである種微笑ましさすら感じるのですが、まとめにひと言;

   安全は数字で示し、「気持ち悪い」支援への
  「気持ち悪い」全体主義的擁護は止めましょう

[ 各紙抜粋 ]

市には電話や電子メールが3,000件以上殺到し、約9割が市の対応への批判だったということですが、県外のような「外野」からのヤジが多いのでしょう。ヤジの本人が川俣町長のおっしゃる「正しい知識」を持っているとは思えませんね。
9/23【読売】
萩野市長「判断が正しくなかった」
花火の放射線検査を行い、市民に放射性物質に対する正しい知識を周知するとの回答書を手渡した。
9/23【河北新報社】
萩野市長「新たな風評被害への心労を招くことになり、心からおわびしたい」(正しい知識の周知徹底を求めた点)「なるべく早く市民の理解を得て、この花火を打ち上げたい」(面会後の取材に)「このような結果を招き、正しい判断ではなかった。市民に理解してもらうための準備が不足していた」
古川町長「ようやく町が元気を取り戻そうとしているときに問題が起きた。謝罪されたので、その通り受け止めたい」
菅野社長「非常に残念な思い」
町は独自に菅野煙火店の花火の放射線量を測定したが、自然界とほぼ同水準だという。
→ 3.11以降はどうなのか? 自然界との数値によるデータは?
9/22【中日】
萩野市長「多大なご迷惑を掛け、新たな風評被害への心労を招くことになったことをおわび申し上げる」「来年以降、川俣町の花火を使い、復興支援をしていきたい」
→ 来年以降にしても、ちゃんと現物を測ってね
古川町長「花火大会のテーマに、被災地復興支援を取り入れられたことは大変ありがたいが、今回のようなことになり非常に残念。今後は一層のご支援を」
9/22【朝日】
萩野市長「新たな風評被害のご心労をかけ、心からおわびしたい。復興支援にこれまで以上に努めていく」
できるだけ早い機会に打ち上げることなどを約束した。
萩野市長(取材に対し)「判断ミスだった。事前の検査で客観的データを取り、市民に説明した上で打ち上げるべきだった
萩野市長「市民の理解を得る準備が不足していた」「次の機会には、ぜひみんなで福島の花火を見たい」
古川町長「花火は安全管理の徹底した工場で保管していた。心配はないはず」(市が測った工場の線量を示し)「ほとんど自然界と同じ。ぜひ参考にしてほしい」
→ いいから現物を測ったら?
「放射能の問題が被災地だけでなく、全国に広がっている現実を改めて実感し、残念だった」
花火でまた広げるのでしょう
9/22【共同】
大村愛知県知事「風評被害をやめようと言っている中で、極めて残念だ」「市に多くの抗議が来ているのは当然だ。萩野幸三市長は川俣町に誠意を持っておわびしてもらいたい」
→ これも「外野」の野次と同様であり、上司としてもちょっと疑問の発言
9/22【産経】
萩野市長「心よりおわびしたい」「正しい判断でなかった。放射能の問題をしっかり整理し、客観性をもって判断すべきだった」「正直、何が正しかったのか未だに分からない」
古川町長「町には計画的避難区域の山木屋地区もあるが、菅野さんの工場はまったく別の場所だ。花火は昨年に製造されており工場の管理もしっかりしていた」
→ そんな細かいことは日進市民には判るはずもないし…
さらに、作業場の空間線量率が最高でも毎時0.45マイクロシーベルトにすぎず、花火表面の放射線量も微量だったデータを示して理解を求めた。福島県内ではこうした放射線への知識はかなり定着している。しかし、愛知県では行政当局でも、安全性の判断ができず、結局、一部市民の強い声に押し流されたようだ。
萩野市長「謝罪を寛容に受け入れてくれた町長や菅野さんに感動した。市のイベントで川俣の名産品を積極的に販売したい」
→ 名産品全ての生産場所の3.11以後の線量を調べるのでしょうか?
だが、正しい理解を深め、しっかりした判断基準を持たなければ、同じ過ちを繰り返すおそれもある。復興支援に水を差さないためにも、全国の行政トップは放射線について学び、福島側も安全性を丁寧に説明する努力が求められる。
だから、そんな面倒くさいことしなければならないなら、食品と同様最初から忌避しておけばいいのに…
 さんま祭りは目黒の2回に言及しうましたが、昨日は東京タワーでも三陸直送の3,333匹が振舞われたとか。東日本国民の無防備さには呆れます。そうではなくて、もちろん納得づくで、「支援」のために、ストロンチウムさんま(?)を頬張ったのでしょう。

0 件のコメント:

コメントを投稿