2011-08-31

セシウムワカサギと未検査カツオ

海産物の情報ではないのですが、群馬県の赤城山・大沼(前橋市)のワカサギから、640Bqの放射性セシウムが検出されたことを群馬県が29日発表しています。県は安全性が確認されるまで、県内17カ所の湖や沼でのワカサギ釣り自粛や解禁日の延期を要請しています。大沼では食用になるウグイやコイ、マス類も自粛の対象とされました。

そんな中で、河北新報(8/30)によりますと8/29に福島県いわき市の小名浜港に気仙沼沖で捕れたカツオ18トンが初水揚げされています。競りは行わず、市内の仲買業者数社が全量を買い上げ、主に県内の小売店(1.)に販売すると言われ、一部は放射性物質を測定するサンプリング調査に回され(2.)ました。漁船の所有者は「風評被害の影響(3.)はあるが、やっと地元に揚げることができてうれしい。これからも水揚げを続けたい」と話しています。また、カツオ漁などの沖合漁業は水産庁が示した安全海域(4.)で操業しているが、6月に予定した小名浜港への初水揚げは風評被害で買い手が付かないとして中止されていたそうです。

で、飽きちゃった読者の方もいらっしゃるでしょうが恒例のツッコミです;
  1. 当然全国にばら撒かれることでしょう
  2. やってもサンプリングだし、ストロンチウムも無視して調査と言えるのでしょうか
  3. 2.で出たら風評被害でも何でもないですよね
    → 調べる前に出荷するなど、セシウム牛と同じ過ち
  4. 水産庁が安全な海域など示せるのでしょうか?
    → 野菜や家畜と違って、魚は広い行動範囲を持っていますが…

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