<住民>
「帰れないのは分かりきっていた。(帰れるかもしれないと)期待を持たせるだけ持たせておいて、今ごろという感じだ」
「中1の息子と小4の娘を、こんな高線量の地域で育てることはできない。除染も信用できない」
「もう帰れないとなれば、補償があるかもしれないが、お金の問題ではない。何とか除染してもらって、帰りたい」
「そんな大事なことをもっと早く教えてほしかった」
<首長>
「除染を全くしていない段階で、政府が『長期間帰れない』と言うのはおかしい。住民の気持ちを逆なでしている」
「帰る時期の見通しが立たず、苦しんでいる」
「除染のガイドラインを分かりやすく説明してほしい」
「避難が長期化すれば、自分たちで何かやろうとする心がなくなってしまう」
2011-08-30
『福島原発事故「帰宅まで20年」試算 避難住民怒り、戸惑い』 【河北新報社、8/28】
政府が27日に地元に対し汚染地域で長期間生活できない事実をようやく伝えました。4月にポロッと漏れて大問題になりましたが、やっぱり今言われると以下のような恨み節も聞かされることになります(全てタイトルのニュースより)。第1原発の状況がどうなるか判らない中(実際今でも汚染がさらに広がる可能性も完全には否定できない)では出しにくいということだったのでしょうが、気休めを言うとか、最悪の事態は後回しに伝えるとかどうしようもない情報操作の結果がこういうところにも出てくるということでしょう。
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