2014-05-19

『“独立”する富裕層 ~アメリカ 深まる社会の分断~』【4/22 NHK NEWSWEB/クローズアップ現代】

少し前の話で、筆者はリアルタイムで見ていないのですが、WEBで見つけました。出てきたのはジョージア州の例ですが、カリフォルニア、フロリダ等の州で30ぐらいの新しい「市」が誕生するようです。ジョージア州の9万人強のSandy Springs市では、警察と消防を除く公共サービスを民間に委託し、通常は数百人の職員を9人に済ませています。

筆者が10年ほど前に夢見た独立国とまではいかないまでも、即ち国税と県(州)税は残っているものの、第1歩としては評価に値します。このブログを始めた頃に"パラサイト"シリーズで少し訴えた雇用対策としての公務員保護は、どこの国にも当てはまるものなのです。河村名古屋市長が減税で頑張っても、従来の組織を温存していては難しいでしょう。早くアメリカと同じ方式に切り替えた方が良いと思いますね。
『“独立”する富裕層 ~アメリカ 深まる社会の分断~』 【4/22 NHK NEWSWEB/クローズアップ現代】
アメリカの自治体で今、異変が起きている。「州」の下の行政区分である「郡」から“独立”するCITY=「市」が相次いでいるのだ。独立運動の中心は高級住宅地に住む富裕層。その動機は「所得の再分配」に対する不満と「効率の悪い政府」への反発だ。彼らは、自分たちで「市」の境界線を決め、州議会を動かし、住民投票を実施。法にのっとり独立を成し遂げている。誕生した「市」では、ほとんどの業務を民間企業に委託。運営コストを半分以下に抑え、減税に向けて動き出している。一方、税収が少なくなった「郡」では、福祉サービスの予算を削減。貧困層が打撃を受けている。「税」や「公共サービス」のあり方を巡り分断が進むアメリカ社会。その行方を展望する。

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