2013-07-01

甲状腺がんだけでなく…


福島の子どもたちの異常な甲状腺がんの発生率は、ヨウ素の内部被曝を無視した殺人医師山下俊一と県知事も含めたその仲間たちの仕業ですが、実は近隣の県も同様に汚染されていたという調査結果も有ります。手遅れかもしれませんが、是非そうした地域でも検査をしてあげなければならないと思います。そして甲状腺だけでなく、他の部位にも影響が及ぶ他の核種の影響を避けるために、少なくとも子どもは疎開させてあげたいものです。親御さんたちは、後から子どもに責められることにもなりかねません。

『福島第一 ヨウ素、南にも拡散 日米、事故直後のデータ解析』 【6/27 東京新聞】

福島第一原発事故で放出された放射性ヨウ素131による土壌汚染地図を、日本原子力研究開発機構と米国エネルギー省が作製し、二十六日公表した。

写真ヨウ素131は半減期八日で消失が早いため、これまではセシウムによる汚染しか分からなかった。甲状腺がんと密接に関連するヨウ素の内部被ばく量を推定する手掛かりになる。

原子力機構は、航空機から測定した放射線量から、地表の放射性物質の量を割り出す新たな計算手法を開発した。米国エネルギー省が事故直後の飛行で得たデータをもとに、ヨウ素が二〇一一年四月時点で土壌にどのくらい蓄積していたかを算出した。

それによると、セシウムと同様、一平方メートルあたり三〇〇万ベクレルを超える高濃度の汚染地域が浪江町など北西方向に帯状に延びていた。一方、セシウムの分布との相違点は、原発から十キロ圏内では富岡町など南側にも高濃度の汚染地域が広がっていたことだ。

放射性ヨウ素は、数十万ベクレル程度でも体内に取り込むと、子どもの場合、甲状腺がんになる確率が高まる可能性がある。

事故発生から地図作製まで二年以上要したことについて、原子力機構は「プログラムの作成や算出した値の確認などに時間がかかった」と説明している。研究は米国保健物理学会誌電子版で発表した。

◆被ばく推定に貴重
<山沢弘実名古屋大教授(環境放射能)の話> 緊急時迅速放射能影響予測システム(SPEEDI)などを使って事故直後のヨウ素の広がりを調べる際、今回のマップは役に立つ。より精度の高い内部被ばくの推定に向けて貴重なデータになる。

0 件のコメント:

コメントを投稿