2012-08-03

フクシマでの聴取会

フクシマでは、30人の登壇者のほぼ全員が、2030年の原発依存度の選択肢のうち「0%」を主張したようです。各紙に載っていた括弧付きの出席者のコメントを拾ってみました。皆さんごもっとも!

  • 野田佳彦首相が「国民の生活を守るために再稼働すべきだというのが私の判断」と述べたことを指摘したうえで、「事故から1年半たつのに除染も進まない。福島県民は『国民』ではないのか。これでは棄民だ」
  • 「(再稼働で)野田首相は『私が責任をとる』と豪語したが、福島の事故で誰が責任をとったのか。原発を廃止することが事故の本当の責任の取り方だ」
  • 意見聴取会そのものも「ガス抜きではないか」
  • 「福島の声も聞いたというアリバイに利用されるのではないか」
  • 「並列に置き、あたかも『脱原発は難しいですよ』というやり方ではなく、知恵を絞るのが政府の責任だ」
  • 「事故原因はまだ解明されていないことが多く、データがそろって初めて討論できるはずだ」
  • 傍聴者約20人が細野豪志原発事故担当相に詰め寄り「この悲しみ、怒りを思ったら再稼働なんてあり得ない」「事故も収束できないで何が再稼働だ」
  • 「聴取会がアリバイ作りに使われるのではないか」
  • 「選択肢が3つしかないから『0%』を選んだが、一日でも早く全原発を廃炉にしてほしい」
  • 「除染や賠償に莫大なお金がかかり、放射能を世界にばらまいたのに……。正しい資料で正しい選択をしたい」
  • 「国の用意したシナリオを討論すること自体に矛盾を感じる」
  • 「全原発を調査してデータを開示してから、初めて討論の場になるのではないか」




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