2012-01-17

『原発に潜む「ブラックスワン」』 【1/16 日経】 編集委員 滝順一君(!)

筆者が昨日呼んだ訳ではないのでしょうが、滝順一君が昨日久し振りに紙面に登場しています。「核心」というシリーズコラムの概要は下の方に抜粋でまとめておきますが、滝君、いい年のオッサンなんだから、もうちょっと思い切って書いてくれればいいのに… って思います。
  1. 「核」に「心」酔とはさすがに原発擁護派
    → これではもう御用記者原発の設計思想や安全評価のあり方をいま一度再検討 と言われても、
        加害者が責任を取れないんだから、即脱原発が普通でしょう
    → ブラックスワン検知から「遅い不味い高い」対応の言い訳は永遠に「想定外」と言うのは解ってるくせに
     
  2. 相変わらず冗長な表現
    → 何を言いたいのかよく判らないんですよね
     
  3. 日本原子力技術協会が知っていた「B5b」とか、全員アホの保安院(ほあんいんぜんいんあほ)とかミッション不明の有象無象の組織名を出されてもねぇ…
     
  4. ポイントはブラックスワン効果におろおろして事態を悪化させることを仕方が無いと諦める無責任な責任者を断罪することにあるのでは?
    → タイトルは不適当でしょう、原発にブラックスワンが潜んでいる訳でもないし…

『原発に潜む「ブラックスワン」 【1/16 日経、編集委員 滝順一】 -抜粋-
米原子力規制委員会(NRC)が2001年の同時テロ後に発した原子力発電所の安全対策~テロ攻撃で原発が全電源喪失に陥ったり使用済み燃料プールが狙われたりする事態を想定、原子炉やプールの冷却機能強化を電力会社に求めた
NRCは02年にテロ対策に関し日本の原子力安全・保安院に助言を与え、B5bの内容も伝えていた。これを受け保安院は05年の法改正で核物質に関する情報漏洩の罰則を強化。原発敷地内などの警備も増強した。しかし非常用設備が攻撃され機能を失う事態をも想定した対策を電力会社に指示することはなかった。「(今となっては)批判は受け入れざるを得ない」と保安院幹部は話す。
だが真の問題は、従来の考え方だけで不十分かもしれないという点にある。べき分布では、極めてまれだが、巨大な変動をもたらす出来事が必ず起きる。原発は~しかし100万分の1の頻度で起きる事故の規模が100万倍の大きさだとしたら、発生確率と想定損害額を掛け合わせたリスク(期待値)は決して小さくはならない。必要なのは事故の教訓を真正面から受け止め、原発の設計思想や安全評価のあり方をいま一度再検討することではないだろうか。』

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