2011-09-09

武田教授とホットスポット一関市との議論

4日放送の「たかじんのそこまで言って委員会」で、武田邦彦教授が東北地方の野菜や牛肉を「健康を害するから捨ててもらいたい」と発言し、勝部修・一関市長が抗議のメールを送った問題で、一関市にも7日朝からメールが殺到し、大半は市長の対応を疑問視する声だったと報じられています。武田教授のブログのお蔭で市長とのメール原文が公開され、ネット上では活発な議論が飛び交っています。また、一関市管轄のJAいわて南の幹部は、「~。収穫の秋を迎えて農家が頑張っているさなか、農家の感情を逆なでしている」と憤っているようです。そんな最中、8日に岩手県が県産牛2頭が、国の暫定規制値(500Bq/kg)を上回ったと発表し、しかもその牛は一関市産でした。武田教授のブログを昨年から全てフォローしている筆者が、「そこまで~委員会」も観たうえで、いつもどおりコメントします。
  1. 教授の、「畑に青酸カリがまかれたようなもの」とか「健康を害するから捨ててもらいたい」とかの極端な表現が、頑張っている農民の耳に障ると市長が代弁したことが発端なのであり、喩えまで含めて正しい発言に小学生レベルの文章で抗議する時点で市長の負け
    → 結局市長が敗北宣言しましたね
     
  2. 極端な表現をしないと、以下のような基本的な事実も視聴者が誤解することになる
    ・ 汚染地域で食い物を作ろうとすること自体が間違い
    ・ 汚染に関しては、自然界の放射線以外は基本が「0(ゼロ)」ベクレル
    ・ 汚染物は全て汚染源(福島原発)に還すのが当然
      
  3. 「農家が頑張って」汚染野菜やセシウム牛を育てていることをけしかけているのはJAであり、むしろ農家が消費者の「感情を逆なで」している
     
  4. やはりセシウム牛の汚染源は、筆者の悪い予感どおり、稲わらだけではないのでは?
    奥州市が8/27に汚泥から検出したヨウ素(!)131が2,300Bq/kgというのも不気味

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