2010-01-16

JAL(17) vs ANA

再建策として目にした中でネガティブな意味で気になる案が、ANAとの統合です。実は、これこそが最低(高?)の愚策だと筆者は見ています。

ANA参入までは海外路線を独占し、その後も優先的に新路線を割り当てられ、パフォーマンスを気にすることもなく、親方日の丸の確信のもと、会社単位で足並みを揃えながら個々人自らの取り分の極大化を図ってきたのです。その結果、あの、お高くとまった鼻持ちならない会社となった訳ですが、それを推奨してきたのが旧経営陣です。筆者がボロカスに書いた西松社長(同じ名前の建設会社と関係は無いのでしょうか?)もそれなりに改革に着手しようとし、表面的には涙ぐましい努力をしたようですが、旧経営陣に導かれた会社は対外的に物乞い状態となっていたということです。

対するANAは条件面で不利な立場にありながら、JALを追い越そうと頑張ってきた様子が窺えます。国内ではJALの体たらくを横目で見て感化された部分も有るでしょうから、ここでJALと一緒になるということは、感化どころでなく、お荷物?、悪貨?(どう表現したら最適なのでしょうか?)を抱え込むことになるということです。競争の無い出来レースというのはスポイルされた競技者しか産み出しません。

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