2009-08-30

ご学友(8) カッコいい会社

またまた前後して大恐縮ですが、S先生のα社入社当時のことを追記しておきます。

筆 者がゼミに入ってから交流が始まった今のS大先生は、当時は無かった言葉ですが、就活に全く興味が無く、4年の夏だというのにウェスタンブーツを履いて 呑気に長期間の東欧貧乏旅行に出掛けていました。現地では、主に歴史的なもの(建築、美術、音楽)に浸っていたようです。帰国後、Sさんは自らの呑気さを 反省(多分していないと思います)しつつ、別の友人の付き添いで出席した喫茶店でのα社の同窓の先輩と初コンタクトしました。α社は伝統的に筆者の出身校 から の採用を継続しており、特にOゼミからはずっと1人ずつ人材の供給が続いていました。ただし、なぜかSさんの年次だけは3人(実質2人=S・Y両名)とい う採用になっていたのです。

今のS大先生は、喫茶店でα社のリクルーターから、どうしてα社を志望したのか質問を受けました。今のS大先 生が、「はぁ?」とか「付き添いで来ただけー」とか言っている姿を別の席から注視する人がいました。この人が当時α社人事部の採用担当であり、一旦出向に なりながら最近取締役でカムバックした人なのです。S大先生の言動を注視していた採用担当はその後のミーティングで「採れ」との指示を出したそうです(こ の辺りS大先生後日談ですので真偽の程は保証できません)。こういう話は翌年自らがリクルーターになった時に、今度はリクルーティーとなった筆者に応募時 点で伝えるべきだと思うのですが、それも言わずに採用してから「お前は人数合わせだ」とか言うのです。まぁ聞いてその通りやっても普通はボロが出るでしょ うが… 実はα社の採用基準はただ一点、「カッコいいこと」だったのでした。
(まだまだ、続く)

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