2013-02-19

家電リサイクル法は天下の悪法では?

武田邦彦教授が少し前に自身のブログで、家電の無料回収車を摘発する当局を批判していました。マイナスの仕入れで物を売れば、利益率の出しようがありません。別の言い方をすれば、利益率が100%を超えるなど常識では考えられません。従って、回収業者が一旦受け取った引き取り料はどこに行っているのでしょうか?

以下の記事に出てくる無料回収業者はある意味価格競争をしているのであって、摘発の対象になるなどオカシイのですが、当局は「転売すること=リサイクルをしていない」などという馬鹿げた因縁が付けづらいので、表向きは「野外で保管」ということをネタに捜査の手が入ったということでしょう。こうやって守るのが、リサイクルの引取り料で飯を食っている輩でしょうね。それは、この業者という訳ではなく、環境省関係者や、リサイクル法を押し付ける地方自治体・天下り団体の人間や、こういった捜査をする人間などです。原発乞食と同じ匂いを感じるのは筆者だけでしょうか?
『無許可で家電を無料回収 岐阜の業者を強制捜査』 【2/18 中日新聞】

無料回収をうたい、テレビなどの使用済み家電を無許可で収集したとして、岐阜県警は18日、廃棄物処理法違反(無許可収集)の疑いで、岐阜市西中島、廃棄物収集業者「ファイブエス」関連の県内5カ所の無料回収所を現場検証した。経営者の男(27)や従業員ら数人について捜査を進める。無料回収業者の強制捜査は全国で初めてという。

県警によると、岐阜市長から一般廃棄物処理業の許可を得ずに、昨年11月中旬から1月上旬、使用済みのテレビなどを野外で保管した疑いがある。家電から金属くずなどを取り出し、収益を上げていたとみられる。

金属くずの値上がりを背景に、家電リサイクル法に基づかない使用済み家電の収集が横行している。環境省は昨年3月、リサイクルを阻害するとして、テレビやエアコンなど4品を野積み、破砕した場合、廃棄物に該当するとの通知を出した。

0 件のコメント:

コメントを投稿