2012-08-22

魚 ベクレル (8) フクシマ沖のアイナメ38,000ベクレル

2ヶ月ぶりの魚介汚染情報です。東電はあろうことか平均で発表していますが、こういう場合38,000ベクレルと表現するのが妥当でしょう。そして、密漁された高濃度の汚染魚を口にする不幸な被害者を出さないようにするのはどうしたら良いかを考えるべきです。東電が悪いのですが、漁業関係者が考え、国が査定するのが妥当でしょう。でも、そもそも悪さをした東電以外に調べてもらわないといけませんよね。

海のホットスポットは筆者が前々から「想定」していた現象であり、 今さらの感があります。そしてその汚染マップの描画は困難であり、そこで成長した・通過した魚を見分けることなど不可能でしょう。全点チェックの必要性の背景はここにあります。

『セシウム:アイナメから2.5万ベクレル 福島第1沖』 【8/21 毎日】

東京電力は21日、8月1日に福島第1原発から20キロ圏内で採取したアイナメから、3月の測定開始以来最大値となる1キロあたり2万5800ベクレルの放射性セシウムを検出したと発表した。

東電によると、アイナメは福島県南相馬市の太田川沖合1キロ付近で2匹を採取。放射性セシウムはそれぞれ、1キロ当たり3万8000ベクレルと9300ベクレルで、両方合わせると同2万5800ベクレルとなった。

同日同じ地点で取った魚は、コモンカスベが同260ベクレルだったが、それ以外は数十ベクレルだった。

東電は7月18日から8月1日に魚介類を採取し、放射性物質による影響を調べた。国が定める一般食品の基準値(1キロあたり100ベクレル)を超えたのはクロソイなど10種類に上った。

原発20キロ圏内では漁業は再開されていない。高濃度のセシウムが検出されたことについて、東電は「ホットスポットのようなものがあり、アイナメがそこの小エビなどを食べた可能性が考えられるが、今後さらに詳細な分析をして原因を調べたい」としている。

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