2012-06-02

海産物輸入に関する韓国側の意図

筆者の大好きな長崎県の皆さんは大変だと思います。0.7Bq/kgは今の国の基準の140倍の厳しさです。韓国側が主張したいのは、「太平洋側の海産物は輸出してくれるな」ということではないでしょうか。偽装が後からトレースできる証明書を要求することによって、現在疑いの残る太平洋産の流入をブロックしているのだと推測します。筆者でもそうします。


『水産物:韓国向け輸出に放射能証明書 検査厳格化、県が対応に追われる /長崎』 【6/1 毎日】

韓国向け水産物輸出に1日から、放射能証明書の提出が必要となり、証明書を発行する県が対応に追われている。韓国政府が5月15日付で通知したもので、検出限界値1キロ当たり0・7ベクレル以下の厳しい検査を求めているという。関係者は輸出までの手間や経費など影響を懸念する。

検査機関は、大村市にある県環境保健研究センター。現在、中国向け水産物の分析で、検査機器3台をフル稼働させている。これに韓国向けが加わり、サンプルが増えることになる。担当者によると、問題は検査の厳格化。韓国側の要求通りに検出限界値を0・7ベクレル以下にするためには、サンプル量を通常の20倍の2キロ、検査時間を10倍の100分間にしなければならないという。

検査の第1号となるのは対馬市のヌタウナギ。韓国では鍋の具材として好まれているという。県の担当者は「対馬からの運送などで、輸出までの日数は通常より3〜4日多くかかるし、費用も余計かかるだろう」と顔を曇らせた。「漁場とする海域は韓国も対馬もそう変わらないはず。どうしてこのような通知になるのか」と早期解除を切望している。

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