2012-05-18

『内部被ばく、1割が減少せず 南相馬、未検査の食品が原因か』 【5/15 中国新聞】

生物的半減期というものが有りますので、図る時期によっては100Bq/kg以上かそれに近い場合も有ったのでしょう。野生の猪や熊や山菜よりも汚染されていては食べる訳にも行きません。晩発性を考えると、緩慢な自殺行為だとも言えます。
『内部被ばく、1割が減少せず 南相馬、未検査の食品が原因か』 【5/15 中国新聞】

東京電力福島第1原発事故を受け、住民の内部被ばくを調べている福島県南相馬市立総合病院で、放射性セシウムの検出量が比較的高かった大人約110人を3カ月後に検査した結果、半分程度に減少した人が大半だった一方、あまり減っていない人が1割程度いることが15日、病院への取材で分かった。

わずかながら増加した人も2人いた。病院で調べたところ、これらのケースは、国の食品基準値に基づく放射性物質の検査を経ていない家庭菜園の野菜などを頻繁に食べている共通点があった。

病院関係者は「断定はできないが、食品が原因の可能性は高い」と注意を呼び掛けている。

同病院は、ホールボディーカウンターで独自に検査をしており、1万人以上が1回目の検査を受けた。このうち、体重1キロ当たり20ベクレル以上のセシウムが検出された高校生以上の大人を対象に約3カ月後に再検査した。

新たな内部被ばくがなければ、体外に自然に排出されるなどして減少し、成人男性の場合、3~4カ月で半分程度になる計算。実際に1回目に1キロ当たり40ベクレルだった人が、2回目は20ベクレル程度に下がるなど、大半が半分ほどに減ったが、2回目も35ベクレル程度にとどまるなど、あまり減っていない例が約1割あった。

検査の際に記入してもらったアンケートから、食べ物の可能性が浮上した。

病院関係者は「内部被ばくの状況を把握するため、検査を定期的に受ける必要がある。検出量が想定通りに減らなければ、その理由を探ることで有効な対策を考えられる」としている。

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