2012-03-06

『東電株主:新旧役員に5兆5045億円の賠償請求』 【3/5 毎日】

結果はどうなるか不明ですが、民事はこれで全力を尽くして欲しいものです。刑事は誰が起こすのでしょう。すなわち、主に昨年3月の被曝者への補償からの逃避や、除染が進まないことによる被曝の傍観、値上げを権利だと言う暴言等々、早くお縄にしてもらいたいですね。

東電株主:新旧役員に5兆5045億円の賠償請求 【3/5 毎日】
福島第1原発事故で東京電力が巨額損失を出したのは歴代経営陣が地震や津波対策を怠ったためだとして株主42人が5日、勝俣恒久会長ら新旧役員27人を相手取り総額5兆5045億円の損害賠償を同社に支払うよう求める株主代表訴訟を東京地裁に起こした。原告代理人によると、国内の民事訴訟として過去最高の請求額。記者会見した河合弘之弁護士は「集団無責任を是正し、他の原発の再稼働も防ぎたい」と話した。
事故当時の役員18人のほか、文部科学省が三陸沖でマグニチュード(M)8クラスの地震が起きるとの長期評価を公表した02年7月以降の社長、会長、原発担当の役員が対象。
訴状によると、請求額は政府の第三者委員会が試算した13年3月末までの東電の損害額や廃炉費用に基づき算出。賠償金を回収できた場合、原発事故被害者への損害賠償に充てるよう求めている。
原告らは02年7月の長期評価のほか▽08年春に明治三陸地震(1896年)級のM8.3の地震が福島県沖で起きた場合に最高15.7メートルの津波が同原発に来るとの社内試算があった▽09年に原子力安全・保安院から貞観(じょうがん)地震(869年)を踏まえた津波対策の検討を促されていた--などと指摘。警告に対する具体的な対策を怠り、莫大(ばくだい)な損害を生じさせたとしている。
原告は、脱原発を求めてきた首都圏の個人株主が中心で、事故時に福島在住だった株主4人を含む。株主は昨年11月、東電の監査役に歴代経営陣を相手取って損害賠償訴訟を起こすよう求めたが、東電側は今年1月に提訴しないことを決めていた。


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