2011-04-04

産直市に賛同する愚かな都内消費者を伝える「風評報道」

昨日(4/3)NHKのテレビのニュースで福島産直便野菜が東京で2割引き程度で売られているニュースを見ました。放射性物質の含有量は不明ですが、こういった報道をするNHKの真意も不明です。5/8まで続けられる予定だそうで、NHKではきゅうりは出荷規制の対象でもないことや、以下のような無責任なインタビューも伝えていましたが、キャスターのコメントは有りませんでした。ニュースで取り上げたのなら、責任を持って「どんどん買いましょう」とか、消費者の健康を無視した農家保護の呼びかけをしてもらいたいものだと思います。あいまいな情報をタレ流すこういった報道は「風評報道」と呼んで然るべきでしょう。
  • 消費者
    「コメや肉や野菜も一杯買いました」
    「先入観で考える、大丈夫なのに」
    「困っている農民の役に立てたら」
  • 農協側
    「農家の経営に役立つよう、元気になるよう頑張る」
恐らくこの産直便で扱う野菜は大丈夫なのでしょうが、全数検査している訳でも無いし、売り手も買い手も安全だと「思い込んでいる」だけなのだと思います。特に、専門家でもない買い手が売り手の言い分を鵜呑みにして積極的に購入する姿はアブナイ印象を受けますし、伝えるほうも伝える方だと感じる所以です。

100%漏れなく、品目的にも、地域のまとまりとしても、基準値以下であると専門家が保証できる商品だけを購入の対象とするのが全うな消費者であり、自らの冒険的購入性向を、ことさら他に押し付けるような行動は戒めるべきだと思います。

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