2014-06-18

原発事故集団訴訟

判決は忘れずに読みたいと思います。事故当時の東電の幹部は天下りしたり海外に高飛びしたりしていると聞いています。東電や国には、事故前の対策責任を追及するだけでなく、事故後にSpeediの情報や放射性プルームの行き先を隠し、余計な被曝をさせたことを問わなければなりません。当時の髪の毛等を保管している人は少ないのでしょうね。
『原発事故集団訴訟 被災者ら意見陳述「生活めちゃくちゃ」』 【6/18 埼玉新聞】

東京電力福島第1原発事故で避難生活を余儀なくされ、福島から県内に避難してきた被災者6世帯16人が国と東電を相手取り、慰謝料など計約2億3千万円の損害賠償を求めた集団訴訟の第1回弁論が18日、さいたま地裁(脇由紀裁判長)で開かれた。

意見陳述では、福島県浪江町から県内に避難してきた原告の60代男性が、事故発生から避難生活を強いられてきた経過を振り返り「私たち避難者は無理やり移動させられた。原発事故によって、家や生活をめちゃくちゃにされた」と憤りをあらわにした。国と東電に対しては「大変な被害についてきちんと責任を認めてほしい」と訴えた。

代理人弁護士も東電や原子力損害賠償紛争解決センターによる不十分な損害賠償手続きに触れ「被告(東電と国)は事故と被害を過小評価している」と批判。「事故を発生させた責任が国と東電にあることを法的に明らかにすることが訴訟の目的」と強調した。

原告は福島県の南相馬市、浪江町、双葉町、広野町、富岡町から原発事故のため避難を強いられ現在、さいたま市はじめ県内などに住む14~100歳の男女。

原告はこれまで、原子力損害賠償紛争解決センターの仲裁による損害賠償手続きを並行して行っている。精神的苦痛など甚大な被害を受けたにもかかわらず「被害者に対する対応が不十分」として提訴した。

訴状によると、東電は適切な地震対策を行わなかった過失があり、国については対策を取るよう命令していれば結果は回避できたなどとして原発事故の責任を追及。慰謝料や不動産損害などの一部の1人当たり1100万~2200万円の損害賠償を求めている。

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