2013-06-16

栃木の汚染状況

悪いことは言いませんから原木シイタケは早く諦めたほうが良いと思います。県外から原木を運んできても、汚染原木を再生産するだけではないでしょうか。そしてもう一つ諦めたほうが良いのは、そんなところに住んでいることでしょう。1960年代の大気圏内核実験当時のような線量なのではないでしょうか。慣れ親しんだ仕事であることは充分解りますが、やっぱり自分の健康が第一だと思います。
『原木シイタケ廃業の動きも』 【6/13 朝日新聞栃木】

福島第一原発の事故から2年3カ月が過ぎても、森の恵みであるキノコなど県内の特用林産物は県の広い範囲で出荷制限が続き、解除のメドが立たない。原木シイタケの生産者の中には廃業する動きも出ている。

先月24日、矢板市で採取された野生のワラビから、国の基準値(1キロあたり100ベクレル)を上回る500ベクレルの放射性セシウムが検出された。県は同市に対して、出荷の自粛と採取への注意喚起を要請。国は同28日、出荷制限指示を出した。

今年4月以降、野生のタラの芽(宇都宮市、塩谷町)、野生のコシアブラ(那珂川町)、野生のワラビ(宇都宮市、日光市、矢板市)が国の出荷制限を受けた。同じ4月以降、基準を上回る放射性セシウムが検出された日光市(旧今市市)のウワバミソウ・ミズナに対し、知事は出荷自粛要請を出した。

先月31日、国は約2年ぶりに鹿沼産の茶の出荷停止を解除した。これで県内の茶はすべて出荷制限が解除された。一方、いったん出荷制限を受けた県内の特用林産物は、一つも出荷制限が解除されていない

県は汚染されていないシイタケの原木を県外からも調達しているが、原木に菌を植えて収穫の結果が出るのは来年以降になる。

2~5月の植菌のシーズンを前に、県が昨年9月から今年1月にかけて原木シイタケ生産者581人にアンケートを行った結果、今後の生産予定で「生産をやめる」が23%に上った。理由として78%が「出荷制限」を挙げていた。

また、同じアンケートで今年の植菌予定を尋ねたところ、65%が「予定していない」と答えた。その理由として40%が「出荷制限が解除されるまで生産を中止する」、24%が「廃業するため」と答えている。

今年は植菌をあきらめたという生産者の一人は「県はいろいろ対策を講じてくれているが、売れないものを作ってもしょうがない。やりたくても、やれないのが現状」と話した。

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