2011-12-12

今後の発電のあり方 「即脱原発」なんて簡単でしょ!


日経新聞は12/6の朝刊で『電源構成、長期安定供給がカギ 発電コスト試算』のタイトルで以下の表を示し、「ただ、新試算で原発コストは上がったが、他との比較ではなお安い。火力代替では温暖化ガスの排出が増え、再生エネへの移行は時間がかかる。」としています。原子力の今回以降の試算金額の右側に「~」を付けているのに、今だに「なお安い」としているのは大いに”?”ですね。賠償費用が青天井なのに、この試算では”~”で済ましているからです。

筆者の考えるベストミックスは、バイオ燃料と太陽光のバランスです。

まず、取り返しのつかない健康被害と環境の原状回復が全く望めないので「即脱原発」は言うまでもありません。当面は、火力で行けば良いでしょう。環境マフィアの言うCO2など無視して良いし、化石燃料が無くなるとかいうウルサイ人向け用に格好だけでもバイオや自然エネルギー開発をのんびり進めておけば良いでしょう。すなわち、市況が悪化(化石燃料の高騰)した時のためだけの「格好」です。そして、化石燃料高になったら、アーミッシュのように暮らせば良いだけです。そうなる前にバイオと、バイオ燃料醸造と精製用の太陽光発電だけでやっていけるようになっていると思います。クルマもバイオで良いでしょう。原子力に頼る理由や必要性はこれっぽっちも有りません

政府が試算した発電コストの比較(単位は円、1キロワット時あたり)
過去の試算今回の試算
(10年時点)
今回の試算
(30年時点)




原子力5.98.9~8.9~
石炭火力5.78.910.8
LNG火力6.210.511.0
風 力11.0~26.010.3~17.98.3~15.8
地 熱11.0~27.08.2~10.48.2~10.4
ガスコージェネ10.311.5




石油火力16.535.538.9
太陽光(メガソーラー)34.0~49.316.4~30.6
太陽光(住宅)37.0~46.037.1~41.914.2~24.2





(注)過去の再生エネの試算は09年までの実績値に基づく。その他は04年の試算

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