2012-03-29

『漁師「やりきれない」 「50ベクレル超」新基準、戸惑いの声 茨城』 【3/28 産経】

茨城のこの漁協は、国の基準より厳しい独自基準を採用していて評価できますが、それでも筆者は太平洋岸の魚を食べて応援する気は有りません。こんな感じでしょうか。
  1. 岩手、宮城、(フクシマ)、千葉、東京はどうなんでしょうか?
    → 茨城でも海に返さずに出回る魚も出るでしょうし、上記4県などノーガードでしょう
    → フクシマは棄てましょう
  2. 3回連続基準以下で解禁でなく、全匹検査が当然でしょう(コメの全袋と同じ)
  3. 海の魚は、コメに例えると、田んぼが動くと思ってもらいたい
漁師「やりきれない」 「50ベクレル超」新基準、戸惑いの声 茨城 【3/28 産経】

原発事故に伴う放射能汚染問題で、27日始まった新たな基準での県内海域の魚介類の出荷・販売の自粛。県の今月の検査では、国の新基準(放射性セシウム1キロ当たり100ベクレル超)と、より厳しい独自基準(同50ベクレル超)で合わせて15種類が新たに出荷・販売の自粛対象となった。県や県内主要漁協による「茨城沿海地区漁業協同組合連合会」は魚介類の「安心・安全」をアピールする狙いがあるが、現場の漁師や市場からは戸惑いの声も聞こえてくる。

「きょうはマダラがたくさん獲れたけど、海に戻した。悔しいよ」。那珂湊漁港(ひたちなか市)を拠点に同市沖で漁業を営む「山崎丸」船長、山崎明さん(46)は唇をかむ。27日の出漁はヤリイカ、カレイなどの釣果があったが、船には出荷自粛対象魚種の一覧表。「やりきれないな」とため息が出る。

同漁港内の那珂湊おさかな市場は、春休みで家族連れなどでにぎわう。ただ、店頭には地場産の魚介類の仕入れが減り、県外、海外産が目立つ状況だ。森田水産の永山靖・本店長は、「仕入れは昨年夏に一時回復したが、今年に入って100ベクレルの基準値の話が出てから那珂湊の魚が揚がってこなくなった。売る方としては品ぞろえが減り、つらい」。

県漁政課によると、今月実施した検査で、国の新基準に当たる同100ベクレル超は8種あり、県内全域の海域で自粛。また、県独自の基準として始めた同50ベクレル超は県北部4種、県央部2種、県南部2種で、それぞれ水揚げを自粛する。ホウボウは県北部、県南部で50ベクレルを超えた。

県や漁協側は、あえて厳しい基準を設けることで魚介類の「安心・安全」をアピールする狙いがある。

今後の検査で対象魚種が増える可能性も。自粛解除には今後の検査で3回連続基準を下回る必要がある。

県や沿海漁連側は「安全で安心な魚を消費者に届けるのが漁師の使命。汚れた魚は決して出しません」(小野勲・同漁連会長)と背水の陣を敷く。

0 件のコメント:

コメントを投稿