2011-09-26

原発に関する国連の関与 大丈夫?

9/22の国連首脳会議における事務総長の議長総括には「調査」の言葉はあっても「治療(一度被爆したら無理なんですけどね)」「除染」の文言は無く、人体実験と言われてもしょうがないでしょう。9/15に発表された9/22の叩き台に記載のIAEAは、原子力推進のエンジンのような存在であると聞いていますので、日本で言えば原子力委員会のようなもので、一体何をしているのか理解に苦しみます。放射能被害に関しては、公には国内外まともな機関は無いものと考えたほうが良いでしょう。
【9/23 NHK】
国連 福島で放射線健康調査へ
ニューヨークの国連本部で開かれていた原子力安全に関する首脳級会合が閉幕し、パン・ギムン事務総長は、国連が東京電力福島第一原子力発電所の周辺で、放射線による健康への影響を調査するなどとした議長総括を発表しました。
ニューヨークの国連本部で22日、原子力安全に関する首脳級会合が開かれ、野田総理大臣やフランスのサルコジ大統領、韓国のイ・ミョンバク大統領などおよそ60か国の首脳や閣僚らが出席しました。主催した国連のパン・ギムン事務総長は、閉幕に合わせて議長総括を発表しました。この中で、ことし3月の福島第一原発の事故は、原発の国際的な安全管理基準や緊急時に備えた態勢などが適正なのかどうか懸念を生んだとしています。そのうえで、安全管理基準を最高のレベルにする必要があるとして、各国に対し、原発が大きな自然災害にも耐えうるものかどうか点検を促すとしています。また、福島第一原発の周辺では、住民の健康面での不安が大きいとしたうえで、今後、放射線による健康への影響を把握するため、国連が調査を行うとしており、国際社会による連携の重要性を強調しました。
【9/15 中日Web】
福島原発事故、危険想定「甘すぎ」 国連が報告書公表
【ニューヨーク=長田弘己】東京電力福島第1原発事故を受け、原子力の安全に関して調査していた国連は14日、報告書を公表し、同事故の教訓として、起き得る事故の想定が「甘すぎた」と指摘した。
報告書は国際原子力機関(IAEA)、世界保健機関(WHO)など16の国連関係機関が作成に携わった。福島第1原発事故をめぐり、複数の国連関係機関が共同でまとめた報告書は初めて。
22日に米ニューヨークの国連本部で開かれる原子力の安全に関する首脳級会合でも提示され、議論のたたき台となる。
報告書は福島第1原発事故で、どんな形態の事故が起き得るかや、事故が環境に与える影響などへの評価が過小だったと指摘。科学的な見地から、放射性物質が環境に与える影響を一層研究するとともに、事故後の効果的な除染活動、土地などの汚染状況の確認方法を調査する必要があると提言した。
さらに、世界で稼働中もしくは新規に建設中の原発では、事故の危険性の想定を見直すよう求めた。
IAEAがリアルタイムの放射線量を地球規模でまとめる観測システムの構築の必要性も示した。

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