原子力保安員のやらせ問題は、国民皆が「やっぱりなー」という印象を受けただけでしょうが、このオッサンはどうあやしたら良いのでしょうか? 国会で泣くのは確か2回目だと思いますが、職場で泣く女子社員に厳しく当たっていた筆者は呆れちゃいました。
玄海を再開しようとか頑張らないで、真人間になって考えて、4月辺りに辞職して、自民党時代の負の遺産などは「オレのせいじゃない」と切り捨てておけば良いのに、情けないヤツです。
また、保安院の寺坂院長が3月以来始めて出て来て謝罪したそうですが、もっと他に謝罪することがあるだろうに…
2011-07-30
2011-07-29
原発自主避難 実態に即して補償を 【毎日新聞 社説】と政府のモニタリング開始情報
以下は毎日新聞社説の抜粋です。
政府が指定する警戒区域や計画的避難区域、緊急時避難準備区域などの圏外に住んでいて、事故後に自らの判断で避難した自主避難者に対する支援が置き去りにされている。
政府指示に基づく地域からの避難でなければ、東京電力の仮払補償金や、日赤などで集められた義援金の支給対象になっていないのだ。
放射性物質による汚染が同心円状に広がっていないことは、モニタリングによって明らかだ。
現に政府は、大部分が年間20ミリシーベルトに満たないとみられる緊急時避難準備区域に子供らが立ち入らないよう求めている。ならば、30キロ圏外の放射線量の高い地域から避難する子供を持つ世帯への補償をせず、支援格差に目をつぶっている現状は理解しがたい。
福島県は「自主避難の経費を賠償対象に」と政府に要望した。
緊急時避難準備区域の解除など地元との協議が今後、本格化する。モニタリングによって放射性物質による汚染状況も判明しつつある。除染を進め、地元の意向を聞いて地域コミュニティーの維持にも目配りしつつ、汚染の実態に即して結論を出すべきだ。避難に伴う賠償も、汚染実態に沿う形で行ってほしい。
至極全うな内容で、筆者も気になっていました。モニタリングに関しては、緊急時避難準備区域の解除に向けて、政府が27日、区域内の放射線量を調べるため、無人のヘリコプターによる調査を行ったと伝えられています。また、調査を担当する日本原子力研究開発機構の鳥居建男研究主席は「人間や車が入れない場所でも広域的に調査を行い、住民への安心の情報として役立てたい」と話しています。
こんな感じでしょうか。
Ⅰ.汚染マップはもっと早くから作っておくべき、しかも正しく
- 原子炉の「安定的な冷却」が達成を口実に4ヵ月半も開始が遅れている (本当に安定的冷却なのかも今なお疑問)
- 民間では既に活動がスタートしているが…
- 気象条件で刻々変化するマップを今作っても、事故直後からの経時変化不明では被曝量累積も算出不能
- 「緊急時雛準備区域の解除に向けて」と言われても「住民への安心の情報」とはならない
- 被曝量を合法的に捉え、なおかつ公平な補償をしたらいくら掛かるか判らないので
(馬鹿じゃない国民・県民もいるのに…)
- 避難区域をなるべく抑えた
- そのために被曝限度を20倍にした
- 補償金額を抑えるためになるべく早く住民を返そうとしている
- 1.-3.をウヤムヤにするために、いい加減なマップを作ろうとしている
2011-07-28
セシウム牛 イオンの「全頭検査」とアオキの「全品半額」との違い
イオンが全頭検査を開始したと発表しています。でも検査対象はイオンが取り扱う国産牛の6割だとか。これじゃ消費者庁から再発防止命令を受けたアオキとかの半額セールと一緒じゃないですか? 残りの4割は沖縄産なんでしょうか? 違いは無いようですね。
それより、とりあえず国産牛は扱わないようにした方が楽でいいんじゃないでしょうか。もちろん生産者は国や東電からはちゃんと補償してもらって、イオンには豪州産牛肉仕入れを増やしてもらって。イオンには3.11以降そうして欲しかったんですけどね。被災地支援とかで今さら6割・全頭検査しても、既に被曝してしまった消費者への罪滅ぼしやDNAの修復にはなりませんしね。
それより、とりあえず国産牛は扱わないようにした方が楽でいいんじゃないでしょうか。もちろん生産者は国や東電からはちゃんと補償してもらって、イオンには豪州産牛肉仕入れを増やしてもらって。イオンには3.11以降そうして欲しかったんですけどね。被災地支援とかで今さら6割・全頭検査しても、既に被曝してしまった消費者への罪滅ぼしやDNAの修復にはなりませんしね。
2011-07-27
セシウム牛 食品を媒介とした核拡散(幇助)の一例
ネットサーフィンしていますと、時節柄無防備(無神経)な記事を目にします。これだけセシウム牛が取り沙汰される中で、売り手も買い手も共に大変勇気ある行動だと感心します。これじゃあ消費者も土人といわれても仕方が有りません。海産物は汚染の実態が知らされていないだけで、そのうち牛と同じ扱いになるんでしょうが…
【遊びに行こうぜ!】というサイトの紹介記事(抜粋)
「なでしこジャパン」のW杯の優勝を祝って、千里阪急ホテルが、7月15日までの予定だった「ガンバレなでしこジャパン!美食のワール丼カップ」を7月29日まで延長する。フレンチ・中華の最後にそれぞれフォアグラ・牛ロースの南国風ステーキ丼・マグロ頬肉とジャーマンポテト丼を用意した。「なでしこジャパン」優勝の喜びをさらにかみしめたい方は、ぜひお試しを!
【京都民報Web】完売した東日本支援物産展 伏見区(抜粋)
「東北応援デー 広がれ!支援の輪 from京都・伏見」と銘打って24日、伏見区内の商店街で、宮城・岩手・福島3県の物産展が開催されました。~現地物産品は牛タン、のりやひじき、そば、フカヒレスープ、黒豆など豆類、喜多方生ラーメン、ラスクなど32品目。場所によっては飛ぶように売れて品切れ続出の商品もあり、観光客や地元の買い物客から大評判。3~4時間でほぼ完売しました。~同実行委員会の香川裕一事務局長は「大震災のボランテァ活動で現地にいった人もいますが、行くのが困難な人や伏見から支援できることは何なのかを考え、被災地から現地の物産品を直接仕入れて販売して支援につなげようとの思いで一致しました。京都で買うことが東日本への支援に直接つながります。なによりも地元商店街振興組合の協力で販売できたのが良かったです」と話します。
2011-07-26
セシウム魚 スケープビーフ(上杉隆命名)の陰に隠れて
食の安全を重視する筆者には、なかなか伝えられない海産物の状況が心配なのですが、読売新聞宮城版に以下のような記事が載っていました。筆者はこう思います。
- 10月からでは遅いでしょう
→ 牛肉と同じように、消費されてから汚染状況が発表されるのでは?
→ 腹の中からはリコールできないから気軽に考えているのでしょうか? - 餌の不明な海産物がサンプル調査で良いのでしょうか?
→ 餌が特定し易い牛は全頭検査なのに… - 海草、貝類、ヒラメなどもちゃんと調べて欲しい
→ 現在の調査はザルもいいところ
[ 魚市場で放射性物質調査 県が10月から(抜粋) ]
(宮城)県は10月から、県内の魚市場で水揚げされる海産物に対し、セシウムなどの放射性物質の濃度調査を行う方針を固めた。簡易検査できる機器を導入してサンプル調査する。サンマやサケの水揚げシーズンに合わせ、三陸産の海産物の安全性をPRする狙いがある。~
塩釜、石巻、女川、南三陸、気仙沼の魚市場に1台ずつ検査機器を配備し、高い濃度が検出された場合は、その海産物を東北大などに送り、詳細な検査を行う。県はこれまで、週ごとに仙台湾や南三陸沖などでとれたイワシやタコなどを、東北大に依頼し放射性物質の濃度を分析してきた。これまでは、いずれの品目も検出されないか、国の暫定規制値を下回っている。
2011-07-25
浪江町・飯舘村・川俣町の住民122人の先行調査
昨日後段で少し書きましたが、補足しますと、こんなところが心配だということです。除染が進んでいない状況下、実は未だに全員が避難すべき状況なので本当のことが言えないなんてことではないでしょうか? そして、その避難地域が福島県全体だったりということも想定外とは言えない状況だとすると大きな問題ですよね。公の発表に騙され続けた経験からは、いわゆるセカンドオピニオンを求める住民もいるのではないでしょうか。
- 正確に測ることが難しいと言われるホールボディカウンターによる調査であったこと
- 現在の内部被曝しか調査されていないこと
→ 水素爆発以降の外部被曝累積では既に1mSvなど大きく超過しているのでは? - 今住んでいる場所の線量が考慮されていないこと
2011-07-24
セシウム牛 出るわ出るわ(栃木・宮城・岩手・秋田ゲロ)でやっぱりね、と同時に心配も…
もうかれこれ2週間もこの話題ばっかりになってしまいました。1週間前に「全部吐けよ」と書いてから1週間で、汚染牛・汚染疑惑牛は合わせて何頭になったのでしょうか? もう数える気もしません。出荷した県として昨日新たにゲロしたのが栃木・宮城・岩手・秋田の4県です。気になるのは栃木・岩手・宮城の農家が地元のわらを与えていたと伝えられていることです。もしそれが事実なら、これら3県からの牛の汚染の原因は以下の2点と推察され、いずれにしてもそんなところに人が住んでいて良いのかという疑問が沸いてきます。相変わらずストロンチウム等他の核種による放射線の汚染状況は不明なままですし…
- 地元のわら(か牧草)が酷く汚染されていた
- 大気中から牛が放射性物質を吸い込んでいた
また、原発に近い浪江町・飯舘村・川俣町の住民122人の内部被曝調査結果が全員1mSv以下であったと報じられていますが、にわかには信じられません。生物学的半減期が70日のセシウム137を中心に調べても、経過日数を考えますと、体内残量は普通に考えて既に1/3というところでしょうし、3月中の(空間からの)外部被曝は算入されていないんですよね。さらに、こっちもストロンチウムは対象外ですし…
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