食品放射線量の規制値が核戦争想定の暫定基準から、もうじき「ドイツの10倍甘い程度」に不充分に厳しくなることに対応する(毒)米の作付け基準をどうするかが議論になっています。100Bqを超えるコメを生産した農地での作付制限を検討している農水省に対し、東大農学部が反対したと伝えられています。東大は「試験のため」と言っていますが、以下【2/13 NHK NEWSweb】からの抜粋のとおり、理解し難い内容です。「人体実験」であるフクシマの人口流出引止め策の一環としてなら筆者にも理解できないことはないのですから、もっと
スッキリハッキリ発言すれば良いのにと思います。天下の東大ですから… もちろん、例によって、NHKが言葉足らずの偏向報道をしている可能性も残されてはいます。
これ、そもそも議論になること自体がオカシイ(→もっと厳しい値でも作付け「禁止」すべき)のですが、「農業復興」とか「農家の意欲」とか言っている時点でアウトです。「試験」栽培したなら、全部東大農学部が
フクシマへ移住したうえで消費するのが適当でしょう。生産農家は過去を見れば自らは食さず県外へ販売する可能性が高いので、こう言っておきたいのです。
繰り返しになりますが、『地域によっては復興など最初から諦めた方が良いのです。』
東大 コメの作付け制限に反対 【2/13 NHK NEWSweb】
- 作付け制限に「弊害が大きい」「試験栽培を推奨すべきだ」
- 100ベクレルを目安にすると、「農地の荒廃や農家の意欲の低下につながる」「農業復興を断念させるものだ」と批判
- 「該当する地域では試験栽培を行って、コメが放射性セシウムを吸収する仕組みを明らかにし、今後の影響の予測などに役立てるべきだ」
- 東京大学農学部の根本圭介教授は「100ベクレルで線引きして作付け制限を行うと、地域の農業に壊滅的な打撃を与える。目安を500ベクレルとした場合でも、試験栽培という形で稲作自体は続けられるようにすべきだ」
東大 コメの作付け制限に反対
福島県内のことしのコメの作付けで、これまで検査したコメから1キログラム当たり100ベクレルを超える放射性物質が検出された地域を対象に、農林水産省が制限を検討していることに対し、東京大学農学部は「弊害が大きい」として反対し、試験栽培を推奨すべきだとする提言を発表しました。
農林水産省は、福島県内のことしのコメの作付けについて、これまで検査したコメから食品の新しい基準値の1キログラム当たり100ベクレルを超える放射性セシウムが検出された地域を対象に制限を検討しています。
これに対し、東京大学農学部が13日、記者会見を開き、100ベクレルを目安にした作付け制限は「弊害が大きい」として反対し、市場に流通させないことを前提に試験栽培を推奨すべきだとする提言を発表しました。
100ベクレルを目安にすると、対象は最大で12市町村の65の地域に及ぶとみられ、提言では、農地の荒廃や農家の意欲の低下につながるとして、「農業復興を断念させるものだ」と批判しています。
そのうえで、該当する地域では試験栽培を行って、コメが放射性セシウムを吸収する仕組みを明らかにし、今後の影響の予測などに役立てるべきだとしています。
提言をまとめた東京大学農学部の根本圭介教授は「100ベクレルで線引きして作付け制限を行うと、地域の農業に壊滅的な打撃を与える。目安を500ベクレルとした場合でも、試験栽培という形で稲作自体は続けられるようにすべきだ」と話しています。