2009-08-29

ご学友(7) Sさん大先生化のプロセス

S大先生が大先生化する前のただのSさん(実はSさんですらなかったのですが)だった頃、ゼミの1年後輩である筆者同期の間では、Sさんは余り近づかない 方がよい存在として認識されていました。実態が掴み難かったというのがその背景でしょうが、ブログ立上げから一月弱経って筆者のことを理解されている賢明 な読者の皆様は、筆者が同期内の教えに素直に従うと思ってはいらっしゃらないと思います。筆者は一番接触を試みた1年後輩と言えると思います。卒業後もコ ンタクトしていたことから、事実S大先生は「同期の中ではお前しか覚えていない」と述懐しています。

大 先生化プロセスをもう少し詳しくお話しします。α社入社後、Sさんはある女性と恋に落ちました。この女性は後のSkさんとなるのです(正確に言うとIさん がSさんになったのです)が、このSkさんの叔父さんか伯父さんが、α社の偉い方であることが判ったのです。さらに、Skさんのお父様が、「娘の婿は、3 大資格保有者か教授以外ありえない」と仰ったのです。Doctor, Lawyer, Money-Manager, Professorのうちの一つを選ぶことと、親戚のいる会社にはいられないという、2つの自然な前提から、IさんはそのうXひの一つを選んだのです。そして、前提より縛りの大きかった「Sさんへの転身」を選んだのです。筆者は同じ独身寮に住んでいたこと、偶々積載量の大きな今で言うSUVを所有していたこと、さらに、先輩を先輩とも思わないかわりにあそび仲間が困っている時には助けざるを得ないという一般的には素 晴らしい性格を持ち合わせていたことから、俄か引越し業者となりました。

その後はコンタクトの回数が減っていましたが、以前ゼミの助手で あった方とところへ行ってSさんの現況を聞いたりしていました。それまでは職場で会えていたことと、面倒くさがり故かお互い頻繁に時空を共有するタイプで はなかったことから、当然年賀状の遣り取りもしていません。年賀状の遣り取りって、本当に親しい友人とはしないものですよね。逆にしている人って、しなく ても良い人ばかりのような気がします。しなきゃいけない人って、コンタクトがなかなか取れないでよすね。即ち、地理的に遠く、e-mailのアドレスや電 話番号を頻繁に変えたり、変えたことを友人らに公表しない、あるいはそもそも電子機器がうまく使えない、こちらから見たら引き篭もりか古いタイプの人たち です。従って、しなきゃいけない人って本当はしなくても良い人なのです。

(日本郵政グループに叱られそうなコメントを残しつつ、続く)

2009-08-28

ご学友(6) S大先生とは…

愛すべきGさんの紹介はこれぐらいにして、次は気になるS大先生の紹介に移ります。

人: 初言及, 年齢, 学齢, 高校, ゼミ / 職歴1, 職歴2, 婚歴, 一言で
S: 8月22日, +1, +1, 公立α, O / α社, CPA, ○, 焚き火好き

S 大先生は、Gさんと同じ高校を卒業していますが、高校時代にはお互い面識が無く、大学の学部も違ったことから、前述の如く、2人の交友関係はα社内定後の Gさん下宿への居候から始まっています。筆者が大学3年の時にゼミで初コンタクトしたことを振り返りますと、実は1年後輩である筆者の方がGさんより2年 近く余分にS大先生とお付き合いしていることになります。Yさんは高校は違えど、ゼミ同期であることから、筆者より1年お付き合いの期間は長いのです。Y さん、S大先生はα社へ入社して筆者を誘っておきながら、いずれも早々と退社し、Yさんは家業を継ぎ、S大先生は3大資格のうちの一つを職業に活かすことと なったのです。こうして、筆者は放置プレイの対象とあいなった訳です。

「大先生」という呼び方は、以前2人で繰り出しとあるお店へ入る前 に、S大先生本人から「俺はこう見えても大先生と呼ばれている」と念押しされたことに由来します。従いまして、Gさん、Yさんとの間では、筆者が「大先 生」と言えばSさんのことを指すことが解っていただけるようになっています、というか関係者数人の間といくつかのお店の中限定程度の浸透具合です。それ以 外の場所では、職業柄普通に先生と呼ばれることもあります。先生では、中国へ37回行っている筆者の感覚では、ただのおじさん(Mr.の意)になってしま いますので、それでは失礼と思い、本人申請も有ったことですし、「大先生」という呼び方を普及させた訳です。結局合計10人程度の認知にとどまっています が、このブログで公開することにより20人程度に倍増したと推察されます。
(大して進展もないままに、続く)

2009-08-27

ご学友(5) Gさん最高のクリスマス

この冒険心に富んだ生き様に一同感心しつつ会話と食事はさらに進み、主にGさんと筆者の武勇伝に終始したように記憶しています。そうこうするうちにお開き の時間になりました。いよいよ1対3のイジりのクライマックスとあいなった訳ですが、Gさんは、美味しそうにシガーを燻らせながらこうおっしゃいました。 「いやあ、美味しかった。Yよお前何でこんな素晴らしいレストランを知っているんだ? また(捕食活動のステップとして:筆者推測)是非寄らせていただきたい。今日は本当に良かった。(Ymさんに向かって)ありがとうございました。ご馳走様 でした。」 Ymさんは、おもむろにGさんに名刺を渡しました。そして、その名刺にはYさんと同じ苗字が印刷されていたのです。

Gさんは ここで初めて事態に気付き、椅子から立ち上がって急に喜び始めると同時に、グルの3人に向かってはなじることもなく、はめられた自分を褒めるような様子で 大きく体を動かしながら爆笑とともに喜びを表現し続けるのでした。3人は、予め予想されたこととは言え、Gさんのオーバーリアクションに心から嬉しい気持 ちとなり、この映画Stingのような仕掛けの種明かしを続けました。イジってこんなに喜んでくれる人とは末永くお付き合いしたいものだと皆思ったのは言 うまでもありません。筆者はこの最後のクライマックスの一部始終を冷静にケータイビデオに収めるのでした。

その後、シェフを除いて3人は 繁華街に繰り出しました。道すがらGさんは興奮を抑えきれないように、「今日は生まれてから最高のクリスマスになった」と、イジり屋2人がまたも大喜びを するようなコメントを連発するのでした。Gさん、あなたは何と言う愛すべき存在なのでしょうか!
(興奮の余韻を楽しみながら、続く)

2009-08-26

ご学友(4) 一家言有るGさん

さて、昨年12月のその日、話題はBSゴロシ(■ス殺しは物騒なので勝手に変更しました)に移りました。でも、それでもまだ犯人のような表現ですから、もうちょっとモジって「BSジゴロ」にします。これならオリジナルの意味合いを損なわずにしっくり来ます。

当 時、なぜGさんがBSジゴロと呼ばれるのかを筆者なりに分析していました。Gさんの容貌は以前紹介しましたとおり、頭が大きく、これは前立腺が肥大化(伸 張)し、頭蓋骨内部にまで達しているのだと判定していました。そして、この前立腺が活発に機能するためにGさんの脳の古い皮質の部分を刺激し、年中子孫を 残そうとするような行動に出ると読んだのです。そのためにGさんはこの本能にも似た欲求を満たすために対象を探索するのですが、本人は「きれいだと時間が 掛かる」と発言しています。まず、ここで筆者は得心しました。前出のリアルSNS由来合コンの時にも、Gさんの結論を急ぐ傾向を感じ取っていましたし、ク ラブ活動時でも、自らに着いた大してきれいでもないお姐さんに集中して話し掛けるという首尾一貫した姿勢から、上記分析のとおり本能的な、もう少し言うと ある種動物的な匂いを感じていたのです。その様が、深海に潜む提灯鮟鱇を連想させました。即ち、暗闇で獲物を待ち、獲物がきれいかどうかも判断せず、口の 辺りに触れた異物は全て捕食するという様です。その日の食事の席上この分析を披瀝したのですが、待ってましたとばかりにGさんの口をついて出てきたのが次 のような名言だったのです。

「まず食べる。食ってから食い続けるかどうかを判断する」(それの何が悪いのかという堂々とした態度で)
皆 さん、この発言をどう思われますか? 筆者は、これこそがGさんをGさんたらしめる本質のようなものだと、謎が一気に解けたような爽快感とともに、大きく声を上げて笑ったのです。もちろんYさ んも一緒になって腹を抱えんばかりの大爆笑が続き、Gさんはと言えば、満面の笑みのもと、崇高な自らのボトムラインを披露でき、それが受けたことに大変満 足された様子でした。Ymさん(奥方)は、隠れ家レストランのシェフとしての立場上、目立った反応を示すことはありませんでした。
(筆者思い出し笑いしながら、続く)

2009-08-25

ご学友(3) 愛すべきGさん - Yさんとのエピソード

GさんとYさんはSさんつながり、あるいはα社同期入社ということから友人関係にありました。Gさんは私とはずっと勤務地が離れていたということもあり、 実質の交友関係開始は最近なのですが、昨夏のゼミ同窓会以来繰り出す機会の増えたYさんとの関係でお伝えしておかなければならないことがあります。それ は、今では出入禁止のYさん宅にお呼ばれした時のことです。

Yさんは再婚以来Gさんに奥方を紹介したことはなく、昨年12月にGさんを自 宅に招待されたのが初めてでした。そこでYさんは一計を案じ、ご自宅のマンションを隠れ家レストランとして、また奥方をそのレストランのシェフとして仕立 て上げることにしたのです。私が何でそれを知っているかと言いますと、Yさんがウィットネスとして呼んでくださったからです。ここで、賢明なる読者の皆さ んは、さま~ず風に言えば「またかよ」となるのでしょうね。そうです、Gさんはまたもやイジられることになったのです。当日私は先乗りし、決まりごとを確 認していました。程なくGさんが現れ、食事をいただいたのですが、食べながらの会話で、Gさんから、驚くべき一面を垣間見せる名言が飛び出したのです。特 にこの名言をご紹介する前に、Gさんの人となりを別の方の言葉を借りてお話ししておきます。

S大先生(アルファベット1文字では紛らわし いので自称敬称をそのまま使います)が付けた、Gさんのあざなと言いますか、紹介キャッチは「■ス殺しの(G)」というものです。α社内定後に転がり込ん だ先のGさんが、お近付きの印として見せてくれたアルバムにはさまれた女性(過去カノ)の写真は、S大先生によりますと、ことごとく■スだと言うのです。 現存していれば是非そのアルバムを見たいのですが、恐らくそれは叶わないと思います。従いまして、真偽の程を現物に近いもので確認してはいませんが、昨日 書きましたS大先生乱入合コンや、その他のGさん、S大先生と同席した全ての機会において、S大先生はGさんに面と向かって「お前は■ス殺しだからなー」 と責めるのです。そういう時のGさんの反応は、決して否定をせず、嬉しそうであるということから、私はS大先生の言葉を信じるに至っている訳ですが、ここ でもまた読者の皆さんは納得されるでしょう。そうです、Gさんは、何と言う愛すべき人なのでしょう(ビフォーアフター風)。と同時に、こんな、友人同士で も失礼な、あるいは田島先生が聞いたら引き付けを起こしそうな表現をできるお二人の関係をちょっと羨ましく思った筆者です。
(脱線して続く)

2009-08-24

ご学友(2) 人の良いGさん - Sさんとのエピソード

Sさんは、偶然を装って4人の食事の現場に登場し、その後2次会にもご一緒されました。その時GさんはSさんとの再会を、素直に pleasant surprise として喜んでおられました。後でGさんご本人にはお詫びとともに種明かしはしておきましたが、ここからも判りますように、Gさんは人を疑うことが無い、 真っ直ぐで非常にキレイな心の持ち主であり、その後同様のケースでも同様な反応を示す(後で書きますね)など、イジられ好きな愛すべき存在なのです。私 は、Sさんがイジり好きであることを知っていましたので、3倍楽しむためにこのような仕掛けを考え付いたのですが、良い思い出になったと3人が得心できた のだなと勝手に高く自己評価しています。

一覧表によりますと、Gさんのゼミの項が「卒論無し」という表現になっていますが、これは他の4 人(H、S、Y、Y2)とは別の学部出身であることを示します。4人と私が卒業した学部より、僅かに偏差値の高い学部なのですが、卒論が無いことにより、 卒業する頃には明らかに偏差値が下がってしまう学部です。これはSさんがGさんに対して面と向かってコメントされたところに居合わせたため得られた他学部 に対する正しい接し方です。こういう時もGさんは大笑いして喜び、イジられ好き体質を素直に露呈するのです。ホントに愛すべき存在ですね。

S さんが頻繁に登場しますので、ここで、GさんとSさんの関係にも少し言及しておきます。同じ高校・大学(学部違い)を出ながら、2人は全く面識が無く、そ の出会いはα社入社の直前でした。今で言う就活に全く興味の無いSさんが、海外卒業貧乏旅行から帰国後、別の友人の付き添いで出席した喫茶店での大学OB との語らいがSさんのα社入社のきっかけでした。α社採用活動は学部別に実施されましたので、2人の実際の馴れ初めは内定者同士の集まりということになり ます。そして、その頃既に下宿を引き払っていたSさんはGさんの下宿に転がり込むことになりました。愛すべきGさんは、高校同級のSさんを無償サブコント ラクトの店子にしながら、イジられることに喜びを感じ始め、入社後もこの関係は続きました。従いまして、私がGさんに初めてお会いするまでのGさんに関す る情報は、全てSさんから得たものということになるのです。
(続く)

2009-08-23

ご学友(1) 爽やかなGさん

年齢の近い同窓は学友と呼んでもよい存在でしょう。5人の1年先輩は15人のうちご縁の深かった方々です。そして、一覧表をご覧になった賢明な読者の皆様 は、J(筆者)が、最も俗物的でない(=職歴・婚歴が最もクリーンな)純粋な存在であることがお判りになると思います。また、この5人を含め近しい友人か らは性別を問わず世俗の生々しい情報は取得しているという読者の皆様の自発的な判断を加味しますと、Jがメンター有資格であることは論を待ちません。ここ まで来ますと、ただのメトロセクシュアルでないことも自明で、独身貴族の表現でも足りない独身王族という表現がしっくりきます。王族たる理由が他にも有る ことは、初回から読んでいただいている方には想像が可能かと存じます。

では、いよいよ、焦らしに焦らし、満を持した、Gさんの紹介に移ります。
Ladies and Feminists, please welcome Mr. G, well-known as a walking Atlantic Footballfish.

人: 初言及, 年齢, 学齢, 高校, ゼミ / 職歴1, 2, 婚歴, 一言で
G: 8月19日, +1, +1, 公立α, 卒論無し / α社, -, ○×○, 提灯鮟鱇

最 初の出会いは、入社後間もない頃の他の先輩の披露宴および2次会でした。爽やかな笑顔、ハイスクール鬼面組の登場人物のようなプロポーション、それを隠す ために工夫を凝らしたお洒落ないでたち… それらは10年後Sさんと一緒に3人で食事をした時も変わらず、いい人だなとの印象を強く持ち続けたものです。その後、職場も同じになったりしたことも あって、2人だけで繰り出すことも何回か有りました。

5年ぐらい前には、筆者がリアルSNSサービスで知り合った女の子とその友人とGさ んの4人であそびに出たりもしました。ただ、繰り出したりした時もそうなのですが、Gさんとの体験を他の方々とも共有した方がより楽しいだろうと思い、当 然のことながら前出Sさんにこの4人の計画をリークしてありました。
(続く)