2013-09-21

茨城の海産物の現状

お世話になっているブログ「院長の独り言」に埋め込んであったビデオは説得力充分でした。茨城県の魚市場で高性能な放射線測定器を使って海産物の放射線量を調べています。バックグラウンドがやや高めの0.13μSv/hで、これで既に西日本の3-4倍のところ、海産物に近づけると0.7-0.8μSv/hに達します。北関東から東北の太平洋側の皆さんはこんな食材を口にしておられるようですね。完全な思考停止状態か、他に食べるものが無いから致し方なくということにでもなるのでしょうか。安倍首相のオリンピック誘致のための汚染水うそによって、海外からの目は疑いの度合いを増しています。例えは悪いのですが、感染症の罹患者が、「今は発病していないから食べても大丈夫」だと思い込むだけでなく、遠来の友人に感染源となる食べ物を奨めているといったところでしょうか。

2013-09-20

うそつき安倍首相の手順前後

オリンピック招致プレゼンの前に行くべきでしたね。『「状況はコントロールされている」と明言し』た後では、時系列的に全く辻褄が合いません。
『福島第1原発、首相が視察 汚染水の現状確認』 【9/19 日経】

安倍晋三首相は19日、東京電力福島第1原子力発電所を訪れ、汚染水問題の現状を視察した。汚染水が漏れた貯蔵タンクや、放射性物質を除去する多核種除去設備(ALPS)などを確認。政府全体で解決に全力を挙げる姿勢を訴える。

首相の福島第1原発訪問は昨年12月以来2回目。首相は2020年東京五輪の招致プレゼンテーションで、汚染水問題について「状況はコントロールされている」と明言し、解決が国際公約となった。視察は海外メディアにも公開し、国内外の不安を払拭する考えだ。

2013-09-19

久し振りの馬淵氏登場

経営破綻を懸念し、自国民や他国民の健康を危険に晒す道義上問題の有る企業は、筆者も以前から言っているように、とっとと破産処理をすべきだったのです。
『東電、遮水壁設置を見送り 原発事故直後の6月、馬淵氏が証言』 【9/18 日経】

民主党の馬淵澄夫選挙対策委員長は18日、東電が福島第1原子力発電所事故直後の2011年6月に汚染水漏れを防ぐ凍土式の遮水壁の設置を検討しながら、費用負担増による経営破綻を懸念し、実施を先送りしたことを明らかにした。同日開いた党原発事故対策本部の会合で証言した。馬淵氏は当時、首相補佐官として事故対応にあたっていた。

2013-09-18

IAEA総会での批判

こんなところで、イタチに発言させていては日本の信用が落ちるばかりです。ずっと危機的な状況にあることを潔く白状し、助けを求めるべきではないでしょうか。隠蔽体質が続けば、一旦決まった東京オリンピックも白紙に戻されかねません。
『IAEA総会 原発汚染水問題対応に、評価と対応遅れに批判』 【9/17 FNNニュース】

IAEA(国際原子力機関)の総会が16日に行われ、福島第1原発の汚染水問題への対応などについて、日本政府が説明した。各国からは取り組みを評価する声が上がる一方、対応の遅れに対する批判など、厳しい指摘が相次いだ

イギリスの原発関係者は「状態は改善しているし、国際社会の援助も、将来にわたり続くよう、期待している」と話した。

フランスの原発関係者は「われわれは、もっと情報交換をすべき。特に、健康に及ぼしうる影響についての正しい情報提供をしあうべき」と話した。

オーストリアのウィーンで開かれているIAEA総会で、日本政府は、各国の専門家に対して、福島原発の汚染水問題の現状や、政府の対応などについて説明した。

さらに、情報公開については、国際社会の信頼を得るため、政府が責任を持って透明化に取り組むと強調した。

また、これに先立ち、山本一太科学技術担当相が、国費470億円を投入することなどを説明したほか、海水の放射線量は、WHO(世界保健機関)の指針を下回っているとして、水や食料の安全性を訴えた。

2013-09-17

目黒のさんま祭り、ストロンチウムは何ベクレル?

今年も開催されたようですね。9/8に目黒駅東口、9/15には大雨の中、目黒区の田道広場公園だと報じられています。セシウムは当然測っているのでしょうが(?)、ストロンチウムはどうでしょうか? どこで獲れたさんまかは知りませんが、2年前から闇鍋状態であることに違いは有りません。ロシアンルーレットかも… 東京の皆さんは感覚が麻痺しているのでしょうね。真の空間線量もあまり話題になりませんからね。

2013-09-16

大江健三郎さん、頑張ってくださいね (2) お疲れ様です

2週間前に続いて精力的にリードしてくれています。活断層かそうでないかなどは関係なく、再稼動などするものでは有りません。絶対誰も責任を取りませんから。
『大江さん「首相のうそ」批判 原発再稼働反対、9000人集会』 【9/15 東京新聞】

全国で唯一稼働中の大飯原発4号機(福井県おおい町)が十五日に定期検査に入るのを前に、脱原発を望む市民や団体が十四日、「再稼働反対!9・14さようなら原発大集会」を東京都江東区の亀戸中央公園で開いた。

作家の大江健三郎さんら知識人でつくる「『さようなら原発』一千万署名市民の会」が呼びかけ、九千人(主催者発表)が集まった。

東京電力福島第一原発事故の後、福島市から東京都練馬区に娘二人と自主避難した二瓶(にへい)和子さん(37)は「事故で福島の友人らとの絆を壊された。福島市渡利地区では今も除染を繰り返している」と原発事故への怒りをにじませた。

福井県内で原子力発電に反対する市民団体幹事の松永寛治(かんじ)さん(63)=福井県敦賀市=は「大飯は停止するが、原発直下に活断層があるかないかで専門家たちが議論している。市民の一部は、どちらが正しいか悩んでいる。もし大地震があれば大変な事故が起きるとの前提で再稼働を阻止したい」と訴えた。

大江さんは、安倍晋三首相が東京五輪の招致演説で福島第一原発の汚染水の問題を「コントロールされている」と述べ、その後、東電側が「コントロールされていない」と言ったことに触れた。「首相のうそが日本の評価にどう跳ね返るか、それを引き受けていくのも次の世代に生きる人間。それを考え続けないといけない」と述べた。

ルポライターの鎌田慧(さとし)さんは「十五日は原発がゼロになる記念すべき日。絶対にこれ以上、再稼働を認めないという決意の日だ」と呼びかけた。参加者は集会後、浅草方面と錦糸町方面の二手に分かれてデモ行進した。

2013-09-15

汚染水のトリチウムも高濃度 (2) 日に日に上がるベクレル数

連日数値が上がっています。それでも何も手を打たず、傍観するだけの東電も、さすがですね。そのうち、メルトスルーした燃料が地下水脈とダイレクトに接触していると白状する日が来るのでしょう。選挙や、オリンピック開催地決定とか、イベントが終わる度にバッドニュースを聞かされる国民の感覚が麻痺しないことを祈ります。
『汚染水漏れ:観測用井戸のトリチウム 濃度高まる』 【9/13 毎日】

東京電力福島第1原発の地上タンクから汚染水が漏れた問題で、東電は13日、タンク付近の観測用井戸で12日に採取した地下水から、これまでで最も高い1リットル当たり13万ベクレルのトリチウム(三重水素)を検出したと発表した。前日採取の際は同9万7000ベクレルで、濃度がさらに高まった。

検出されたのは、約300トンの汚染水漏れが見つかったタンクの北東側の井戸から採取した水。国が定める原発での放射性物質の放出上限(告示濃度限度)は同6万ベクレル。東電は13日の記者会見で、「かなり高い値と言わざるを得ない。(タンク内にあった)汚染水の濃度に近く、土壌表面にこぼれてたまっていた水が影響しているのではないか」と説明した。