2009-09-19

負け犬(1/2) 大胆な告白

ちょっと面白いことがありましたのでシリーズから外れます。これは一話完結です。

昨日社内の別の事業所に出張に行ったのですが、打合せ相手の管理職Mさんと話し終わってふと見ると、筆者と同じ部署からの別の出張者Iさんが来ていました。彼女は別件で同じく出張に来ていたのですが、入社5年目辺りかつ「負け犬」まであと3年、未だに職場で能力を発揮せず、社内のカッコいいおじ様とお話がしたいと常々言っています。実際、このブログで唯一トラブルになりかけたFさんのことも気に入り、学校の1年後輩である筆者に仲を取り持つよう依頼をしていますし、上記Mさんとは今回のような打合せの機会が有ることから、同様の依頼をしてきていました。筆者は当然の如く、Iさんを呼んでMさんと対面させた訳ですが、Iさんはやってくれました。曰く、

「私はMさんのファンです。今度飲みに行きましょう。」

Mさんのそばに居たIさんと同年齢と思しき女性2人の表情は予想通りで、Mさんからは明らかな狼狽が読み取れました。

Iさんのお話し相手の条件を、筆者は以下のように認識しています。
  1. 年齢的にもおじ様と呼べること
    - ダサい格好のオジサンではイヤだし、頼りない同年齢以下の社員もイヤ
  2. 優男であり、女性への接し方も見た目からの期待どおりであること
  3. できれば既婚が良い
  4. (自信無し)深い関係になることは望んでいない
まとめますと、別に不倫をしようと言う訳でもなく、純粋にお話がしたいということだけなのです。そして3.から推察できる4.の如く、不倫願望も有る訳ではないということです。それは、通勤から帰宅まで11時間を取られる会社という狭い社会に閉じ込められているが故に、その狭い社会の中で何らかの楽しみを見つけたいという願望の現れなのでしょう。

ここで、いくつかの疑問も浮かんできます。
  1. Iさんが筆者と同じようにグランドデザインを持っているのか?
  2. 中身の有る話をする対象を、狭い範囲から選んでいるだけなのか?
  3. 職場でそういう話をすることを周りがどう見るかを考えたことは無いのか?
Iさんもひょっとしたら筆者と同様人生を暇つぶしと達観(?)しているのでしょうか?

(質問をしたまま、約束を破って明日以降に、続く)

2009-09-18

パラサイト(3/9)

ケインズは、21世紀には人々は5時間働けばよい社会になるだろうと80年前に予言していたと聞いています。実際そうなっていると思うのは筆者だけでしょうか? ワーキングプア、ワークシェアリング、派遣切りとかの言葉が現れたり定着したりするこの現代は、まさにケインズの予想した社会そのものではないでしょうか。

人類の発生とか、銀河の発生とかからの時間に比べると、桁違いに短い人生を与えられた人間は、生きている間しか感受できないものを、より安楽に得たいと願うことは当然の帰結です。恐らく、以下の2点が、少なくとも日本人の原点なのだと思います。
  1. どう暮らすか
  • 筆者にとっては暇つぶしですが、”暮らす”を英語でいうところの他動詞として認識し、(日を)”暮らす”と読みますと、”凌ぐ(シノギ)”とかと同様なタッチが感じられ、もともと暇つぶしの要素が包含されていると皆さんも思われませんか?
      2. どうやってその暮らしを実現するか

若いうちに1.を考えたことのある人は幸いです。多くの日本人は、考えること無しに、2.ばかりを考えるというのが筆者の知見です。そんな方々もある程度の年齢・経験を重ねると、やっぱり考えるのですね。ちあきなおみ の「紅い花」とかを聞くとよく解ると思います。でも実際はそうなる人ばかりではなく、就職の時にもそこまで考える人はいなくて、2.だけを考えて前述のパラサイト/宿主の選択をしているのが現状でしょう。そして2.を突き詰めると、シノギをどうするかということになります。シノギは衣食住の確保と言い換えることができ、一般的に安定的なキャッシュフロー(あるいは収入)を必要とします。2.に不安が有る人はパラサイトの道を選び、その群れの中で宿主からいかに収奪するかによって彼らの便益(キャッシュフロー)の極大化を図ろうとするのです。

(ちょっと乗ってきても冒頭のパラグラフを言いっ放しにして、続く)

2009-09-17

パラサイト(2/9)

昨日付けたタイトル「寄生虫」は、ブログタイトルからの乖離が大きく感じられましたので、タイトルだけ片仮名に変更させていただきました。

過去いろいろな知見をブラウジングしている筆者には、この国あるいは先進国の殆どの有り様が、「民が官公という寄生虫に蝕まれた半病人である」というように見受けられます。恐らく職業選択の時点で、人々は食う/食われるという選択を迫られ、いずれかの道を選びます。
  • 食う方は、安定的に生活の糧が得られますが、民と比べると若干低めという感じです。ただし、昨今は幾分状況が変わっていると思われます。また、年金もしっかり受け取れます。
  • 一方食われる方は、食われた後の残余を自由に使えはするのですが、どうも安定感に欠けます。年金はちゃんと払っていても受け取れるかどうか疑わしい状況です。
人生を波乱無く、少なくとも衣食の苦労無く送ろうという人は食う方に回るのでしょうが、それは自然な考えでもありますので、ここでそこを批判するつもりは有りません。筆者は残念ながら食われる方に回ってしまったため、このシリーズを書いているという訳です。
(「今日は短くてスミマセン」と書いて、続く)

2009-09-16

パラサイト(1/9)

5日の出張から帰還しました。会社では給与課から上司に対して部下の監督責任を問うメールが届いていましたので、実際はヒマなのに忙しいフリをして即座に役所に乗り込みました。

差押えは、システム上の制約から(できない訳は無いのですが)不可避のようです。5日のブランクが裏目に出たようですね。会社側は指導しておきます。以下は役所に対する指導内容です。
  1. 客殺しはイケナイ、やり口が汚い、法的にも疑問が残る
  2. 息の掛かった国会議員動員も視野に入れている
  3. こんな町には住みたくない
ここまでの強制執行において最も腹立たしいのがコミュニケーションの欠如です。こちらから質問や相談をしているのに対し、役所側の反応は定型分の送付のみ。それがまさにお役所仕事だということは全く気付いていないというのが実態です。支払いをする時に客が心掛けるのは、支払う価値が有るかどうかということで、この心掛けが有ったからこそ筆者はボッタクリに会ったことがないのですが、そろそろこっちのボッタクリにはお灸を据えるタイミングのようです。

上記3点伝達時に言い忘れたことは以下のとおりです。
  1. 株主として従業員採用面接に何ら関与する機会を与えられていない
  2. 国の埋蔵金、地方自治体の隠し金・裏金の指摘
  3. 400万人(人口全体の3%程度?)と言われる公務員の数は、天下り先まで入れるとそんなものでは収まらないこと(広義には都銀・地銀、JAL、NTT、エセ民営化の郵政辺りまで公務員)
噴飯ものです。まぁ、ここまで寄生虫が増えると客殺し(宿主殺し)が横行し、唯一の円安要因になることだけがメリットなのでしょう。でも、それは急激には起こらないので、収益を得られる確率が減るのも噴飯ものです。

(怒りで筆先が鈍りつつ、やっぱり続く)

2009-09-15

ハンズフリー(3/3) 持ち物数

3泊以上になる時や、On-Off共用できない場合は仕方なく鞄を持ちますが、充分な大きさのローラーが付いたタイプを使います。今回は家から長距離を車、目的地周辺が徒歩ということもあり、大きめの鞄です。

ここでちょっと立ち止まって、衣類を数えますと、夏季/冬季が最小でそれぞれ4/6ということになります。全てを身につけてもハンズフリーは達成され、いつでも立って携帯端末のQWERTY親指入力が可能となり、同時に歩くスピードが確保されるという訳です。

衣類以外は最初にお話ししたように、基本パックはカード、現金、スマートフォンですが、賢明な読者の皆さんは、この3点が1つ、即ちスマートフォンに統合できることにお気づきでしょう。小銭は持った方が良いのかも知れませんが、PC/携帯のネットバンキングを使えばクレジットカードも要らなくなりますよね。これがほぼ究極のハンズフリーではないでしょうか。
(完)

2009-09-14

ハンズフリー(2/3) 装う

四季のOn/Off、合計8つのケースで説明するのが最適でしょうが、勤め先がカジュアルOKであること、Onの場合も書類はサーバ上に置くか、事前にメール添付で送付するかしていることと、春秋は夏冬のコンビ・変形で対応していることから、夏季・冬季の2つのケースに限定します。

《 夏季 》
上:ドライ素材のポロ(かT)シャツ
中:ドライ素材のトランクス(+ソックス)
下:チノ(か今回のようなコンバーティブルパンツ)
底:ドライヴィングシューズ(かスニーカー)
備:春秋は夏季をベースにコットンセーターやラフなジャケットを追加

《 冬季 》
外:3ウェイの短コート(かラフなジャケット)
上:綿絹毛のタートル
中:Tシャツ+ドライ素材のトランクス+発熱タイツ+ソックス
下:チノ
底:アンクル丈のブーツ
備:特に無し

こんな感じです。一つ書いていないことは雨天の備えです。ハンズフリーの精神からオールシーズン傘は持ちません。夏季はドライ素材の特性を活かし濡れるがままとします。冬季は雨が降らないし、アウターをフード付きで発水性のものにすれば大丈夫です。春秋で心配な時はアウターのポケットにコンパクトに畳めるヤッケを入れます。

もう一つ、2回までの外泊を前提にしながら着用衣類の数は全て1着です。宿では夏季は下を除き全て、冬季は「中」で肌に直接触れるもの全てを入浴時に洗い、乾燥した部屋の中で浴衣で就寝中に乾かします。

(またしても給与差押えを棚に上げながら、続く)

2009-09-13

ハンズフリー(1/3) モバイル投稿

えーっと、1泊めが圏外で、その後移動が多くて筆休めしてしまいました。今回の出張は車で出て途中で徒歩に変更するパターンで、荷作りに迷いました。徒歩の場合、普段は完全ハンズフリーで、出張時も荷物をミニマイズして、極端な場合は2泊までは鞄無しにしています。持ち物は、いずれもクレジットカード、小銭、スマートフォンの3点のみです。2泊の場合大好きな靴を3日連続履くことになるので、スニーカーとか最悪捨てても良いものになります。後はTPOに合わせた装いだけが選択という意思決定の対象になります。筆者は普段車を鞄と傘代わりに使っていますので、今回の4泊で車・徒歩ハイブリッドのケースの意思決定が手間取ってしまったのです。で、結局大きな鞄に多めの荷物を積んで、徒歩へのスイッチ時に必要分だけパックするということなりました。なお、今回の復路は同じ車で走って帰って来るという条件です。

今は必要分の洗濯も終えて、安(くて美味し)いチェインのコーヒーショップでスマートフォンのQWERTYキーを使って打っています。上はジョンスメのポロシャツに、下は腰の部分にジッパーで外した長ズボン部分をベルクロで留めたRoyal Robinsの短パンモード、靴はオニツカじゃなくてasicsのス二ーカーブランドapomixisの白い革製の8年物を履いてます。持ち物は上記の通りです。

このハンズフリーモードにはいろいろご質問が有ると思いますので、明日書きますね。

(遊びに行きたくなって強引に締めて、給与差押えの話も忘れて、続く)