2011-07-16

浅川町も核拡散と放射線攻撃に加担 犯罪者の集まる県(2) 県だけじゃないでしょうね

汚染牛問題は決定的だと思うのですが、伝えられる言動からは、懲りない原発村の住人のような(非)国民が登場しています。「少なくとも」福島県産の食物は全数検査が当然なのに、プロセスを抑えれば大丈夫などと無防備な人々が多すぎます。いまどき有機水銀入りの魚を出荷している漁業者がいますか? 昨日の午前中までの新聞記事から以下抜粋しましたが、ざっくりとまとめるとこんな感じでしすね。
  1. 国(農水省)は、お決まりの「想定外」、あるいは新語の「盲点」を開陳するだけ
    → 言い訳や反省より、再発防止のアクションをすぐに取りなさい、水産物も忘れずに
    → 「要請」とか「通達」とか「指示」じゃなくて、「強制」してね
    → 22:11の共同通信によりますとこうなりましたが相変わらず方針を固めたに留まってるよね
    『政府の原子力災害対策本部は15日、福島県内の肉用牛について、出荷停止を週明けにも福島県に指示する方針を固めた』
      
  2. 福島県は、組織ぐるみの犯罪行為を今も実行中、生産者も知らないフリの確信犯
    ゴメンはいいから早くやれ、ちゃんとやれ(松本龍風)
      
  3. (関東の)消費者は、官民揃って食の安全意識が低いのが判り切っているのに買って(消費して)から文句を言う
    みんなもっと勉強して自殺行為は控えましょう、官公もちゃんと(自ら勉強したうえで)教えてあげなさい
■国
  • 農水省は3月19日付で県内農家に対し、屋外保管の飼料を使用しないよう指導 [河北新報] 
  • 農水省は4月、緊急時避難準備区域と計画的避難区域から肉牛を出荷、搬出する際には、全頭を対象に体表が放射性物質で汚染されていないか、餌は屋内で適正に管理されていたかなどをチェックするよう県に通達 [河北新報]
  • 農水省は、稲わらの出荷については制限しておらず、「盲点だった」と認識の甘さを認めた [河北新報]
  • 農水省の畜産振興課長は、指導に不備があったのでは、との質問に「稲作農家まで指導が行き届いていなかった可能性がある」。 [河北新報]
  • 農水省「一冬、田に置いておくことは想定していなかった」  [毎日]
■福島県
  • 福島県によると、問題の稲わらは福島第一原発から南西におよそ80キロ離れ、避難の対象地域になっていない白河市の7戸の農家から集められ原発事故があった3月11日から少なくとも4日間は屋外に置かれていた [NHK]
  • 福島県は南相馬市のケースの発覚後、今月11日から県内すべての肉用牛農家を対象に餌の管理状況や飼育状況を確認する緊急の立ち入り調査に着手したばかりだった [河北新報]
  • 福島県は、稲わらの流通経路や保管の状況について詳しく調べるとともに県内の避難地域などにある肉牛農家に立ち入り調査を行い、その間、およそ4,000戸ある県内すべての肉牛農家に対し、牛の出荷や移動を自粛するよう要請。また、関係する自治体に牛肉の流通経路の調査を依頼し、確認された場合、牛肉を回収するよう指示 [NHK]
  • 県農林水産部「全県調査を早く行い、特定の時期に外に置かれたわらを与えたかどうか重点的に調べたい」 [河北新報]
■生産者=農畜産家
  • 汚染された稲わらを出荷した白河市内の稲作農家7戸でつくる白河有機農業研究会代表の男性(60)「原発事故後の3月下旬、浅川町の畜産農家からの餌がないので稲わらを譲ってほしいと申し入れに、研究会で対応を協議したが、稲わらの扱いについて県や市の指導がなかったこともあり出荷を決めた」 [河北新報]
  • 42頭を出荷した浅川町の畜産農家「本当に申し訳ないことをした。昨日から寝ていない。白河の購入先は10年以上の付き合いなので、どうしようもない。今は気持ちの整理がつかないので勘弁してほしい」 [毎日]  一夜明けて↓
  • 牛を出荷した浅川町の畜産農家「(Q.汚染を知っていたか)全然。分かっていたら、どうして自分の農場に受け入れますか。誰も分からない。知っていれば誰もやりませんよ、こんなこと」
    「どうして(原発から)何十キロも離れた白河が汚染されていると思いますか。原因はどこにあるのか、東電、原発、国でしょ。寄れば触れば、安全だ、安全だ。何を信じればいいんですか。わら組合も私も犯罪者ではない、被害者なんです」 [ANNニュース]
    → 要するにこの程度なのです、農民は。あるいは確信犯なのです
  • 「4月上旬に購入したので、心配になって調べてもらった。放射性物質が検出されて驚いている」 [NHK]
  • 餌として与えていた牛は飼育の途中で、出荷していないと話している [NHK]
  • 県内の農家「福島で畜産ができない」 [毎日]
  • 10年近く畜産農家を営む男性(34)はため息をつき「餌を県外産に変え、県内のすべての餌を調べて結果が出るまで出荷させないなど、すぐに手を打たなければ、福島産の牛は売れなくなる」 [毎日]
    → 今まで売っていたことが既に犯罪 →他県の稼働中の原発をすぐ停めないのも国をあげての犯罪
  • 白河市の農家からは、ほかに県内3人の畜産農家がわらを購入していた。このうち矢吹町の畜産農家は、実際にわらを牛に与えたことが分かっている。[河北新報]
  • 淺川町の畜産農家の男性男性は「ことの重大性を考えると忸怩じくじたる思いでいっぱいだ。世の中を騒がせてしまって申し訳ない」 [河北新報]
  • 肉用牛農家の男性「自分の農場から毒が出たようなもの。汚染されているとは知らなかったが、結果的に食べてしまった人がいたら、本当に申し訳ない」 [中国新聞]
■東京都
  • 「今回も流通した肉を地道に探していくしかない」 全国の自治体とともに、南相馬市から出荷された汚染牛6頭の流通経路を追跡し、13日に調査を終えたばかりの東京都の幹部の一人 [毎日]
■消費者
  • 東京都の飲食店経営女性(68)「店に出るものを安全と信じて買っているのに。政府はなぜこうなる前にきちんと検査ができなかったのか」 [毎日]
  • 千葉市の主婦(40)「こんなことが続くと『大丈夫かな』と思ってしまう。子供のことを考え、オーストラリア産の肉を選びます」 [毎日]
  • 東京都の会社員の女性(63)「農家も故意に被ばくした飼料を出したわけではないのではないか。専門家も『食べてもすぐに命にかかわるわけではない』と言っており、消費地の過剰反応は農家を苦しめることになる」 [毎日]
    → 農家を苦しめるのは、消費地の過剰反応ではなく、犯罪を犯したという罪の意識ですよ

2011-07-15

浅川町も核拡散と放射線攻撃に加担 犯罪者の集まる県

今度は淺川町の農家が42頭の4月から7月にかけて汚染牛を出荷していたようです。関東地方中心なので、原発の復讐という意味では良いのでしょうが、福島県は餌の検査が終わる今月18日まで、牛肉の出荷停止、子牛の移動禁止の措置を取りました。対象は全県で約4,000頭だと言われています。筆者はこう思います。
  1. 変な知事がいるせいで福島県が他県に戦線布告する形となっている
  2. 畜産家は確信犯なのか、馬鹿揃いなのか、いずれにしても呆れるばかり
  3. 恐らく、南相馬の6頭と、今回の42頭だけに留まらず、本当は桁違いでしょう
  4. 今後も出るでしょうが、隠蔽される確率が高いでしょうね
    → 政府が汚染マップ提示とともに、3月中に全数殺処分(当然補償)しておくべきだった
    → 今でも遅くないので早く殺処分をして、死体は福島第1原発に還す
  5. 食べる方も食べる方ですが、復興支援とか言ってばら撒きに協力した輩もヒドい
まぁ、それでも、「ただちに健康に影響は無い」から問題無いのですよねー

2011-07-14

牛肉の次は魚もセシウムまぶし、福島県沖で500ベクレル超

そろそろ魚の季節です、というか今まで測っていなかったか、測っていても公表しなかっただけなのでしょう。時事ドットコムによりますと、福島県は13日、いわき市沖での水深10-20mで取れたヒラメとババガレイ、コモンカスベの3種類の魚から、暫定規制値(500ベクレル/kg)超の放射性セシウムが検出されたと発表しています。県内の漁業協同組合は漁を自粛しており、出荷されることはないとも言っていますが、南相馬産の牛肉の顛末を見ると誰も信用しないでしょう。産地偽装チェックも含め、防衛手段を取るべき対象が拡大して行き、あー、メンドくさい!

P.S. 南相馬の牛も藁が原因だと確定した訳ではないんですよね、大気からの汚染の可能性もあるんですよね。全頭検査結果待ちですよね。

2011-07-13

半年経ってオバちゃん第2号、あんまし面白くは…

最近原発関係ばっかりですので、オバちゃんネタです。お正月以来半年振りです。おととい喫茶店で聞いてしまいました。一人で来店したオバちゃんが、馴れ馴れしく隣席の若者4人に話しかけました。彼らは近くの加圧整体の関係者だそうで、オバちゃんはマッサージに通った経験を話していました。そして、こんなことを言っていました。3-4回繰り返していましたが、若者たちは誰一人訂正のアドバイスをしませんでした。筆者もそうでした。
「やっぱり、「ワ」ンツーマンがいいわね」

2011-07-12

南相馬産の牛肉は原発の分身、10都県の闇鍋状態は最悪

南相馬産の牛11頭から規制値超えのセシウムが検出された原因は、原発事故以降も屋外に保管されていた餌の藁であった可能性が高いようです。この11頭を出荷した農家がそれ以前に出荷した6頭は10都道府県に流通し消費されていたことも報じられています。また、枝野官房長官が全頭検査を「検討」していると述べたことに、自治体からは「『全頭』と軽々しく口にしてほしくない」との声もあがっています。JAグループ福島肉牛振興協議会の和田山副会長は「東電、原発のせいだ。稲が取れず、輸入の稲わらも配合肥料も高騰している。餌代の補償や支援もない中、畜産家は報われない」と支援を訴えています。

筆者はこう思います。
  1. 似たような状況に置かれた牛は3,000頭とも言われ、そんなに全頭検査が大変なら、全頭処分が妥当では
    → 国民の健康が第一でしょう
  2. 原発のせいか、自身のせいか、津波のせいか、国のせいか知りませんが、核拡散は大罪
    → 心無い畜産家は、自身のエイズ感染の可能性を知りながら検査にも行かず不特定多数と性交渉を続ける輩に通じるものがある
  3. まじめな福島の畜産家を窮地に追い込むのは一部の心無い畜産家だが、産品の区別が不可能に近いなら1.も致し方ない
  4. 迷惑をかけて他県を敵に回したという悪評からの回復は非常に難しいことを関係者は理解して欲しい

2011-07-11

北陸の原発に対する原発非所在地の賢明な首長の反応

6月後半からの北陸の原発に関する、近隣県の首長の発言と、電力会社関係者(株主)の意思表示は以下のような状況です。立地県でなくとも迷惑を蒙るところには、株主連中の決議は全く意味をなさず、やはり民意を代表した発言となっています。福島や静岡の知事たちとは違う全うな対応だと思います。立地県の奴らは嗅がされていますので、拝金非国民発言とみるのが妥当でしょう。
6/22、京都府は、関西電力に対して、運転を再開する際には京都府の了解を得ることを盛り込んだ安全協定を結ぶよう、緊急要望
6/25、嘉田滋賀県知事は、関西電力への原子力安全協定の締結を、関西広域連合とは別に県独自でも申し入れる方針を表明
6/28-29、株主総会では脱原発の提議全てが否決
7/1、河村名古屋市長が、石川、福井両県の原子力発電所について、安全性を確認するため市が独自に調査する考えを提示
7/5、名古屋市が、放射性物質検査を、既実施の市中央卸売市場で流通する食品だけでなく、市場を通過しない大手スーパーなどの直接買付け食品も対象とする方針を明らかに 
いすれにしても、脱原発解散を!

2011-07-10

「南相馬産の牛11頭から規制値超のセシウム」福島は終わりですな、これで前科何犯?

タイトルは日テレニュースWeb版からですが、福島県の酪農家のこの行為は核拡散犯罪行為の3.に該当します。4月中旬から警告し、5月中旬にも牛に限定して警告したのですが… また、処分した後は福島原発に還すのが原則ですので間違えないようにして欲しいものです。
[ 記事本文 ]     
東京都は、福島・南相馬市の農家から出荷された牛11頭の放射能検査を行った結果、8日の1頭に続き、残りの10頭からも国の暫定規制値を超える放射性セシウムが検出されたと発表した。放射性セシウムが検出されたのは、南相馬市の緊急時避難準備区域内の畜産農家から出荷され、8日に東京・港区の芝浦と場に搬入された牛11頭の食肉。東京都は8日、11頭のうち1頭について放射性物質の検査を行ったが、この1頭から国の暫定規制値を超える放射性セシウムが検出されたため、9日に残りの10頭の食肉も検査した。その結果、10頭全ての食肉から暫定規制値の3~6.4倍の放射性セシウムが検出されたという。11頭の牛の食肉は市場に流通しておらず、近く処分される予定。
時事通信によりますと、これを受けて、県の緊急会議でJAグループ福島肉牛振興協議会の湯浅治副会長が「風評被害で値段が下がり、生産者は窮地に追い込まれている。安全で安心な牛肉には全頭検査しかない」と発言しているようですが、全頭検査は当然のことであり、そもそも風評被害ですらないでしょう。テレビのニュースでは畜産農家が「目に見えないものはしょうがない」とかたわけたことを言っていましたが、猛省を求めたいものです。