『大飯原発7月停止へ』 【2/1 東京新聞】
原発再稼働の条件となる新たな安全設備の基準づくりのとりまとめ役を務める原子力規制委員会の更田(ふけた)豊志委員は三十一日、「基準が施行された時点(七月十八日)で、動いている炉も満たしている必要がある」との考えを示した。稼働中の関西電力大飯原発3、4号機(福井県)が期日までに求められる全ての設備を整えられる可能性は極めて低い。九月の定期検査入り前に、運転停止に追い込まれることが確実になった。
この日、新安全基準に向け、設備面の骨子案が決まった。
格納容器の破裂を防ぐためベント(排気)をする際、放射性物質の放出を最小限に抑えるフィルターの設置を求めるほか、原子炉につながる重要な配管は多重化し、地震や放射線への対策を施した作業拠点も整備。冷却装置や電源系統も、固定式と可搬式の両方を用意する。
テロや大規模災害に備え、通常の制御室とは別に、原子炉建屋から離れた場所に頑丈な第二制御室を整備。非常用電源を備え原子炉を緊急冷却できるようにする。
これらとは別に、想定できる最大級の津波が襲っても、敷地に浸入させない防潮堤の整備や、建屋内に海水が入り込まないよう頑丈な扉を設置するなど水密化も求める。
関電は、大飯で非常用発電装置の分散配置や防波堤のかさ上げ、防潮堤の工事を進めているが、完成は来年の見通し。作業拠点やベントフィルターの整備は二〇一五年度になる予定という。
仮に工事を前倒ししても、規制委の審査にパスする必要がある。更田氏は「一年かけるつもりはないが、数週間ということもないだろう」と話した。
大飯のような加圧水型原子炉は格納容器の容量が大きく、ベントフィルターの即時整備は求められないが、東京電力柏崎刈羽(新潟県)や中部電力浜岡(静岡県)、北陸電力志賀(石川県)など沸騰水型原子炉の原発では必須とされる。
沸騰水型の原発の再稼働は、早くても数年先となることも確実となった。
七月に大飯原発が停止に追い込まれる可能性について、関電の担当者は本紙の取材に「新安全基準の適用についてのルールが今後、決められていくと認識している。大飯原発の取り扱いの動向を注視し、決められた内容に真摯(しんし)に対応したい」とコメントした。
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2013-02-02
ホントに大飯なるムダでしたねー
昨年8月、9月、10月と少なくとも3回は「停めなさい」と書いたのですが、その後エネルギーアベノミクスで半ば諦めていました。規制委が筋を通してやってくれそうですね。それでもあと半年の間に活断層による地震が起きないとは誰も保証できないんですよね。因みに再稼動前の4月にはゲッペルス・猪八戒・枝野が最低発言をしています。橋下もこの頃から腰砕けでしたね。
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