2011-04-25

「放射線の発がんリスク 100ミリシーベルトで受動喫煙並み」?

今日の日経朝刊に載った記事の標題です。だから100ミリシーベルトぐらい安全だと言いたいのか、受動喫煙と同様危険だと言いたいのか、理解に苦しみます。何らかの理由で受動喫煙している人が100ミリシーベルト被曝すると、発がんリスクは2倍になるということは解ります。新聞は日経以外あまり読まないので、他の新聞にもこういった記事が掲載されるているのかは筆者には不明ですが、以前も同趣旨の記事が載っていて、国際基準の1ミリシーベルト/年間累積からすると、いずれにしても気持ち悪い記事であることに違いは有りませんね。

2 件のコメント:

  1. はじめまして。当該ニュースに関して調べていたら、コチラに辿り着きました。

    安全だとか危険だとか、そういうことを言いたいのではないと思いますよ。ただ単純に、放射線による健康への影響と、生活習慣による健康への影響の研究結果を、ガン発症率を指標として照合した結果が示されただけと思われます。

    仮に記事の表題が正しいのであれば、「受動喫煙による発ガン率の増加」と「100ミリシーベルトの被曝による発ガン率の増加」が同程度だということです。
     
    それを安全とみなして行動を変えないか、危険なものと捉えて新規に対処するか。それは"読んだ側"が判断することだと考えています。

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  2. NACAさん、ありがとうございます。

    体にダメージを及ぼす要因が複数(沢山)有るならば、それを極力減らすことが大切だと思うんです。例えば受動喫煙の場合、喫煙者から離れることが自らの意思で比較的容易に可能になるのですが、汚染地域にお住まいの方はそう簡単にはいきません。

    SPEEDI情報が毎日発表されるようになって、積算値を各自が計算できるようになっても、国際基準の1マイクロシーベルトを国が勝手に20倍するとかで、避難するしないの意思決定をしなければならない方は大いに迷うことになると思います。その際、受動喫煙並とかいう情報を目にすると、さらに迷いを増幅させるような気がするのです。

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