2014-02-27

『安定ヨウ素剤飲んでいた 福島県立医大 医師たちの偽りの「安全宣言」』

この前喫茶店で読んだFRIDAY(2/21号?)のタイトルの記事の内容は以下のとおりです。これが、言葉は悪いのですがフクシマ人体実験の実態です。これでは甲状腺がんになった33人の子どもたち(その下に日経の記事ご参照)が浮かばれません。2つの記事を合わせれば、福島医大の犯罪行為と、日本のメンゲレたる山下俊一の有罪を確定するに足ることはみなさんお解りですよね。

  • 福島県立医科大学(以下、医大)の内部資料を入手
    ←地元の医師の情報公開請求によって初めて開示
  • 医大の医師やその家族、学生だけに…「安定ヨウ素剤」が配られていた
  • 3.11直後にフクシマ県は114万錠のヨウ素剤を各自治体に配布したが、服用指示を躊躇したため、独自に決定した三春町を除いて県民には未達
    官庁関係者「汚染に関するデータがなかったこともあるが、医学会の権威の意見が大きく影響」
  • 山下俊一「福島原発から30kmほど西に離れれば被曝量は1mSv以下でヨウ素剤は不要」
    医大も患者や相談に来た県民に山下の話をそのまま伝え…
  • だが医大内部資料によると、医師たちは密かにヨウ素剤を飲んでいた
  • 医大「情報やデータがないなか、医療機関として最後まで現場にのこらなくてゃいけないという認識のもと、職員の動揺を抑える目的で偉大教職員と家族への配布に踏み切りました。学生に配布したのは、不安が広がっていたためです。緘口令を敷いた理由は、国や県から服用指示の基準が住民に明確にしめされないなか、医大が独自の基準をつくってしまうことになるからでした」(広報戦略室)
  • 医師で、「子どもたちの健康と未来を守るプロジェクト・郡山代表・武本泰氏
    「なかにはヨウ素剤を求めて、医療機関に問い合わせるなど奔走した母親もいるんです。県民には安全だと言って服用を勧めなかったにもかかわらず、自分たちだけ飲んでいたというのは、同じ医療従事者として許せません。県も医大に配布するなら、県民への服用指示を出すべきだったでしょう」

『福島の甲状腺がん「放射線影響考えにくい」 国際研究会』 【2/24 日経】

東京電力福島第1原発事故の健康影響を議論する環境省や福島県立医大などが主催の国際研究会が23日、都内で3日間の日程を終え、これまで福島県で見つかった33人の甲状腺がんについて「放射線の影響は考えにくい」との結論をまとめた。

研究会では、1986年に起きたチェルノブイリ原発事故では4~5年後から周辺の子供たちの甲状腺がんが増加し、事故時0~4歳の小さい子供ほどがんになるリスクが高かったと報告された。

福島の甲状腺がんは事故後3年以内の発見で、乳幼児のがん患者もいないことなどから、高性能の機器を使ったことで、これまでは見つけられなかった症状の無い患者を見つけた可能性が高いとした。

福島県が事故後、県内の18歳以下を対象に実施している検査で、33人の甲状腺がんが見つかっている。〔共同〕

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