それにしても福島医大匿名教授のコメントはヒドいし、厚労省などは、省の名前も変わり、ウヤムヤにするであろうことは容易に想像されます。大飯再稼動で「責任を取る」とか言った野田竜平は間違いなくあの世ですし…
『黒い雨:厚労省検討会、区域拡大「困難」 「証言を無視」と憤り 求めとかけ離れ /広島』 【7/10 毎日地方版】
◇連絡協など傍聴
原爆投下後に降った「黒い雨」の援護対象区域について、拡大は「困難」と正式に結論づけた9日の厚生労働省の検討会。約1年半に及んだ議論の結論は、被災者や広島市側が求めたものとはかけ離れていた。「証言を無視するのか」と憤りの声が相次ぎ、引き続き援護を求めていく考えを強調した。
最終報告書では、広島市が現行の援護対象区域の6倍とした黒い雨の降雨域について、その根拠となる証言が「60年以上前の記憶による」などとして「決定は困難」と明記した。健康への影響では、広島原爆由来の放射性降下物が存在した明確な根拠が見いだせないとの理由で、精神的な健康状態の悪化にとどめた。付記では「更なる調査を行う意義は低い」と記した。約2時間半に及んだ最終会合は、大半が文言の修正だった。
「県『黒い雨』原爆被害者の会連絡協議会」からは2人が上京。「綾ケ谷『黒い雨』の会」の平本穣さん(77)=安佐北区=は、一度も現地を訪れないまま報告書をまとめた検討会に「証言を無視して、腕組みをして座っとるだけじゃ困る。もうちょっと我々のことも考えてほしかった」と憤った。連絡協の高野正明会長(74)=佐伯区=は「国会で取り上げてもらうなど、帰ってから対応を検討しないといけない。(夏に発行予定の)証言集で国のおかしさを訴えたい」と語った。「上安・相田地区黒い雨の会」(安佐南区)も2人が傍聴した。
検討会メンバーは会議終了後、同省で記者会見。座長の佐々木康人・日本アイソトープ協会前専務理事は「(広島市などの報告書は)主として精神的な影響の指標を基に検討され、身体的影響についての判断は困難」と述べ、降雨地域が確定できないため、被爆地域の拡大に直接結びつけるのは難しいという判断を示した。柴田義貞・福島県立医大特命教授は広島市の調査について「疫学の専門家と調査前に相談して質問書を作ることをしなかった」と指摘し、「失敗だった」とする見解を述べた。
|
0 件のコメント:
コメントを投稿