2011-06-16

ミリシーベルト二重基準-政府の怠慢・やり残し

一昨日書いた大前研一は同じコラムの中で「二重基準」を批判したまでは良かったのですが、200ミリシーベルトまでOKと、新たな二重基準を提示して滑落したのでした。「二重基準」に対する全うな反応の一例をネット上で見つけましたので紹介しておきます。県民の健康を考えた全うな姿勢は、以下で太字にした足踏みではなく、法律に従って1ミリシーベルトを基準にして対応するということなのですが、中方の市長クラスでは立場上この程度が限界なのでしょう。
[ 6/3付千葉日報Web ]
千葉県内でも多くの自治体が大気中の放射線量の独自測定に乗り出しているが、国が福島県を対象に示した基準値をめぐり県民不安が拡大、自治体も対応に苦慮している。国が新たに“目標値”を掲げたことで「二重基準では」との批判、測定結果を一時公表しないなど、大震災から3ヶ月を経た現在も混乱は収まる気配が見られない。(~)
県市長会会長でもある野田市の根本崇市長は今月6日、文科省に質問書を提出、(~)東葛6市は「東葛地区放射線量対策協議会」を立ち上げ、統一基準を設けて測定を継続していくことを決めた。
成田市の小泉一成市長も8日の記者会見で「20ミリか1ミリか。基準をどこに置いたらいいのかはっきりしてほしい」と注文。「住民も判断しかねている」と不安を代弁する。

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