現在の福島第一原発の様子を人間になぞらえてみますと、「大手術を待つ感染症患者」ということでしょう。しかも、体はボロボロでも死ぬまで周りにウィルスを撒き散らし、発作が起こるとさらにそれが酷くなるという患者です。安楽死させようにも、そのご臨終の期間が10年単位となるところも迷惑です。普通は患者を隔離しますが、動かせないので、周りの人が避難する破目に陥っています。
現在は、病状を示す報せが少しずつ減って行き、ウィルスの飛散も減ってきて、タイトルに書いたとおりの「小康状態」ということでしょう。しかしそれは快方に向かっているということではなく、やや重篤な状態が続いているということです。その間にも小さめの発作は起こり、咳止めのような処方を行う必要がありますし、「大手術」も何回行わなければならないのか見通しがたっていません。
筆者なら、患者の容間近で、容態の変化を逐一見ながら発作が収まるのを待つより、遠くで大きな発作だけをニュースで見ていたいと思います。
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