2010-04-20

トヨタ (9) 内紛

副会長の去就を象徴として、トヨタの内紛がWall Street Journal(以下WSJ)に取り上げられていました。質の高くない訳ですが、日本語版はここです。反目する両陣営の意見は以下のとおりです。
  • 創業家 : 利益を追いすぎた過去10年程度の経営陣はお客を見ていない
  • 雇われ : 創業家というだけで社長になったアキオ社長が雇われ(われわれ)を評価しない
2大政党のようなディスカッションは結構なのですが、筆者はこんな風に見ます。
  1. 企業の存在意義である「存続すること」を実現するための「手段」である利益獲得は必要だが、「手段」追求による理念の忘却は米国金融業界を連想させる
  2. WSJに雇われ派代表のように書かれている奥田さんの言動の真偽はペンディングとしたい
    - 他の小物の発言は雑音として無視した方が良い、それは単に雇われのアキオいじめである
  3. 自工・自販の対立はあと10年で消滅するが、会社に重大なテーマとして残る
単純化し過ぎと言われそうですので次回以降で詳説します。
(続く)

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